個人的な花の好みから庭に多数植えている青~紫系の穂状の花の一つ、アンゲロニア。
園芸店で見かけるたびに気にはなっていたが、花壇の空きスペースとのタイミングが合わず、しばらく手を出せずにいた。
初夏になり、ちょうどそのタイミングが合ったのと、苗に既に咲いていた紫と白の美しいコントラストに魅了されてとうとう購入。
初夏から秋の現在まで、株を成長させながら何度も多数の穂状の花を咲かせてくれて大満足である。
ほとんど手間いらずで長期間美しい花を咲かせてくれて、ガーデニング初心者向けの一年草。
アンゲロニア・エンジェルフェイスの特徴と育て方
正式名称は「アンゲロニア・エンジェルフェイス・ウェッジウッドブルー」という長い名前(笑)。花苗で有名なPW(PROVEN WINNERS)の品種。
一般的なアンゲロニア自体は紫や青のほか白やピンクなど様々な花色があるが、こちらは紫と白のコントラストが美しい品種で、花壇でかなり目を引くのでおすすめ(この品種のシリーズにも紫、白、ピンクなどがある)。
本来は多年草だが、地植えだと冬越しが難しく、冬には枯れる一年草扱い。鉢植えなら冬越しもできそうかな?
花言葉は「過去の恋人」。なんか切ない花言葉ですね……(笑)。
花期
6月~10月頃。花が終わったら穂状の花の下で花がら摘みをしておくと、しばらくしてまた穂を上げてきて開花する。
大きさ
草丈50 cmくらい、株幅30 cmくらい。花壇の中段か後方に向いているかな?
水やり
地植えならほぼ不要。鉢植えなら土が乾いたらたっぷりと。
肥料
植え付け時にマグァンプ。後は他の花のついでに発酵油かすをまいたことがあった程度。花期が長いので、ときどき液肥をやると花数が増える。
耐寒性・耐暑性
基本的には冬には枯れる一年草。本来は多年草なので鉢植えなら防寒に気を付ければ冬越しできるかも。
耐暑性は全く問題なし。夏でも元気に花を咲かせ続けてくれる。
植え付け、成長記録
6月下旬
苗を購入して植え付け。
園芸店で既に綺麗な穂状の花を咲かせていた苗に目を奪われ、衝動買い!
初めから咲いていた花を1週間ほど楽しみ、花穂のすぐ下で切り戻し。
7月中旬
新たな小花が少しずつ咲きながら、ムクムクと成長!
今年は梅雨が長引いているのでゆっくりだが、晴れの日が続けばもっと成長や再開花が速そうである。
8月中旬
8月初めにようやく梅雨が明け、花がいっぱいになってきた!
紫と白のコントラストが美しい!
9月上旬
1ヶ月ほど花を楽しませてくれた後、枯れた花穂が目立ってきたので再び花穂の下で切り戻し。また新しい花を咲かせてくれるかな?
9月中旬~下旬
期待通り(というか期待以上に)、脇芽からより多くの花穂が上がってきた!
10月上旬
再び満開!
植え付け時より明らかに花穂の数や株全体のボリュームが増えている。
切り戻した直後から少しずつ咲き続けるので、見ていると何だかずっと花が咲いている印象。
10月中旬~下旬
また花が終わってきたので花穂の下で切り戻し。
だいぶ涼しく(寒く)なってきたので、さすがにもう一度咲くのはきついかな?
期待せずに待つことにする。
12月上旬
10月の切り戻し後は以前のような大きな花穂を咲かせることはなかったが、12月に入ってもいくらか花を見せてくれている!
庭に花が少なくなる時期なので、これだけでも結構ありがたい。
キバナコスモスとのコラボ
隣に植えたキバナコスモスとのコラボ。
紫、白、黄色のコントラストが美しい!
2株並んで、夏の花壇を鮮やかに彩ってくれた。
株の成長
植え付け時の6月と、10月の株の様子の比較。
植え付け時は花穂を合わせて高さ30 cmくらい、幅20 cmくらいだった。
これが4ヶ月ほどで縦横50 cmくらいに成長!
花穂の数も、5~6本だったのが20本くらいになり、迫力が圧倒的に増している。
おわりに
園芸店で見かけて衝動買いしたアンゲロニア・エンジェルフェイス。
植え付けた6月から10月まで、長い間さわやかな花穂を見せ続けてくれて大満足であった!
園芸店でよく見かける紫一色のアンゲロニアと比べて、花穂に白が混ざっている分、涼やかな雰囲気を感じさせてくれるので夏の花壇におすすめである。
ピンクや白、ブルーなどの品種もあるようなので、来年はそちらを植えてみるのもいいかな……? などと今から楽しみにしている。
( ↓ 他にも青~紫系の穂状の花をたくさん植えています!)
( ↓ 「青い花」のまとめはこちら!)