年が明けたので、春の素敵な開花を目指し、初めての冬剪定と寒肥にチャレンジ!
「イングリッシュローズなどのシュラブローズは特に夏剪定は必要なく、花がら摘みを続けるだけでよい」と本(※)で読んだので夏はほぼ花がら摘みだけでそのまま放置して伸ばしていた。
よって本格的な剪定は初めてである。
次いで春の花のために寒肥を与えようと思う。
(今までも何となく花後にパラパラと追肥を与える程度はしていたが)
※「人気のバラ シュラブローズ(NHK出版)」より
葉をむしり、休眠させる
晩秋〜年末になってまだ葉が残っているようでも、少しでも光合成させて栄養を蓄えさせた方が春の花が充実するらしい。
なので茶色くなった葉だけ少しずつ落とす程度にしていた。
この品種は冬になると枝がすっかり赤くなってくるし、葉も自分で少しずつ落としていき、いかにも休眠の準備が始まっていると感じられる。
年が明けても少し葉が残っていたが、さすがにそろそろ剪定・寒肥の必要があるのでついに葉をむしる。
葉をむしると休眠して、剪定してもダメージが少なくなるとのこと。
葉をむしってから1週間ほど時間を空ける。そろそろ休眠してくれただろうか…?
オリビアローズオースチン 剪定開始
デビッド・オースチンのサイトを参考にすると、1年目のイングリッシュローズは株の成長を優先して、それほど深い剪定は必要ないらしい。
だいたいサイトの記述に沿って実施。
① すべての枝先を10㎝〜15㎝ほど切り戻す。切る位置は芽の上5mm〜1㎝くらい。
② 周りと比べて妙に伸びている枝はバランスよく切り戻す。
③ このバラは中輪〜大輪だと思われるので、割りばしくらいの太さよりも細い枝は切る。
④ 枯れた、または枯れそうな感じの枝は切る。
上の写真は剪定をする前と後。
あまり変わらないようにも見えるが、自分としては結構切ったつもりである…。
切った枝を並べてみると(下写真)、それなりに切ったのがおわかりいただけるだろうか?
寒肥を与える
寒肥の与え方もサイトや本によっていろいろなやり方があって迷う…。
株周りをぐるっと掘って肥料を入れるやり方もあるようだが、面倒なので何か所か掘って与える方法を採用。
① 株周りのバークチップを取り除く。根元近くの少し土と一体化して黒くなっているチップは、後で土にすき込んでしまう予定なのでそのまま。
② 根元の周り15cmくらいの表面の土を少しほぐす(中耕)。しばらく放っておくと固くなっているものだ。水・空気・肥料がよく染み渡るようにする。
③ 株を上から見て、枝が伸びている先くらいまで根が張っているらしいので、その先くらいに3か所穴を掘る。今回は株元から20㎝くらい。
④ バラの肥料を穴に投入。油かすや牛糞堆肥などの有機肥料も加えた方が土が良くなるらしいが、大変なので省略。この肥料は有機質も入っていて「土づくりにも」と書いてあるので大丈夫だろう…。
※発酵油かすは春などに花壇の花に与えるときに、ついでに与えたりはしている。
⑤ 土を戻して軽く固め、バークチップを戻して完了。バークチップは毎年変えた方がいいらしいが、量が多いのでさすがに全部すき込むわけにもいかないし、捨ててしまうのももったいないので再利用。土に触れて黒っぽく変色しているものだけをすき込んだ。
バークチップを取り除いたところ。取り除いた下では、細かな根がたくさん生えていたのがわかる。株元の黒くなっているチップは後でそのまますき込む。
株の周りの土をほぐしたところ。写真で見てもよくわかりませんね。
3か所の穴を掘ったところ。穴の壁から根が見えている。
休眠中なら根の先は多少切れても大丈夫らしい。むしろ刺激になって、より成長が促されるとか何とか…。
来年また寒肥を与えるときは別の場所に与えたほうがいいようなので、掘った場所を撮って忘れないようにしておこう。
肥料を穴に投入した様子。右写真の右側にバラがある(穴の壁の左側に見えている太かったり細かったりする根は、バラのものではない)。
穴に土を戻し、少し固めて、バークチップを敷き直した様子。
これで剪定、寒肥は終了。初めてなのでうまくできたかどうか…?
答え合わせは春の花の咲き具合で示されることになる。試験の結果を待つ受験生のようでドキドキである。
これもガーデニングの醍醐味であるのだろう。
( ↓ 剪定後、春に葉に包まれる様子はこちら)