ズボラな週末ガーデニング

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輝くようなオレンジのバラ! ビブレバカンスが初開花!


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メイアンのオレンジのバラ「ビブレバカンス!」が、植え付けてから最初の春を迎えて開花した!

初めての大苗からの植え付けであったが、無事に根付いて花を咲かせてくれて、感無量である。

大苗からの植え付けの他、初めてのフロリバンダ系のバラでもある。

見るだけで元気の出るビタミンカラーが、これから庭を飾ってくれることを期待している。

冬に植え付けてから、1年目の春の開花までの様子をまとめてみる。

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1年目のバラ・ビブレバカンスが開花!


 

 

ビブレバカンス! の特徴と育て方

フランスの歴史あるバラのブランド、メイアンフロリバンダ系のバラ。

正式名称は「ビブ レ バカンス!(Vive les Vacances !)」で、「バカンス(休暇)、バンザイ!」という意味(「!」までが品種名)。

まさにバカンスをエンジョイするような、鮮やかなオレンジ色の花を咲かせる。

まだ冬に植え付けてから初めての春なので詳細がわかるのはこれからだが、事前に調べた限りでは耐病性は比較的高めで、初心者にも育てやすいとのこと。

うどん粉病にはとても強い。黒星病は、薬剤散布をしないと多少出る。

花もちはかなり良く、イングリッシュローズ等が4~5日くらいで散ってしまう中、一度咲いた花が1週間以上咲き続けている。

オレンジのバラの花言葉「情熱」「信頼」「絆」など。

元気の出る花色にピッタリという感じ。

 

自分にとって初めてのフロリバンダ系のバラ、そして初めての大苗からの植え付けである。

フロリバンダ「大苗」という単語自体、自分はバラに興味が出るまで知らなかったので、これからバラについて知りたい方のために、自分が本などを読んで調べた限りで(自分の備忘録も兼ねて)簡単にまとめてみる。

 

主なバラの種類

ここに書いた以外にも多数の種類・系統があるが、現代のバラを理解するうえで最低限必要だと思われる程度に簡略化して示す。

(自分が理解した限りでまとめているので、バラに詳しい方は「初心者が頑張ってるな…」と目を細めて見守ってください(笑))

オールドローズ

1867年のラ・フランス以前から育成されていた系統のバラ。

主な系統に「ハイブリッド・パーペチュアル系統」ティー系統」がある。

「ハイブリッド・パーペチュアル系統」は西洋に起源をもち、春に一度だけ大輪の花を咲かせる、一季咲きのグループ。

ティー系統」は、中国に起源をもち、紅茶のような香りを持つ四季咲きのグループ。

 

ハイブリッド・ティー(HT)系統

上述のオールドローズ「ハイブリッド・パーペチュアル系統」ティー系統」を組み合わせて生まれたグループ。

大輪・四季咲きで香り高いという特徴を持つ。

1867年のラ・フランス以降に生み出された系統を「モダンローズ」と呼び、それ以降のバラの主流になる。

一般的な特徴としては、枝の先に一輪、大輪の花を咲かせる四季咲きの系統。

 

フロリバンダ(FL)系統

上述の「ハイブリッド・ティー系統」に、日本や中国に起源をもつポリアンサ系統(房咲き、小輪系)」のバラを組み合わせて生まれたグループ。

主に中輪・四季咲きで、枝の先に房咲きのブーケのように咲く特徴がある。

 

シュラブ系統(S)

上述の「ハイブリッド・ティーフロリバンダ「木立ち性(ブッシュ・ローズ)」と呼ばれ、幹や枝が縦に伸びていき、ある程度自立できる性質を持つ。

それに対して、この「シュラブ系統」「半つる性」とも呼ばれ、小さめに剪定すればブッシュローズのようにある程度自立もできるが、枝を伸ばすと小さめのつるバラのようにも扱える品種。

とは言っても、同じシュラブ系統に分類されていても「ブッシュ寄り」のものから「つるバラ寄り」のものまで、品種によって特徴は様々。

「木立ち性」「つるバラ(クライミング)」のどちらにも属さないものは一般的に「シュラブ」に分類されているようだ。

人気のイングリッシュローズデルバールのバラの多くがこの「シュラブ系統」に分類される。

 

ライミング系統(CL)

いわゆる「つるバラ」

枝が伸びてくると自立はせず、フェンスなどへ誘引して多数の花を咲かせる。

「つる」といっても、アサガオのように自ら巻き付いていくのではなく、人間の手による誘引が必要。

春に一度だけ咲かせる、一季咲きの品種が多い。

「ピエール・ド・ロンサール」などが根強い人気。

 

