4年前の夏に植えたベロニカ・フェアリーテイル。
1年目はそこそこ咲いたが、2・3年目はほんのわずかにピンクの花穂を見せただけであまり元気がなく、そのまま徐々に消えていってしまうかと思っていた。
ところが4年目を迎えた今年、なぜか今までになく元気に花を咲かせてくれた!
外からでは見えない地面の中でしっかり根を張り、株が充実してきたのだろうか?
このまま安定して花壇の一員になってくれるとありがたい。
ほとんど手もかからず、丈夫で育てやすいガーデニング初心者向けの多年草・宿根草である。
ベロニカ・フェアリーテイルの特徴と育て方
ベロニカと名がつく植物には、ベロニカ・オックスフォードブルーなどのように地を這うように茂って小さな花を咲かせる種類もあるが、このベロニカ・フェアリーテイルはベロニカ・ロンギフォリアやベロニカ・ロイヤルキャンドルなどのように縦に長い花穂をつけて咲く品種の一つ。
ロンギフォリアやロイヤルキャンドルなどが青い花を咲かせるのに対し、フェアリーテイルはピンク色の花穂を立てて咲く。
特別な手入れはほとんど必要なく、冬になると地上部がなくなり、春になるとまた芽吹いて花を咲かせる宿根草。
ベロニカの花言葉は「名誉」「忠実」など。
花期
5月~7月くらい。
大きさ
縦横50 cmくらい。
水やり
地植えならほぼ不要。鉢植えなら土が乾いたらたっぷりと。
肥料
植え付け時にマグァンプ。あとはほかの花のついでに発酵油かすをまいたことがあった程度。
耐寒性・耐暑性
耐寒性・耐暑性ともに高い。特に何もしなくても夏・冬を越した。
1~3年目のダイジェスト
1年目(2019)5月
苗を購入して植え付け。
今にも咲きそうなつぼみがいくつかついており、これがそのまま咲く形で1年目の開花を楽しんだ。
2年目(2020)6月
葉は出てきたものの花穂が上がらず、5月下旬~6月に少しだけ咲いた程度。
3年目(2021)3月~5月
前の2年間の様子では、このまま消えてしまうかと思わせるような株の勢いだったが、3年目もマイペースに3月ごろに芽吹き、5月には少し咲く。
2年目よりは、少し花が増えたかな? という感じ。
4年目(2022)の開花記録
3月中旬
今シーズンも暖かくなってきて、また芽吹いてきた。
正直言って、この時点では全然期待をしていない(笑)。
5月上旬
ところが、今シーズンはなぜか今までより株に勢いがあり、いくつものつぼみが上がってきた。
5月中旬
いよいよ花穂がピンクに色づいてきて……。
数日後に開花!
ピンとまっすぐ立ったいくつもの穂状の花が美しい!
5月下旬
隣で咲いたフロックス・フォーエバーピンクとコラボ。
ピンク色どうしの共演が美しい!
6月上旬
6月に入ると、そろそろ花の終わりを迎える。
葉を残して、花穂の部分をカットしておく。
また来年、同じように咲いてくれることを願う。
ちなみにこの後も、7月くらいまでポツポツと花穂を上げて咲いてくれた。
花壇の中での様子
このベロニカ・フェアリーテイルは、「わが家の宿根草ガーデン」と名付けているゾーンのほぼ真ん中に植え付けている。
春の満開時には、花壇の中で縦に咲いて、リズムを作ってくれている感じがする。
( ↓ わが家の宿根草ガーデン全体のまとめ記事はこちら!)
おわりに
4年目を迎えたベロニカ・フェアリーテイル。
正直言ってわが家での2~3年目は期待外れという感じだったが、4年目に株が充実したのか、花壇の中で大きな存在感を示してくれた。
何となく植えっぱなしにしておいて、急にこういうことがあったりするから宿根草は面白い。
(※ 自分の育て方が下手なだけで、日当たりとか肥料とかを上手に調整すれば、2~3年目くらいにももっと咲くのだと思います(笑))
来年以降も、花壇の中で凛と立てたピンクの花穂を見られることを楽しみにしている。
( ↓ 記事中でコラボしていたフロックス・フォーエバーピンクの記事はこちら!)
( ↓ わが家の宿根草ガーデン・レイアウトや品種紹介はこちら!)