昨シーズン、ラナンキュラス「早春のジュエリー」を育てて大満足だったので、今年も冬の園芸店でラナンキュラスの苗を物色する日々が続いた。
前回は黄色いラナンキュラスだったので、今年は「綾リッチ」という品種のうちの赤い花をセレクト!
冬の寒い時期から5月ごろまで、花壇の一角を賑わしてくれた。
手間は花がら摘み程度で長く咲いてくれる、ガーデニング初心者向けの多年草・宿根草(球根植物)である。
ラナンキュラス「綾リッチ」の特徴と育て方
ラナンキュラス「綾リッチ」は、ラナンキュラス・ラックスで有名な綾園芸さん作出の園芸品種名。
ネット上の評判によると、普通のラナンキュラスに比べて花付きがよかったり育てやすかったりするらしい。
一般的なラナンキュラスは、球根植物ではあるものの植えっぱなしにすると夏の暑さと多湿で腐ってしまったりするので、複数年楽しみたければ球根を掘り上げたりする必要がある。
しかしながら、ラナンキュラスは花の豪華さに比べると苗がわりと安いので、一年草と割り切って楽しむのが気楽かもしれない。
花言葉は「晴れやかな魅力」「とても魅力的」など。
花期
本来の花期は3月~5月くらい。
ただ、12月~1月くらいから花期を早めて開花させた苗が出回るので、そこから寒いうちは細々と咲くのを楽しめる。そして暖かくなると花数が増えてきて、5月くらいまで楽しめる。
大きさ
縦横30 cmくらい。
水やり
地植えならほぼ不要。鉢植えなら土が乾いたらたっぷりと。
肥料
植え付け時にマグァンプ。あとはほかの花のついでに発酵油かすをまいたことがあった程度。
耐寒性・耐暑性
耐寒性は比較的高い。わが家では特に何もしなくても冬を越した(寒冷地では霜で枯れることがあるようなので、防寒が必要かも)。
夏までには地上部がなくなる。来年も咲かせたければ球根を掘り上げて、また秋になってから植える(ただ、植えっぱなしでも翌年咲いた、という報告を結構見かける)。
植え付け、成長記録
昨年(2021)12月中旬
苗を購入して植え付け。
初めから一つ花が咲いていて、もう一つつぼみがある状態。
寒いうちは開花や成長も遅いが、そのぶん花もちがいいので、この初めから咲いていた花が、この後も2週間ほど咲き続けた。
今年(2022)1月上旬
初めに咲いていた花は終わりを迎えている感じだが、隣のつぼみがようやく咲き出してきた。
バトンタッチをするように、前の花はカット。
2月上旬・中旬
そのまま約1ヶ月ほど咲き続けてくれたが、さすがにそろそろ花の終わり。
(というか、ちょっと粘りすぎたかも(笑))
この花をカットして少し経つと、次のつぼみが大きくなってきた。
もう少し暖かければ株も成長して花数も増えてくるのだが、今年はかなり強烈な寒波が来たためか、開花が本当にゆっくりである。
まあ枯れないだけありがたいと思うしかない。
3月上旬
2週間ほどでこのつぼみも開いた。
朝の光に照らされる姿が美しい!
3月下旬
ようやく暖かくなってきた。
真冬では1輪ずつしか咲かなかったが、3輪が同時に咲いた!
4月下旬
そのまま、だいたい3~4輪が咲き続ける感じで1ヶ月が経過。
暖かいと開花のペースが上がるが、花が終わるペースも上がるので、ほとんど一定の数が咲いている感じ。
5月上旬
ゴールデンウィークになってもまだ咲いている!
花の大きさは、3~4月に比べると少し小さくなってはいるが、昨年は4月中旬にはもう花がなくなっていたので、長く楽しめるのはありがたい。
5月中旬
なんとか5月の中旬に入るころまでは花が続いたが、このあたりで今年の花の終わりが見えてくる。
右の写真に一つだけ見えているつぼみが咲いて、この後はつぼみが上がらなくなった。
この後、確実に来年も咲かせたければ葉がなくなった頃に球根を掘り上げるのだが……。
ズボラ栽培なので、植えっぱなしにして来年も咲かないか試してみようと思う。
おわりに
今年も植えたラナンキュラス。
正直に言えば、春にはもう少したくさんの花で株が覆われる様子を期待していたが、常時3~4輪が咲いている状態にとどまった。
今年は歴史的な寒波だったようなので、冬に株がやや弱ってしまったかもしれない。
ただし、昨年の苗は一度にたくさん咲いたものの4月で花が終わってしまっていたが、今年は少しずつ咲いて5月中旬まで楽しむことができた。
来年、植えっぱなしでまた芽を出して咲いてくれるかな……?
まあラナンキュラスの苗はお手頃価格なので、咲かなければまた購入して植えようと思う。
( ↓ ラックスも含めたラナンキュラスの過去記事一覧はこちら!)