バラの苗の分類

新苗

接ぎ木して半年ほどの若い苗。春から多くの品種が出回る。

初めの1年はなるべく花を咲かせず、株を充実させながら育てる必要がある。

手はかかるが、安く手に入れることができる。

大苗

新苗を畑でさらに半年ほど育てた苗。主に秋以降に多く出回る。

プロが新苗からさらに育てているので、そのまま植えて次の春には花を楽しむことができる。

開花苗

大苗からさらに次の春、既に開花した状態で出回る苗。

十分に成長しており、比較的簡単に育てることができる。

初心者にはこの「開花苗」や「大苗」がおすすめ。

 

植え付け、開花の記録

前置きが長くなったが、ここから本品種「ビブレバカンス!」の成長記録。

 

1月下旬

大苗を購入して植え付け。

枝にはポツポツと赤い芽が見えている。

ビブレバカンス 大苗の植え付け 1月4日

ビブレバカンス 大苗の植え付け 1月4日

 

植え付けの手順などについては過去記事参照。

 

2月中旬

初めから見えていた芽が成長してきた!

無事に根付いてくれたようでホッとする。

ビブレバカンス 2月14日

ビブレバカンス 2月14日


 

3月上旬

すっかり葉も展開してきて、バラの株らしくなってきた!

楽しみが膨らむ!

ビブレバカンス 3月6日

ビブレバカンス 3月6日


 

4月上旬

つぼみを発見!

植えてから3ヶ月ほど。「ついにこの日が来たか……」という感じ。

ビブレバカンス 4月4日

ビブレバカンス 4月4日


 

4月中旬

この辺からだいぶ刻んでいきます(笑)。

ついに、つぼみに赤いスジが入った!

ビブレバカンス 4月11日

ビブレバカンス 4月11日


この時のワクワク、バラを育てている方ならみんな同じですよね!

 

4月下旬

今か今かと開花を待ち望み、ついにガクが開いてきた!

ビブレバカンス 4月23日

ビブレバカンス 4月23日 がくが開き始める!


ガクが完全に開いた! いよいよである。

ビブレバカンス 4月25日

ビブレバカンス 4月25日 がくが完全に開いた!


開花の始まり! 「来た!!」という感じ。

ビブレバカンス 4月28日

ビブレバカンス 4月28日 開花の始まり!


 

5月上旬

開花!!

鮮やかなオレンジ色が美しい!

ビブレバカンス 5月2日 開花!

ビブレバカンス 5月2日 開花!


ひとつ咲き始めると、他のつぼみも次から次へと咲いてくる。

ビブレバカンス 5月4日

ビブレバカンス 5月4日


 

5月中旬

すっかり満開!

今年はまだ1年目なので株も小さめだが、ここから1年後、来年の春が既に楽しみになっている(まだ夏や秋の開花もあるけど(笑))。

ビブレバカンス 5月12日 満開!

ビブレバカンス 5月12日 満開!


 

5月末

他に育てているシュラブのバラに比べると、一斉に咲いて一斉に散ってしまうことがなく、初めに開花してから何だかずっと開花している。

ビブレバカンス 5月30日

ビブレバカンス 5月30日

 

開花も一段落したので、切り戻し。まだ1年目なので、あまり咲かせすぎても株の体力を消耗してしまいそうだし……。

切り戻しは、咲いた花の下、大きめの5枚葉の上でカット。

 

フェンスからこぼれる様子

まだ一年目だが、早々と成長して、ややフェンスからこぼれるように咲いてくれている。

毎日の仕事帰りに、元気なビタミンカラーに元気がもらえる!

ビブレバカンス 5月30日 フェンスからこぼれる様子

ビブレバカンス 5月30日 フェンスからこぼれる様子


 

おわりに

初めてのフロリバンダ、初めての大苗からの植え付けで、ついに開花してくれたバラ「ビブレバカンス!」

フロリバンダ系はこれから初夏の2番花を迎えた後、夏剪定をすることで秋にも揃って咲いてくれるとのこと。

シュラブでは特に行わなかった夏剪定も含め、これから秋まで楽しませてもらおうと思っている。

 

 

( ↓ ビブレバカンス・この後の夏~秋の様子はこちら!)

↓ ビブレバカンス・大苗の植え付けはこちら!)

( ↓ その他のバラの記事一覧はこちら!)