1年前の冬に大苗で購入して地植えしたメイアンのバラ、ビブレバカンス!
春にはさっそく株いっぱいの花を咲かせた!
その後やや黒星病で調子を落としたりもしたものの、初夏~秋もそれなりに咲き続けて、鮮やかなビタミンカラーで庭を賑わしてくれた。
初夏の2番花~秋の花、そして冬の剪定・寒肥についてまとめてみる。
ビブレバカンス! の特徴と育て方
フランスの歴史あるバラのブランド、メイアンのフロリバンダ系のバラ。
正式名称は「ビブ レ バカンス!(Vive les Vacances !)」で、「バカンス(休暇)、バンザイ!」という意味(「!」までが品種名)。
まさにバカンスをエンジョイするような、鮮やかなオレンジ色の花を咲かせる。
花つき・花もちはわりとよい。一度開花するとしばらく咲き続け、パサッと散る。
うどん粉病にはとても強いが、薬剤散布をしないと黒星病は多少出る。
(昨年は気になったときにときどき消毒スプレーをした程度。)
まだ一年目だが、それほど巨大化せずコンパクトに、それでいて花数も多く華やかに育てられる品種。
多少の黒星病を除けば、全体的には育てやすい方のバラだと思われる。
( ↓ 春の開花、およびフロリバンダ等のバラの系統についてはこちらから!)
春の満開後の開花記録
5月下旬
春の開花を終え、花がら摘みをほぼ終えた後の姿。
まだ残っている花やこれから咲きそうなつぼみもあるが、ほかのバラとともにここで春のお礼肥(花後の肥料)をやることにする。
寒肥と異なり、株周りの土の表面を中耕(少し耕す)し、規定量の肥料をまくだけ。
6月中旬
咲き残っていた花も終わり、それらの花がら摘みを行うと、いったん寂しい状態になる。
6月下旬
花がら摘みをしたところから新たな葉が展開し、また新しくつぼみが咲きそうになってくる。
7月上旬
2番花の開花!
数日後には、また複数の花で株が包まれる。
春ほどの花数ではないが、また同時にたくさん咲いてくれて嬉しい。
8月下旬
暑い最中ではあるが、夏に負けずに元気に咲き続けてくれている!
画像真ん中あたりの少し白っぽくなっている花は、もうじき散る花。
これを放置するとパサッと散るので、その前に花がら摘みをした方が楽。
9月下旬
9月に入るとこれまでの疲れ?が出てきたのか、黒星病が少し広がり、葉が少なくなってきてしまった。
まだ1年目なので、あまり咲かせすぎても体力がなくなるのだろうか?
バラの消毒スプレーを吹きかけて様子を見る。
フロリバンダ系なので、元気に育っていれば夏剪定を行うところだが、今シーズンはとりあえずそのまま育てる。
11月上旬
少し葉も増えて回復してきて、新たな花も咲いてくれた。
隣に植えたジニア・プロフュージョンとのコラボも素敵である。
12月下旬
すっかり葉もなくなってきた。
寒さによる落葉と、黒星病による落葉の両方という感じかな?
やはりこのバラは、薬剤散布をしないと黒星病は多少出ますね。
剪定・寒肥!
剪定
年が明けた1月中旬、わずかに残った葉も、剪定のためにすべてむしる。
葉をむしって1週間後、剪定開始!
まだ1年目の冬なので、多少枝を整える程度。
このバラは中輪種なので、割りばしくらいの太さよりも細い枝をカットしたり、枯れた枝や内側に出ている枝などを整理する。
剪定前後の株姿の比較は次の通り。
上の画像だと剪定後の株が小さくて見づらいので、少し近くからの様子を。
フロリバンダ系のバラは1年を通じて花が咲き続けるため、株自体が大きくなるスピードは遅めのようだ。
昨年の冬に植え付けた時と比べると、枝数はやや増えたもののあまり大きさは変わらない感じに戻った。
切った枝もこの程度なので、控えめの剪定である。
寒肥
次の春に沢山咲いてもらうために、寒肥を与える。
まずはバークチップをどけて、中耕(株周りを少し耕す)。
これによって雨水や肥料等が浸み込みやすくなる。
次に穴掘り。
自分は株周りに3ヶ所の穴を掘って肥料を入れるやり方を採用しているが、このバラは花壇の隅のやや狭いところに植えているので、他の花を避けながら穴を掘るのが大変である(笑)。
本当はもう少し株元から離れた位置を掘りたいのだが、周りに草花を植えているのでこの程度が限界か。
来年は別の場所を掘るので、掘った位置は覚えておく。
掘った穴に規定量の肥料を入れる。
埋め戻して、バークチップを敷いて完了!
おわりに
冬に大苗で植え付けて1年後を迎えたバラ、ビブレバカンス!
秋に黒星病で少し調子を落としたものの、全体的には一年中、鮮やかなビタミンカラーで庭を賑わしてくれた。
2年目はもう少し株も充実して、体力もついてくるだろうか?
既にたくさんの芽が見えているので、来シーズン、一回り成長した姿で咲いてくれることを期待している。
( ↓ ビブレバカンスの植え付けと1年目の春の開花についてはこちら!)