園芸店で見かけて、その鮮やかなオレンジ色に魅了されて衝動買いしてしまったキバナコスモス。
コスモスといえば秋の花の代名詞のようなイメージだが、こちらのキバナコスモスは初夏から咲き始め、初冬まで開花し続けてくれる。
花色も、コスモスが爽やかなピンク色(以外の品種もあるが)で、秋~晩秋にどことなく切ない気持ちにさせてくれるのに対し、黄色~オレンジ色の鮮やかな色彩で元気に夏の花壇を彩ってくれる。
「ビタミンカラー」という言葉自体、この植物について調べていて初めて知った言葉である。
夏の暑さにも負けずに元気に咲き続けてくれて、ガーデニング初心者向けの一年草。
キバナコスモスの特徴と育て方
名前の通りコスモスの仲間で、花の形も似ているが、花期や花色などがだいぶ違う。
基本的に冬には枯れる一年草だが、2株以上植えると交配して種をつくり、こぼれ種で勝手に増えていく。どんどん増やしたければ何株か植えておくといいようだが、自家受粉しないので、1株だけ植えれば制御できなくなることもなく1年間だけ楽しめる。
同じキバナコスモスでも、イエロー、オレンジ、レッドなど、品種によっていくらか色の違いがみられる。今回購入したのはイエロー。
花言葉は「野性的な美しさ」「幼い恋心」など。この2つだけ見ると、全然違う意味の花言葉に感じるが……(笑)。
花期
6月~11月くらい。
大きさ
原種は1mくらいになるそうだが、出回っている園芸品種は30~50 cmくらいにコンパクトにまとまる。
水やり
地植えならほぼ不要。鉢植えなら土が乾いたらたっぷりと。
肥料
地植えならほとんど不要。自分は植え付け時にマグァンプを土に混ぜたほかは、ほとんど何もやっていない。開花期が長いので、鉢植えならときどきやった方がいいらしい。水やりと合わせて、地植えならほとんどほったらかしでいいので楽な植物である(笑)。
耐寒性・耐暑性
冬には枯れる一年草なので、防寒などは不要。耐暑性は高く、真夏に他の花が一休みする時期にも元気に花を咲かせ続けてくれる。
植え付け、成長記録
7月下旬
園芸店で開花した多数の苗が売られているのに魅了され、衝動買い。
既にいくらかつぼみが付いている。
植え付けから2日後、早速開花!
すぐに楽しませてくれてありがたい。
8月上旬
ようやく長い梅雨も明け、どんどん成長する。
隣のアンゲロニアと競い合うように花を咲かせていく。頼もしい!
8月中旬
株がたくさんの花に包まれる!
暑い最中ではあるが、不思議とこの鮮やかな花色が暑苦しくない。
むしろ「もっと夏を楽しもうよ!」と言われているかのようである(笑)。
9月上旬
花が一段落したのと、少し強めの雨が降った影響か、咲いていた花がすっかり倒れてしまった。
切り戻しの時期を見計らっていたが、花がずっと続くのでためらっていたところである。
ちょうどいいので、ここらでバサッと切り戻し。
9月下旬
切り戻しからおよそ20日後、またすっかり成長して花を咲かせてくれている!
10月中旬
少し元気がなくなってきた。
咲いていた花も倒れがちである。
夏からずっと咲いているので、このあたりが花の終わりかな?
……とか思っていたが、実はこれは一休みしていただけのようで…。
11月下旬
しばらく待っていたら、また株いっぱいにたくさんの花が!
一体いつまで咲くのだろう……(笑)。
12月上旬
12月に入ってもまだ咲いている!
さすがに花の大きさが夏よりも少し小さいような気はするが、この時期にこれだけ庭を賑わせてくれてありがたい限りである。
アンゲロニアとのコラボ
隣に植えているPWの「アンゲロニア・エンジェルフェイス・ウェッジウッドブルー」とのコラボ。
爽やかな紫・白と、鮮やかな黄色のコントラストが素敵である。
タテハチョウとのコラボ
庭を訪れたタテハチョウがキバナコスモスにとまっているところを撮影。
自分の庭に花が咲いていて、そこに蝶が訪ねてくる……なんだか自然の中で自分が生きていることをひしひしと感じる瞬間である。
おわりに
園芸店で見かけて衝動買いしたキバナコスモス。
コスモスと言えば秋の一時期だけ咲くイメージであったが、この花は初夏から初冬まで、長い期間ずっと花を楽しませてくれた。
来シーズンも時期が来たらきっと植えてしまうだろうな……。
今回植えた黄色のほか、もう少し濃いオレンジ色の花が咲くもの、赤っぽい花が咲くものなど、いくらか品種があるようなので、来シーズンは何色を植えてみようか、今から楽しみにしている。
( ↓ 初心者でも育てやすい1年草のまとめ記事はこちら!)