以前に春の球根植物をまとめて紹介したとき、今年のチューリップが咲き始めたところまで書いたが、4月に入っていよいよ満開を迎えた!
今さらここで言うまでもなく、誰もが知る初心者向けのガーデニング植物である。
チューリップの特徴と育て方
秋ごろから園芸店に出回る球根を植え付け、春に花を楽しむ。
初夏ごろに球根を掘り上げて、また秋に涼しくなってから植えると複数年楽しめる。
園芸用に品種改良された普通のチューリップに対し、原種系と呼ばれるチューリップは花の豪華さでは負けるが、植えっぱなしで複数年楽しめたりもする。
花言葉は「博愛」「思いやり」など。あとは色によって異なり、例えば赤は「愛の告白」など。
花期
4月~5月。前の年の終わりに植え付け、2月頃に芽が出るまでかなり時間がかかる。
大きさ
品種によって様々。一般的には、高さ50 cmくらいの花を咲かせるものが多いが、原種系のチューリップは高さ20 cmくらいの小さめのものが多い。
水やり
地植えでは、植え付け時に水をたっぷりやった後は、自然の雨だけで十分。
鉢植えなら土が乾いたらたっぷりと。
球根は過湿に弱いので、水やりのし過ぎに注意。乾燥気味を心がける。
肥料
球根に栄養を蓄えており、基本的には不要。
生育期には液肥をやったりしてもいいらしい(が、自分は放置)。
耐寒性・耐暑性
寒いうちは地下で球根として過ごすので、特に寒さ対策は不要。むしろ寒さに当てないと花が咲かない。
初夏頃まで葉が地上部に残って光合成して、翌年の栄養を蓄えた後は地上部がなくなる。
植え付け、成長記録
12月下旬
球根を購入して植え付け。
今年は以下の写真のように、3種類の球根を植えた。
一つは「赤・白・黄」のミックスなので、色とりどりになるのが楽しみ。
例年通り、少し穴を掘って、ある程度の間隔を空けながら(と言いつつ、スペースの都合でだいぶ密だが)球根を配置する。
埋め戻して植え付け完了。
水やりをして、あとはひたすら待つのみである。
3月上旬
植えてから2ヶ月以上が経ち、存在すらすっかり忘れた頃、無事に芽が出てきた!
3月中旬
そしていよいよつぼみが見え始め……。
最初の花が咲いた!
3月下旬
続いて、黄色も咲いてきた!
4月上旬
始めに咲いた背の高めのピンクはさすがに散ってしまったが、それと入れ替わるように背が低めのピンク、そして赤や白も咲いてきてゴージャスになってきた!
このまま4月下旬に入るくらいまで楽しみ、花が終わったら葉を残して茎の下で切り取る。
植えっぱなしにしておくと、うまくいけば来年に小さいながらも花を咲かせてくれたりする。
おわりに
毎年植えているチューリップ。
年末に植え、年が明けてすっかり忘れた頃に芽を出し、春には満開で庭を賑わしてくれるのが実に楽しい。
完全に習慣になったので、来シーズンもまた園芸店で悩みながら球根を選ぶのが楽しみである。
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