自分の好みもあり、気が付けば一年草・多年草(宿根草)のいずれについても、多数の青系・青紫色系の花を植えていることに気づいたので、備忘録も兼ねてまとめてみる。
「花」といえば、一般的なイメージでは赤や黄色、白などの明るい色がまず思い浮かぶが、「青い花」というのも庭のイメージを引き締めてくれて、かつ暑い時期には清涼感も感じさせてくれるので、ガーデニングには欠かせない一員である。
この記事では初心者でも比較的育てやすい「青い花を咲かせる植物」を紹介する。
庭づくりの過去記事まとめ
今回は青い花に特化した記事になっているが、庭づくり全般や一年草・グランドカバーなどをまとめた代表的な記事のリンクはこちら!
【初心者の庭づくり】庭全体の変遷<南側の庭編>2018年末~2020春
【初心者の庭づくり】庭全体の変遷<北側の庭編>2018年末~2020春
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【実際に育ててみた!】雑草対策になる常緑のおすすめグランドカバーまとめ(踏みつけに強いものから弱いものまで…)
ガーデニング初心者におすすめ! 花壇を彩った育てやすい一年草まとめ【2019~2020春】
( ↓ 庭づくりのスタートからの細かな記事はこちらから!)
(多年草・宿根草系)青色~青紫色系の花
まずは一度植えたら複数年楽しめる多年草・宿根草系の植物で、青~青紫の花を咲かせる植物の紹介(五十音順)。
(青字でリンクを貼ってあるものは、個別記事もあります。)
アガパンサス
アガパンサスは、夏になると茎を伸ばし、その先に花火のような青い花を咲かせる(白など別の色の品種もある)。冬は地上部がなくなる。
品種によって大きさの違いはあるが、高さ1mくらいになるものが多い。
アジュガ
アジュガはグランドカバーとしても用いられる植物で、地面を這うように広がり、春に高さ15 cmくらいの穂状の花を咲かせる。
青紫系だけでなく、白やピンクなど、様々な品種がある。
(画像はアジュガ「チョコレートチップ」)
アスター
品種によるが、株は縦横30 cmくらいで、秋にタンポポのような形の花を株いっぱいに咲かせる(これも紫色系以外の品種もある)。
(画像はアスター「ミステリーレディ」)
アネモネ
こちらも品種によってさまざまな色があるが、春に高さ20 cmくらいで大輪の花を咲かせる。
(画像はアネモネ・ポルト「極」)
アリッサム(スーパーアリッサム「パープルプリンセス」)
青というよりは紫色という感じだが、株を覆いつくすようにたくさんの小花を咲かせる。
どちらかというと白いアリッサムの方がメジャーかも。
品種によるが、真夏を除いてわりと一年中咲いている。
一年草タイプのものもあるが、画像は夏越ししやすいスーパーアリッサムの「パープルプリンセス」。
カンパニュラ・アルペンブルー
カンパニュラには白やピンクなどの品種もあるが、こちらのアルペンブルーは春~初夏に、星形で2cmくらいの小花をたくさん咲かせる。
宿根草というか、こぼれ種で毎年咲く感じ。
キキョウ
春から秋ごろまで、わりと長い間咲いてくれる。
背が高くなるタイプのものもあるが、こちらは小さめの品種の「センチメンタルブルー」。
クレマチス
品種によって咲く時期も様々で、色もたくさんある。
画像は青色のクレマチス「流星」。
サルビア系
サルビアというと赤い一年草の品種をイメージする方も多いかもしれないが、こちらは主にブルーサルビア等の多年草系のものをいくつか紹介。
主に春に咲くが、わりと冬を除いて通年咲くものも多い。
アメジストセージなどは、地域によるが真冬でも咲いたりする。
画像は、
(左上)ブルーサルビア(サルビア・ファリナセア、サルビア・サリーファン)
(左下)サルビアネモローサ・カラドンナ
スカビオサ
ピンクや白などの品種もあり、咲く時期も様々だが、主に春や秋に咲く。
背丈が高くなるものから小さくまとまるものまで多彩。
