まだ花の少ない早春に毎年咲いてくれそうな花を探していて、クロッカスに目をつけてみた!
以前から同じく球根植物のスノードロップを庭に植えていて、毎年寒い中で咲いてくれてありがたく思っていたが、このクロッカスもうまく定着すれば毎年咲いてくれないかな……? という目論見である。
ということで3種類のクロッカスを昨年の冬に植えて、そのままその春には3種とも咲いてくれた。
植えっぱなしで夏越しできるか不安だったが、何とかそのうちの1株が生き延びて、今年も花を咲かせてくれた!
環境が合えば植えっぱなしで毎年咲いてくれるようだが、ちゃんと毎年掘り返して再び植えたりするならばやや中級者向けかもしれない。
クロッカスの特徴と育て方
早春(3月頃)に開花する球根植物。
開花が終わって夏になると休眠して地上部がなくなり、また冬になると芽吹く。
今回植えたのは、黄色のマンモスイエロー、紫のネグロボーイ、白に紫のスジが入るピックウィック。
植えっぱなしだと過湿で枯れてしまうことも多いようだが、水はけのよい場所ならばそのままで毎年咲いたりする。
確実に翌年も咲かせたければ、夏に球根を掘り上げて、また秋に植えなおすとよいらしい。
花言葉は「青春の喜び」「切望」など。
花期
2月~3月くらい。
大きさ
高さ10 cmくらいで可憐に咲く。
水やり
地植えならほぼ不要。鉢植えなら、土が乾いてからたっぷりと。
肥料
植え付け時にマグァンプ。あとは他の花のついでに発酵油かすをまいた程度。
耐寒性・耐暑性
冬~春に咲く花なので、耐寒性は高い。特に何もしなくても冬を越した。
暑さというか、過湿に弱いので、翌年も確実に咲かせたければ夏は球根を掘り上げて、また涼しくなってから植え付ける。
植え付け、成長記録
2023年2月上旬
芽出し球根の苗を購入して植え付け。
黄色がマンモスイエロー、紫がネグロボーイ、白花に紫の筋が入るものがピックウィック。
ちなみにラベルでは「マンモイエロー」となっているが、検索すると「マンモスイエロー」とか「イエローマンモス」しか出てこなかった。
単なる発音の問題かと思うが、ここでは検索で出てくる「マンモスイエロー」としておく。
2023年3月上旬
植えてから約1ヶ月後、つぼみができ始める!
そしてマンモスイエロー(黄)とネグロボーイ(紫)が開花!
ピックウィック(白紫)は少し開花が遅め?
2023年3月中旬
少し遅れて、ピックウィックも開花!
それぞれ1~2週間ほど咲いた後、しばらく葉だけが残り、夏前には地上部がなくなった。
そのまま植えっぱなしにしてみる。
2023年12月下旬
存在すら忘れかけていたクリスマスの頃、再び芽吹いているのを発見!
残念ながら3種のうちで芽吹いたのはマンモスイエローだけだったが、それでも植えっぱなしで枯れなかったのは嬉しい!
2024年2月中旬
年を越して2月、いよいよ葉が展開されてきた!
2024年3月上旬
ついにつぼみがついた!
そして開花!
なんだかちょっと弱々しい姿だが(笑)、おそらくこれは開花から何日か経っていると思われる。
日があたるときしか咲かない(&雨で花びらがしおれやすい)ので、週末の日中にようやく確認できた写真である。
おわりに
とうとう夏越しして2年目の開花を見せてくれたクロッカス。
実はこの前の年にも植えて、それはすべて枯れてしまったので、感無量といった感じである。
再び夏越しして、来年にも開花して春を告げてくれることを楽しみにしている。