今の家に住み始めた当初に行った作業だが、先日6年目にして小型ウッドデッキの再塗装を行ったので、備忘録も兼ねて設置当時の庭整備の記録を残しておく。
わが家のリビング前には4m四方くらいの庭があり、住み始めた当初はただの土が露出しているスペースだった。
ここに人工芝を敷き、リビングからの出口に小型のウッドデッキを設置した記録である。
わが家の庭の状況
わが家はリビング前に4m四方くらいの庭があり、それに加えて玄関脇の両側に2.5m×2.5mくらいの土のスペースもある。
玄関脇のスペースの方は様々な季節の草花等を植えてガーデニングを楽しんでいる。このブログの大半を占める草花の成長記録はそこで行われているものである。
リビング前の庭の方は、住み始めた当初は(業者がサービスで植えたゴールドクレストが何本かある以外は)ただ土が露出しているスペースが広がっていた。
しかしながら、あまりに見栄えが悪いので端に簡単な花壇スペースをつくり、それ以外は一面に人工芝を敷くことにした。
リビングの掃き出し窓からはコンクリートの足場で庭とつながっているが、ここに小型のウッドデッキも設置して、庭へのアクセス向上も試みる。
見ての通り、道路より少し高くなったところに位置する庭は、適当にゴールドクレストが植えられている以外は、ゴロゴロとした土や岩が転がっている荒涼とした大地という感じである。
土質がやや粘土質のようで、雨が降ると水たまりができてグチャグチャになるので、住み始めた当初からこれを何とかしたいと願っていた。
花壇ブロック&人工芝の設置!
花壇ブロック
ゴールドクレストが植えられている端のスペースを区切るように、花壇ブロックを並べて埋める。
・少し溝を掘り、1cmくらいの大きさの砕石を下に2cmくらいの厚さで敷いて、重い石などで少し叩いて固める。
・その上に花壇ブロックを置いていき、周りを土で固めていく。
(土に直接置くと徐々に沈んでいきやすいので、砕石を敷いて転圧した上に乗せた方がよい)
( ↓ こんな感じの花壇ブロックを使用)
人工芝
次に人工芝を敷く。
・事前になるべく土を平らにしておく(自分はわりと適当だったが、こだわる人はレーキなどで丁寧に)。
・防草シートを敷く。
・シートの上から人工芝のロールを敷き、人工芝用のピンで留めていく。
雑草はわずかな光でも元気に生えてくるので、防草シートは必須!
最近は、本物と見間違えるくらいのリアルな人工芝が売られていて驚かされる。
ホームセンターのカインズで芝高35 mm、1m×4mロールのものを3つ購入して使用。
そこそこの苦労の結果、荒野のようだった庭がすっかり見違えた!
天然芝と違い、手入れはときどき落ち葉等がたまってきたときに掃除する程度。
芝を立てるような向きにデッキブラシでブラッシングする。
ここでは、夏には子ども用のプールを出すなどして活用している。
小型のウッドデッキを設置!
キットの購入と組み立て前の塗装
リビングの掃き出し窓からのアクセス向上のため、小型のウッドデッキを設置する。
ネットで90 cm×90 cmのウッドデッキを2つ(ステップ1個付き)を購入。
組み立てる前に、防虫&防腐効果を期待して、キシラデコール(水性・パリサンダ)という浸透性の塗料を全体に塗る。
塗料が乾いた後、組み立てる。
キットは組み立て済みの天板に足を取り付けるだけなので、初心者でも簡単に組み立てることができた。
マルチポストで脚をつくる
このウッドデッキキットは平らなところに置くタイプだが、わが家の掃き出し窓にはコンクリートの直方体の足場があり、そのまま4つの脚をつけると設置できない。
そこで、家側の足は取り付けず、代わりにフクビのマルチポストという短い脚(高さを細かく調節可能)をつけることにした。
コーススレッドというネジを購入し、板に面取り(ネジが板にぴったりと埋め込まれた形にするため、ネジ山の部分の穴をあらかじめ円錐形に削っておく)をした後で電動ドライバーでウッドデッキに固定。
右側の写真、穴が「+」のネジはもともとのウッドデッキキットのもの。
穴が四角いネジが、マルチポストを固定しているコーススレッドである。
作成にあたって色々調べてみて初めて知ったのだが、板を強力に締結するためには、普通のネジでなくコーススレッドとよばれるネジを使用するとのこと。
ということで、コーススレッドでマルチポストを計12ヶ所取り付けた。
こんなにたくさん取り付けなくてもよかったかもしれないが、まとめ買いしたので使い切ることにした。
ピンコロで足場をつくる
ウッドデッキを置く「足場」として、近くのホームセンターでピンコロというコンクリートの立方体(一辺が約20 cmのもの)を購入。
非常に重いので取り扱いに注意!
水準器で高さや水平を調節しながら、少し掘った穴に砕石砂利を敷いて転圧し、ピンコロをはめ込んだ(このために、人工芝は少し切った)。
(写真は2年ほど経過した後に撮ったものなので、周囲が多少汚れているがご容赦)
ここにマルチポストをつけたウッドデッキをはめ込むように設置!
ぴったりと置けるようにせっせと計算するのも楽しかった。
本体に加えてステップも乗せて、設置完了!
おわりに
リビング前の庭に人工芝、花壇ブロック、小型ウッドデッキを設置した。
これによって
(施工前)
・リビングの窓から荒涼とした大地が広がる
・雨が降ると一面の泥になって出られなくなる
・掃き出し窓から庭まで少し段差がある
という状態から、
(施工後)
・リビングの窓から緑が広がる
・雨が降った後でもサンダルで外に出られる
・掃き出し窓からスムーズに庭につながる
というように、環境が大幅に改善された。
あらかじめ業者に外構を任せるのもきれいに施工されてよいのだろうが、このように自分で計画して作り上げると、完成した時の喜びも数倍である。
この記事は設置から6年後、ウッドデッキの塗り直しをしたのを機にまとめているが、6年経っても人工芝やウッドデッキは問題なく使用できている。
塗り直しについては、記事が長くなるのでそのうち別の記事で……(笑)。
( ↓ ガーデニングを含めた庭づくり全般の記事はこちらから!)