画像は、秋から初夏にかけて咲くスカビオサ「ブルーバルーン」。
デルフィニウム
品種によるが、春ごろに穂状の大きな花を咲かせる。
徐々に花が咲き上っていく様子が楽しい。
画像は、
ハナニラ
環境によるが、ほとんど何も手入れしなくても、春になると毎年広がりながらたくさんの星のような形の花を咲かせる。
白いハナニラがメジャーだが、こちらは青いタイプのハナニラ「ジェシー」という品種。
ヒヤシンス
球根植物で、環境が合えば植えっぱなしでも毎年早春に穂状の花を咲かせる。
色も品種によるが、画像はヒヤシンス「ロイヤルネイビー」。
ベロニカ系
グランドカバーのように広がる品種から、穂状の花を咲かせるものまで様々。
主に春に咲くものが多いが、ポツポツとならわりと通年咲くものもある。
画像は、
(左上)ベロニカ・ウォーターペリーブルー
(右上)ベロニカ・オックスフォードブルー
(左下)ベロニカ・ティダールプール
(右下)ベロニカ・ロイヤルキャンドル
(下)ベロニカ・ロンギフォリア
ミヤコワスレ
青というかほぼ紫だが、春から初夏に、菊のような花を咲かせる。
環境が合えば毎年咲いてくれる。
画像はミヤコワスレ「江戸紫」。
ムスカリ
ムスカリはブドウのような形の花を、高さ15 cmくらいで春に沢山咲かせる。
球根植物で、環境が合えば毎年増えながら咲いてくれる。
(品種によって色や形も様々)
ルリマツリ(プルンバーゴ)
神秘的な青~青紫色の花を、初夏から秋まで咲かせる。
ルリマツリは花が少なくなる真夏でも元気に咲いてくれるので貴重な植物。
(一年草系)青色~青紫色系の花
こちらは種や苗を植えた後、主にその年だけ花を楽しむ一年草の植物で、青~青紫系の花を咲かせる植物の紹介(五十音順)。
本来は多年草だが、日本の気候だと夏越しや冬越しがやや難しかったりして、一年草扱いが気楽なものもこちらに含む。
アンゲロニア
品種によるが、青紫系の穂状の花をたくさん咲かせる。
春先にたくさん咲くが、その後も繰り返し結構咲いてくれている。
画像は、
(右)アンゲロニア・エンジェルフェイス・ウェッジウッドブルー
ニチニチソウ
こちらも品種によって色や形も様々だが、青色のものもかなり売られている。
夏のガーデニング材として代表的な植物。
画像は、
(左)ノーブランドのニチニチソウ
(右)ニチニチソウ「流星」
ネモフィラ
ひたち海浜公園のネモフィラ畑で有名なネモフィラは春になると2cmくらいの花を株いっぱいに咲かせる。
品種によって色は様々だが、画像はおそらく一番メジャーな「インシグニスブルー」。
バーベナ
本来は多年草だが、わが家ではまだ地植えで冬を越せたことがないので、一年草扱いでこちらに。
鉢植えなら真冬は軒下や屋内などに移せば翌年も楽しめる。
品種によって色は様々だが、こちらはお気に入りのスーパーベナ・アイストゥインクル。
パンジー・ビオラ
こちらもペチュニアやニチニチソウ同様に品種が本当に多彩だが、冬から春にかけて咲く代表的なガーデニング植物。
ペチュニア
ニチニチソウと並んで、品種が多彩な夏の花壇の代表的なガーデニング植物。
画像はペチュニア「藤色小町」。
ルピナス
春から初夏に大きな穂状の花を咲かせる。
白やピンクなどの品種もある。
画像は、ルピナス「天までとどけ」の紫色の品種。
ロベリア
初夏ごろにたくさんの花を咲かせるほか、夏越しできればかなり長い間咲いてくれる。
画像は、
おわりに
今回、なんとなく思い立って青や青紫色系の花をまとめてみたが、想像以上にたくさん植えていて自分でも驚いた。
特に宿根草……どれだけ飽きずに青い花を買い続けているのだろう(笑)。
青系、紫色系の花でまとめたブルーガーデンを作りたい方、または花壇のワンポイントで青い花を入れたい方など、多くの方のお役に立てれば幸いである。
( ↓ 庭づくりの代表的な記事のリンクはこちら!)
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