ガーデニングを始めて最初の冬に開花した苗を迎えたギョリュウバイ。
翌年には大きく成長して、他の花が減る冬季にもたくさんの花を咲かせて庭を賑わせてくれた。
そして今シーズンの冬~春、さらに成長した姿で3回目の花を楽しませてくれている!
鉢植えだと水やりの管理が多少難しかったりもするが、地植えだとほとんど放置で秋~春に花を咲かせてくれて貴重な多年草(というか常緑低木)である。
ギョリュウバイの特徴や育て方
このブログでは、1シーズンだけ楽しむ植物を「1年草」、複数年楽しませてくれるものを「多年草・宿根草」というカテゴリにしているが、「多年草・宿根草」カテゴリには「常緑低木」も含んでいる。
一般に「多年草」とよばれているものも年数が経つと枝が木化してくるものも多く、「草」と「木」を厳密に区別することは初心者にとってあまり意味がないかと思い、このようにしている。
(ギョリュウバイは初めからわりとはっきりとした「木」だが……(笑))
ギョリュウバイは漢字だと「御柳梅」と書かれるが、これは梅に似た花が咲くためであり、植物の分類としては梅とは関係がない。
ここから採られる蜂蜜は、ニュージーランドの特産品「マヌカハニー」として利用されているとのこと。
庭に花が少なくなる秋~冬(春)に開花してくれるので、かなり貴重な植物である。
花期
9月~5月くらい。
大きさ
3年目現在、横幅50 cmくらい。
縦には年々大きくなり、1年目に20 cmくらいだった苗が、2年目1mくらい、3年目は1.5 mくらいになっている。
水やり
地植えならほぼ不要。夏の晴れが続いたときに何となくやった程度。
鉢植えの場合、水やりはやや難しい。過湿には弱いが、乾燥にも弱い。葉が小さくて硬く、水切れが分かりにくいので、土が乾いたのを上手に見計らって水やりをする必要がある。
初心者は地植えを推奨。
肥料
肥料は控えめでよい。わが家では他の花のついでに発酵油かすをまいたことがあった程度。
耐寒性・耐暑性
耐寒性は高い。冬の寒い時期でも平気で花が続く。
上にも書いた通り、過湿や乾燥に弱いので、鉢植えだと管理がやや難しい。庭植えの場合は、ほとんど放置でも夏越しできる。
1年目~2年目のダイジェスト
1年目と2年目の様子。
1年目の冬の購入時に20 cmくらいだった苗が、初夏頃に花が終わってからぐんぐん育ち、1mくらいになる。
さらに2年目の初夏、やはり花が終わるとぐんぐん大きくなり、1.5 mくらいになった。
( ↓ 1〜2年目の様子の詳細はこちら!)
2年目春~3年目の記録
過去記事では2年目の2月までの様子を紹介したので、その後からの記録。
昨年(2020)5月
冬に咲いた後も花が続き、むしろ真冬よりも花数は増える。
ネモフィラとのコラボも美しい!
4月くらいまでは黒っぽい小さな葉しか出ていなかったが、このくらいの時期になると新芽の緑色の葉が出てくる。
5月末くらいになると、花はほとんど終わり、株が緑に包まれてくる。
昨年8月
真夏の様子はこんな感じ。
花が終わるとニョキニョキと伸び始める。
昨年9月中旬
前の年は11~12月頃に少しずつ花が増えてきた感じだったが、2年目の秋は9月の時点で早くも咲き始める!
株が充実してきたのかな?
予想よりも開花が早くて驚く!
昨年11月上旬
ポツポツとだが花数を増やしながら咲き続ける。
今年(2021)3月上旬
少し時期は進んで、今年の3月上旬の様子。
変化が少なかったので、ちょっと途中の写真を撮るのを忘れてしまっていたが(笑)、年末~2月もほとんどこの写真と同じような感じだった。
今年5月中旬
冬にも咲くものの、やはり春になって暖かくなると花数が増えてきて、5月上旬~中旬にはこんな状態。
彩りを増してきた庭の中で、引き続き花を見せ続けてくれる。
今年5月下旬
そろそろ今年の花も終わりか?
緑の葉が増えてきた!
1年目~3年目の成長の様子
購入時に20 cmくらいだった苗が、「春の花が終わった後、夏に大きく成長」を繰り返して、3年目にはこんなに大きくなった。
縮尺が違うのでわかりにくいが、背後のブロックやフェンスと比較すると、まさに「グングン」成長しているのがわかるだろう。
横幅はそこまで大きくならず、縦に伸びてくれるので狭い庭のガーデニングにはありがたい。
おわりに
今シーズンも秋~春にかけて、安定して花を咲かせてくれたギョリュウバイ。
鉢植えだと管理がやや難しい(らしい)ものの、地植えだとほとんど手間がかからずに毎年咲いてくれて、庭が寂しくなる冬のガーデニングにはありがたい限りである。
他のガーデニングブログなどを見ると、地植えでも3年目などに急に枯れたりすることもあるようなので、何とか元気に育ってほしいものである。
また夏に成長して、秋~冬に花を見られるのを楽しみにしている。
( ↓ 1〜2年目の様子の詳細はこちら!)