オーソドックスな黄色に黒の模様が入ったようなものをはじめ、様々な花色で庭を彩ってくれる。
さらに最近では品種改良の成果で、波打つフリルのような花びらのものも多く登場してきている。
この「絵になるスミレ」もその一つ。
寒い冬のうちから途切れることなく咲き続け、さらに春になって暖かくなると株も大きくなり、たくさんの花を楽しませてくれる。
丈夫で育てやすく、花がら摘み程度でほとんど手もかからない、ガーデニング初心者向けの一年草である。
パンジー「絵になるスミレ」の特徴と育て方
花苗で有名なサカタのタネの園芸品種。
基本的にはパンジーなので、冬から春まで楽しみ、初夏には枯れる一年草。
パンジーには安いもので100円を切っているようなものもあるが、やはりラベルが付いているようなブランド苗は根の張りもよく、あまり手間がかからずにたくさんの花を楽しむことができる。
花壇の広い範囲を埋め尽くしたりするならば安い苗や種から育てるのもいいと思うが、初心者が2〜3株育てるのであれば、そういったラベル付きの苗がおすすめである。
この「絵になるスミレ」は、花びらに素敵なフリルが付いており、眺めているだけで楽しい気分になる。
今回紹介する「ヴィーノ」の他、パルム(薄紫)、ソレイユ(黄色)など、花色も多彩。
花期
11月~5月くらい。
大きさ
縦横30 cmくらい。
冬の間はそれほど株は大きくならずに咲き続け、暖かくなってくると株全体が大きくなり、花数もぐっと増える。
水やり
地植えならほぼ不要。4月くらいになると、暖かい晴れの日が続くと水切れすることがあるので、水やりをすると元気になる。
鉢植えなら土が乾いたらたっぷりと。
肥料
植え付け時にマグァンプ。花期が長いので、ときおり液肥をやると花数が増える。
耐寒性・耐暑性
パンジーなので当然耐寒性は高い。特に何もしなくても冬を越す。
初夏頃までには枯れる一年草。
植え付け、成長記録
2月中旬
園芸店で苗を購入して植え付け。
パンジーの植え付け時期としてはやや遅めだが、初めに植えていたパンジーの元気がなかったので、代わりに植え付けた。
本来は秋のうちに植えた方が、ゆっくり根を張りながら成長するので春にたくさん咲くらしい。
初めからいくつか花が咲いていたが、株の成長を優先してカットする。
4月中旬
年を越してから植えたためか、成長はややゆっくりめだったが、暖かくなってくるとだいぶ大きくなり、花も増えてきた!
5月上旬
だいぶ安定して咲き続けている。
となりの「よく咲くスミレ」とのコントラストも美しい!
5月中旬
花の最盛期!
葉が見えなくなるくらいの花で覆われる!
無数のフリルが、見ているだけで気分を浮き立たせてくれる。
5月下旬
このまま、まだしばらく咲き続けるかな……? とか思っていたが、やはり5月下旬くらいになると急激に花数が減る。
体感では5月中旬くらいと気温等の条件はあまり変わっていないようにも思うが、植物は季節の変化にしっかり影響を受けるのだなあ……と感じる。
このくらいの時期に、ペチュニアやニチニチソウなどの夏~秋のガーデニング植物に植え替えると、一年中花壇に花が続くことになる。
よく咲くスミレ&フロックスとのコラボ
隣接して植えているよく咲くスミレ(パイナップル)と、フロックス・フォーエバーピンクとのコラボ。
鮮やかな花色の組み合わせが目に眩しい!
おわりに
少し遅めの時期に植えたパンジー「絵になるスミレ・ヴィーノ」。
それでもしっかり根を張って、春にはたくさんのフリル咲きの花を楽しませてくれた。
やはりラベル付きの苗だけあり、あまり手がかからずに庭の一角を彩ってくれる。
来年もまた、どんなパンジー・ビオラを植えようか楽しみである。
( ↓ 昨年植えた「絵になるスミレ(パルム)」の成長記録はこちら!)
( ↓ 初心者でも育てやすい、一年草のまとめ記事はこちら!)