春の花の代表格の一つとして、このマーガレットが挙げられるだろう。
昨年はラベル無しの普通のマーガレットを植えたが、これもそれなりに株が大きくなり、長く花を咲かせてくれて満足した。
(たぶん園芸初心者がみんな通る道なのだと思うが)昨年1年間でラベル付きのブランド苗の優秀さを知ったので、今年はわりとそれらのラベル付き苗を積極的に購入している。
結果としては、マーガレットでも、やはりちょっとお高めのラベル付き苗の威力を思い知らされることになった(笑)。
ガーデニング初心者はラベル付きを積極的に購入するのがおススメである。
マーガレットの特徴と育て方
1年草か多年草か!?
この記事では1年草に分類しているが、本来は多年草で夏越し・冬越しができれば毎年花を咲かせることもできる。
ただ、鉢植えならば季節によって管理場所を変えたりすることもできるが、地植えだとそれも難しい。
また、鉢植えならば花が咲いていない時期にはメインの場所からどけておくこともできるが、地植えだと夏~冬の長い期間、葉っぱを眺めるだけになってしまう。
ということで、自分は面倒なので地植えにして、春~初夏に楽しんで終わり、という1年草として楽しんでいる。バラのように高価な植物ではないので、毎年新しい苗を買った方が気楽だし、毎年色を変えたりする楽しみもある。
花期
2月~6月初旬
※ ただしこれは、上記のように1年草として楽しむ場合。販売されている苗は温室などで花期が早められていると思われ、2月くらいから咲いているが、そうでなければ4月~5月くらいが開花時期だろう。
大きさ
品種にもよるが、高さは30 cmくらい。
幅もほとんど同じくらいだが、今回紹介する品種は幅80 cmくらいのドーム状になった。
水やり
地植えならほぼ不要。鉢植えなら土が乾いたらたっぷりと。
肥料
植え付け時にマグァンプ。あとはときどき液肥をやったりするといいらしいが、自分はほぼ放置でした。
耐寒性・耐暑性
ともにそれほど高くない。鉢植えならば冬は室内とか寒風が当たらない場所に移動させる。夏は軒下などの涼しい場所へ移すといい。
花がら摘み
してもいいと思うが、枯れた花が株の成長で埋もれてしまい、できないことも多かった。成長しているうちはそんなにしなくても見栄えが悪くならないかも。
ノースポールとの比較
マーガレットとノースポールとの違いについては別記事で詳しく書いたが、マーガレットの白花品種はノースポールと見分けがつかないほど似ている。
花期がノースポールは晩秋~春、マーガレットが春~初夏なので、この形の花が好きならば両方植えると長い間楽しめると思う。
昨年のラベル無し品種の記録
昨年3月下旬
ある程度花が咲いている苗を植え付け。
両脇の丸っこい花は、マリーゴールドの「アフリカン」という品種。
自分はそもそもそれまでマリーゴールドという花をよく知らなかったので、同名のタイトルの歌が流行ったときは、この花のことかと勘違いしていた。
「マリーゴールドに似てる」って、「こんなドラえもんみたいな真ん丸な頭の女の子をイメージした歌なのかな…? あんまり褒めてないような…?」とか不思議に思ったものである(笑)。
その後、普通のマリーゴールドの形を知り、「あっ、こっちね(笑)」と納得した記憶がある。
昨年6月中旬
その後順調に生育してくれて、花壇の一角を数ヶ月飾ってくれた。
少し遠めから撮った写真しか無くて申し訳ない(笑)。
ノーブランドの苗でも、それなりに花がたくさんついてくれて楽しめた。
この場所はこの後、別記事で書いたサンパチェンスに植え替えた。
今年のラベル付き品種の成長記録
2月中旬
これも別記事で書いた、庭の一角に作成した寄せ植えの主役として、満を持して植え付け。
寄せ植えの他の花に比べて耐寒性が低そうなので、少し遅れて暖かくなってきてから植え付けた。
購入したのは「栄養系マーガレット マーズ」と書かれている品種。
