初めてのバラということで、様々なブログを見て回り、検討の結果初心者向けの頑健な品種ということで選んだバラである。
評判通り実に頑健で、わが家ではほぼ無農薬で元気に育ち、年々株を大きくして花数もどんどん増えている。
自己主張が強すぎず、風景に自然に溶け込む姿は、もはやわが家の庭の風景をつくるのに欠かせない存在になっている。
耐病性が実に高く、オーソドックスなピンク～薄ピンクのグラデーションの花をたくさん咲かせてくれる、初めてのバラ栽培には自信を持っておすすめできるバラである。
今回は３年目を迎えた春の開花の様子を紹介してみる。
オリビア・ローズ・オースチンの特徴と育て方
過去記事にも書いたので簡単に。
・イングリッシュローズ・デビッドオースチンのバラ。デビッドオースチンの孫娘の名前が付いた自信作らしい。
・最大の特徴は耐病性の高さ。地植えでほぼ無農薬でも、黒星病にもうどん粉病にもかかっていない。環境によって、あるいは見えにくいところで多少かかっているのかもしれないが、元気に生育するのでほとんど気にならない。
・花は中心のピンクから、周辺に向かって薄くなっていくグラデーション。大輪、というほど大きくはないが、見ごたえのある花姿。
・香りはそれほど強くないが、フルーツのような爽やかな香り。
・イングリッシュローズとしては花もちがいい方で、気温にもよるが４～６日くらい。イングリッシュローズらしくパサッと散るので、早めに切り戻した方が掃除も楽だし、次の花も上がってきやすい。
・春～夏にかけてよく咲いてくれるが、株が充実するまでは秋の花は少なめとのこと。２年目の昨年は11月中旬まで、ぽつぽつと結構咲いてくれた！
過去記事のまとめ
１年目の植え付け～剪定と寒肥、２年目の春～剪定と寒肥までの成長や開花の様子はこちらからどうぞ。
開花直前のオリビアローズオースチン！ 剪定後〜4月中旬の様子
株いっぱいに満開！ 2年目のオリビアローズオースチンがついに本領発揮！
オリビアローズオースチン、初夏の２番花！ 春後のお礼肥から再開花まで
冬剪定から春の開花までの記録
１月下旬
冬剪定を終えた後の姿。
いつもながら、冬に枝だけになっている様子を見ると、ほとんど枯れてしまっているように見えて心配になる。
２月下旬
休眠から覚め、芽が出てきた！
ゆっくり休んでいたが、「いよいよ始動！ 春が近いのでやる気出す！」という感じ（笑）。
３月上旬
次々と芽吹き、葉が展開され始めてくる！
４月上旬
すっかり株が緑の葉で覆われる。
そしてついに、今年のつぼみを発見！
……春の開花は、ここからが結構長いのだが（笑）。
４月中旬
つぼみにピンク色のスジが入る！
いよいよか！ という感じでワクワクする。
ここからは少し刻んで様子を観察。
数日後、ガクが開き始める！
４月下旬
ガクがすっかり開き、ふくよかなつぼみが姿を現す！
……上の写真とは別のつぼみですが。
観察していたら、見やすい位置の上述のつぼみよりも、別の場所のつぼみの方が開花が早かったもので（笑）。
２日後（４月23日）、開花が始まる！
いち早く咲き始め、春の本格化を告げてくれる。
さらに２日後、開花が進む。
バラらしい花姿になってきた！
４月28日、すっかり開花！
今年もこの花姿に出会えた！
一輪が咲くのに目を奪われているうちに、他の場所でも次々と咲き始めている！
５月上旬
暖かい気候にも助けられ、一気に開花が進む！
さすがはイングリッシュローズ！ という感じで、株全体を埋め尽くすようにたくさん咲く。
咲き終わった花が散ったりカットしたりしながら、次々に新しいつぼみから開花するので、どこが満開かわかりづらいのだが……。
おそらくこのくらいの時期が満開（笑）！
５月下旬
まだ少し咲いているが……前日の強めの雨もあり、すっかり花が減ってきた。
この後、すべての花を大きめの５枚葉の上で切り戻す。
……とかやっていたら、初めに咲いた花をカットした枝のところから、既に２番花のつぼみが出てきている！
休む暇なく花を咲かせてくれる感じ。
昨年の春との比較
昨年、２年目の満開の様子との比較。
確実に株が一回り大きくなっており、花数も増えている。
今年の満開の様子を見ていて、「あれ、去年はこんなに驚くほど咲いていたかな？」 とか思っていたが、写真で比較すると一目瞭然ですね。
フェンスからこぼれる様子
株の成長に伴い、フェンスからこぼれて咲く様子。
毎日の仕事帰りに、この満開の花に迎えてもらえるのは、まさに「幸せ」というしかない（笑）。
別のフェンスからの様子。
角になっているフェンスの位置に植えているので、こちらでもこぼれて咲いている。
通りすがりの方から、何回も「バラ、綺麗ですね～」と言われた。
そうでしょう、そうでしょう（笑）。
別の角度から
少し上から見たときの様子。
真上から見たときが、一番花がたくさん咲いているように見える。
少し角度を変えて。
昨年長く伸びたシュート（枝）を誘引したので（写真右上の方）、今年はそちらにも咲いてくれて全体的に花数が増している！
おわりに
期待通り元気に成長してくれて、３年目の今年はさらに迫力を増した開花を見せてくれた。
頑健で耐病性が高く、ほとんど無農薬で育てられるので、初心者にはぜひともおすすめのバラである。
公式サイトの情報を見ると、おそらくこのくらいか、せいぜいあと一回りほど大きくなるくらいだと思われる。
これから初夏の２番花、そして秋の花を経て、来年の春の開花まで既に楽しみである。
（ ↓ オリビア・ローズ・オースチン・この後の夏～秋の様子はこちら！）
開花直前のオリビアローズオースチン！ 剪定後〜4月中旬の様子
株いっぱいに満開！ 2年目のオリビアローズオースチンがついに本領発揮！
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