冬から春にかけて庭に咲く花を探していて出会ったキンギョソウ・トゥイニー「アップルブロッサム」。
いわゆる普通のキンギョソウと異なり、八重咲きで繊細な印象で、園芸店で見かけて衝動買いしてしまった。
キンギョソウは秋ごろから植え付ければ秋と春の二度楽しめるのだが、植え付けがかなり寒い時期になってからだったので、結局花を楽しめたのは多少暖かくなってからだった。
ただ、それでもまだ花の少ない早春から庭を賑わしてくれ、ありがたい存在であった。
キンギョソウ・トゥイニー「アップルブロッサム」の特徴と育て方
本来は多年草だが、夏越しが難しいため、一般には秋から冬に植えて、春の開花を楽しむ一年草扱い。
この品種「トゥイニー」は、一般的なキンギョソウとは異なり、ちょっとバラの花のようにも見える八重咲きの品種。
花言葉は「おせっかい」「おしゃべり」など。
花期
9月~11月、3月~5月くらい。
秋に苗を植えて花を楽しみ、冬にいったん咲かなくなるが、また春になると咲く。
大きさ
縦横30 cmくらい。
キンギョソウの仲間には、支柱がいるような大きく育つものもあるらしいが、一般的な園芸品種は小さくまとまるものが多い。
水やり
地植えならほぼ不要。鉢植えなら土が乾いたらたっぷりと。
肥料
植え付け時にマグァンプ。あとはほかの花のついでに発酵油かすをまいたことがあった程度。
あまり肥料は必要ないらしい。
耐寒性・耐暑性
耐寒性は高い。特に何もしなくても冬を越した。
夏の暑さには弱いため、鉢植えなら切り戻して、風通しのよい涼しいところで管理すると、夏越しできることもあるらしい。地植えだと難しいかも。
植え付け、成長記録
12月下旬
苗を購入して植え付け。
購入時に少しだけ花が咲いていたが、この花は少ししたら終わった。
本来は初秋くらいに植えれば、秋の花の後に翌春の花も楽しめるのだが、今回は植え付けが遅かったので春の花だけになりそう。
1月下旬
植え付け時に伸びていたつぼみが咲くかと思ったが、寒さのためかまったく咲く気配もないまま、1ヶ月が経過。
3月上旬
結局そのまま咲かずに3月を迎えてしまった(笑)。
4月上旬
もとからあった花穂というかつぼみは咲かないまま、別の場所につぼみができてきた。
そして数日後、開花!
(初めからあったつぼみは、結局この後も少ししか咲かなかった)
4月中旬
そしてそれから1週間ほどでどんどん花が増えていき……。
4月下旬
ついに満開!
株全体を覆うように、たくさんの花が咲き誇る!
真冬に植え付けてから数ヶ月の間、まったく咲かない姿を見続けていたので感無量である。
花が終わったら、枯れた部分だけ切り、花穂が全部終わったらまとめてカットした。
5月上旬
満開に咲いた花が枯れたのを花がら摘みしていくと、いったん花が少なくなったが……。
5月中旬
新たなつぼみからまた咲いた!
6月上旬
そのまま同じような感じで咲き続けたが、さすがに新しいつぼみが上がらなくなってきた。
この場所は、夏にはアラリアサンキングの葉で日陰になるので、このまま植えっぱなしにしておいたら、もしかすると夏越しできるかもしれない(笑)。
おわりに
園芸店で見かけて衝動買いしたキンギョソウ・トゥイニー「アップルブロッサム」。
真冬に植え付けたので花がない状態を眺める時期が長かったが、春になってからは株いっぱいの花を2ヶ月以上咲かせ続けてくれた!
他にも色違いの品種などがあるようなので、また見かけたら購入してみたいと思う。