花壇の前面に植える花を探していて出会ったネメシア。
記事のタイトルには「ストライプカラーが斬新!」などと書いているが、実はこの「フェアリーマーブルピンク」の株を購入するまでは、そもそもストライプカラーのネメシアが珍しいということを知らなかった(笑)。
初めて植えてみたネメシアは、その可憐な無数の小花の美しさはもちろんだが、離れていても香ってくる濃厚な甘い香りが実に魅力的な植物であった。
手間もほとんどかからず、丈夫で育てやすいガーデニング初心者向けの多年草・宿根草である。
ネメシア・フェアリーマーブルピンクの特徴と育て方
ネメシアには一年草の品種と多年草・宿根草の品種があり、この宿根ネメシアは夏越し・冬越しできれば複数年楽しめる。
とは言っても、高温・多湿には弱いようなので夏の暑さで枯れてしまったり、うまく夏越ししても株の寿命としては2~3年くらいとのこと。
宿根と名前はついているものの、一年草扱いが気楽かもしれない。
満開時には、株から少し離れていても甘い香りが漂ってくる。
序文にも書いた通り、ネメシアは基本的には単色やバイカラー(2色)のものなどが多いようだが、こちらの品種はストライプ模様が入るのが珍しい品種とのこと。
花言葉は「正直」「包容力」など。
花期
3月~11月くらい。
真夏や真冬には一旦花が休んだりするが、それ以外の季節は一年中開花する。
大きさ
縦横20~30 cmくらい。比較的コンパクトにまとまる。
水やり
地植えならほぼ不要。鉢植えなら土が乾いたらたっぷりと。
肥料
植え付け時にマグァンプ。あとは他の花のついでに発酵油かすをまいたことがあった程度。
耐寒性・耐暑性
耐寒性は比較的高く、寒冷地でなければ戸外でも冬越しできる。ただしなるべく霜には当てないように、鉢植えなら軒下などに置く方がよさそう。
暑さや加湿に比較的弱いので、夏は鉢植えなら日陰や風通しの良いところに置くとよい(地植えなら夏越しは運ですかね……)。
植え付け、成長記録
2月上旬
苗を購入して植え付け。
初めからちょっと花が咲いていたのに加え、今にも咲きそうなつぼみがたくさんある。
3月中旬
かなり強い寒波が来ていた影響か、なかなか開花が進まないが、少し花数が増えたかな?
4月中旬
ようやく暖かくなってきて、徐々に開花が進んだかと思っていたら一気に満開に!
顔をそれほど近づけなくても、あたりに漂う甘い香りが凄い!
庭に出ると何だか甘い香りがするな~なんて思っていたら、出所はこのネメシアだった(笑)!
購入時には香りがあることを知らなかったので、思わぬプレゼントという感じ。
5月中旬
5月になっても開花は続く!
かなり領域が広がってきた。
5月下旬
さすがに花数が減ってきた。
6月上旬
すっかり花も少なくなってきたので、夏越しを夢見て半分ほどにバッサリ切り戻し。
6月下旬
今年の花はもう終わりかと思っていたら、切り戻してから3週間ほどでまた花が咲いてきた……!
7月上旬
また花数が少なくなってきたので、花がら摘みの後、再び軽く切り戻しをしておく。
8月上旬
もう咲かないかと思っていたが、暑い最中でもまた咲いてきた!
さすがにそれほど満開という感じにはならなかったが、思ったより何回も咲いてくれてうれしい限り。
この花が終わったら再び軽く切り戻し。
夏越し・冬越ししてまた来年咲いてくれることを願う。
2022.12.2 追記
上では8月上旬に咲いた花まで書いているが、その花はだいたい9月上旬に終わった。
それをいくらか切り戻しておいたら、10月くらいにはちらほら咲き初め、さらに花数が増えて11月、そして12月まで咲いてくれた!
甘い香りも健在である。
2023.1.6追記
さらに追記。
年が明けて1月になっても咲き続け、花数はさらに増える!
すごい耐寒性の高さである。
花の少なくなる真冬の花壇の救世主のようである。
おわりに
園芸店で見つけて衝動買いしたネメシア「フェアリーマーブルピンク」。
白地にピンクのストライプが入る素敵な品種である。
思っていたよりも長い期間咲いてくれたのに加え、想像以上に甘い香りも楽しむことができ、大満足であった。
何とか夏越し・冬越しして、また来年も楽しめることを願っている。