既にかなり花が咲いているが、さらに大きく成長してくれることを期待する。
3月~4月上旬
そのまま、少しずつ株を大きく成長させながら、寄せ植えのメインとして花を咲かせ続けてくれた。
その後4月中旬くらいになり、花が少なくなってきたので一旦花がら摘みもかねて全体を5 cmくらい切り戻し。
4月下旬~5月上旬
切り戻しから2週間ほどすると、株の成長とともに次々と蕾を上げ始めてきてくれた。
蕾がついたり花が咲くのはいいのだが、株の成長の方が早いのでせっかく咲いた花が内部に埋もれていく感じに…(笑)。
5月中旬
5月中旬に入ると、ようやく株の成長も穏やかになってきて、株の周囲に花が咲き始める。
上の写真から約1週間後、一気に開花が進んでこんな感じに。
正直言って、結構予想以上である。
この時点で株の幅は80 cmくらい。
勝手にこんなふうにドーム状にまとまってくれて、花数に圧倒される。
フェンス際に植えているので、外側から見るとこんな感じ。
完全にフェンスからはみ出している。
いつもの通りすがりの方も、「マーガレットすごいね~」とか声をかけてくれる。
そりゃあ通行人の目を引きますよね。
朝日に照らされる姿。
毎朝この姿を見て、元気をもらって仕事に行く、という幸せな日々。
マーガレットが元気に咲いている姿って、どうしてこんなに見ている人にも元気を与えてくれるんでしょうかね?
カレンジュラとのコラボ
同じキク科のカレンジュラ("寒さ知らず")も冬から春まで咲いてくれるので、いい感じにコラボしてくれる。
白花と黄花のコントラストが美しい!
ヒメアカタテハとのコラボ
コラボというか……単に蝶がとまっているのを見つけただけですが(笑)。
逃げないようにゆっくりと近づいて撮るのが大変だった。
傍から見たら不審者かも(笑)?
まあかなり早朝だったので誰もいませんでしたが。
この蝶を見つけて、タテハチョウの仲間かな…? とあたりをつけて調べたところ、タイトルに書いた「ヒメアカタテハ」ではないかな? という結論に。
これだけ花いっぱいだと天国ですね。たっぷり楽しんでください。
(マーガレットの蜜?が美味しいのかどうか知らないが)
その後6月中旬
連日30℃超えの気温が続いたためか、さすがに元気がなくなってきたのでこの数日後に撤去。だいぶ長く楽しませてくれて感謝しかない!
もう一つのマーガレット
実はもう一つマーガレットを買っていました。
こちらは黄色い花のマーガレット。PWのデイジーイエローという品種。
こちらはこちらでそれなりに花をたくさん咲かせてくれて満足したのだが、なにぶん上述の白花マーガレット「マーズ」が凄すぎて、そちらにばかり目が行ってしまっていた。申し訳ない。
こちらも丈夫で、手間いらずで楽しませてくれるのでおススメ。
こちらは6月末の現在でもまだ植えたままで、今でも綺麗な黄色い花をかなり多く見せてくれている。相変わらずPWの苗は丈夫ですね。
おわりに
昨年に続き、またマーガレットを植えてみた。
やはりラベル付きの苗は少しお高いとはいえ、丈夫で初心者でもたくさんの花を咲かせてくれてありがたい限りである。
マーガレットは白花、黄花のほか、ピンクとかもあって色のバリエーションが豊富なので、「今年は何色を植えようかな…?」とか考えるのも楽しみの一つである。
今回黄色を植えた場所には、直前までやっぱりピンクにしようか2週間以上悩んでいた(笑)。
結局現地でも悩んだ末に黄色を植えたが、この悩んでいる時間も豊かな人生の時間という気がする。
よし、来年はピンクを植えよう!(気が変わる可能性あり)
( ↓ マーガレットの白花とそっくりで、真冬にも咲いてくれるノースポールの記事はこちら)
( ↓ 記事中に出てきたカレンジュラの過去記事はこちら)
( ↓ 記事中の「マーズ」を植えていた寄せ植えの過去記事はこちら)
( ↓ 初心者でも育てやすい、一年草のまとめ記事はこちら!)