わが家の宿根草ガーデンの中段で、毎年春にピンクのじゅうたんを見せてくれるフロックス・フォーエバーピンク。
今年も葉が見えなくなるくらいの、一面のピンクの花を咲かせてくれた。
何となく買った花が、徐々に庭の中で欠かせない一員になっていく……。
宿根草を育てていて、とても楽しくなるポイントの一つである。
ほとんど手間もかからず、毎年開花してくれるガーデニング初心者向けの多年草・宿根草である。
フロックス・フォーエバーピンクの特徴と育て方
シカゴ植物園作出の宿根フロックスの一種。
花期には葉が見えなくなるくらいの花で覆われる。
高さ30 cmくらいで巨大化することもなく、花のない時期も緑の葉で花壇の中段を守ってくれる。
手間は花期の後の花がら摘み程度で、あとはほとんど放置で毎年花を咲かせてくれる。
花言葉は「協調」「合意」「一致」など。寄り集まってたくさん咲く姿から来ているらしい。
花期
一斉に咲き誇るのは5月。その後はポツポツと10月くらいまで咲く。
ネットの販売ページなどでは、6月~9月(10月)などとも書かれているが、わが家ではまだ株が充実していないのか、たくさん咲くのは5月のみ。
販売ページ等の「花期」は、ポツポツと咲く程度の時期も含めているのかもしれない。
大きさ
1株で縦横30 cmくらい。
わが家では並べて2株植えている。
水やり
地植えならほぼ不要。鉢植えなら土が乾いたらたっぷりと。
肥料
植え付け時にマグァンプ。後は他の花のついでに発酵油かすをまいたことがあった程度。
耐寒性・耐暑性
冬には枯れたような葉になるが、また春になると新芽が芽吹く。
わが家では特に何もしなくても普通に夏を越した。
植え付け~1年目の様子
2019年5月下旬
園芸店で購入して植え付け。
下の写真のように、少し離して2株植え付けた。
1年目は一斉に咲く花期を過ぎており、このまま葉が茂るだけで終わった。
2020年5月中旬~下旬
年を越して春、ようやく咲いてくれたときの様子。
花壇の中段で、一面のピンクの花を見せてくれた!
(植え付け~2年目の成長記録の詳細はこちらの記事から!)
2年目花後~3年目の春までの様子
昨年(2020)5月末
花が一段落したので切り戻しをした後の状態。
適当に切り戻したので、切った後の茎が目立って不格好な感じだが、少しするとすぐに葉が茂って気にならなくなる。
手前に、横に張った麻ひもが見えているが、これは手前のパンジーやニチニチソウに倒れかかってこないように張っているもの。
昨年(2020)7月上旬
すっかり葉も茂った様子。
右側の方に、少しだけ再び咲いている。
昨年(2020)9月上旬
真夏はあまり咲かず、少し涼しくなるとポツポツと咲く。
写真では本当にちょっとしか咲いていないが、もう少し多く咲いていた時期もあったと思う。
今年(2021)2月上旬
年を越して今年の2月の姿。
昨年の葉はすっかり枯れてきている。
根元を見ると新しい葉が芽吹いてきていたので、地上部はバッサリと切り戻した。
4月下旬
すっかり葉も生え揃い、つぼみも出てきた!
5月上旬
最初の花が開花!
ひとつ咲き始めると、他の場所でも次々と開花する。
5月中旬
すっかり満開!
春の満開時には、本当に葉が全然見えないほどの花で覆われる!
5月末
6月にギリギリ入るかどうかという頃、春の一斉開花の終わりを迎える。
種を作らない品種なので花がら摘みは必要ないのかもしれないが、あまり見栄えもよくないので、この後簡単に切り戻す。
昨年は少し深く切り過ぎて、夏~秋にあまり咲かなかったので、今年はなるべく浅めに花がらだけを切っておくことにする。
7月~11月頃の様子
その後は、緑の葉を茂らせながら、ところどころでポツポツと咲く感じ。
春のような一斉開花は望めないにしても、もう少しそれ以外の季節にも咲いてくれると本当にありがたいのだが……それは贅沢かな?
2枚目は、シジミチョウがそっととまっているところをパチリ。
花のアップ
満開時の花を近くで見たときの様子。
視界がピンク色の花で覆い尽くされ、幸せな気分になる。
パンジーとのコラボ
隣接して植えている、パンジー(よく咲くスミレ、絵になるスミレ)とのコラボ。
鮮やか……という言葉しか浮かんでこない。
春の日差しを浴びて、花たちの共演が目に眩しい。
おわりに
今年も春の花壇にピンクの花を無数に咲かせてくれたフロックス・フォーエバーピンク。
花のない時期も、花壇の中段で鮮やかな緑の葉を茂らせてくれた。
なかなか春以外にはあまり多く咲いてくれないが、そのうち株も充実して、もう少し他の時期にも咲いてくれることを期待している。
( ↓ 1〜2年目の様子の詳細はこちら!)
( ↓ 1年草のフロックス・コンフェッティの成長記録はこちら!)