1年目に神秘的な青い花をたくさん咲かせてくれたルリマツリ(プルンバーゴ)が、2年目を迎えてさらに充実した開花を見せてくれた!
この品種は、「趣味の園芸」で紹介されていたのを見て欲しくなり、その日のうちに園芸店へ走り、購入したものである。
その花色はまさに「神秘的」と言える色で、日常生活でこんな青紫色を見られる機会はほとんどないだろう。
丈夫で育てやすく、宿根草なので毎年花を咲かせてくれ、ガーデニング初心者向け。ブルーガーデンにはぜひおすすめである。
- ルリマツリ(プルンバーゴ)の特徴と育て方
- 植え付け、成長記録
- 2年目(2020)の成長
- フェンスからもはみ出して……
- 晴れと雨の花の様子
- 昨年の挿し木の様子
- 花がら摘みの注意点!(ルリマツリの蕾と花がらの区別)
- おわりに
ルリマツリ(プルンバーゴ)の特徴と育て方
爽やかな青い花を春~秋の長い期間楽しめる。宿根草・多年草には花期が短いものも多いが、これは花期が長くてありがたい。
花言葉は「いつも明るい」「ひそかな情熱」など。
花期
7月~10月。多年草としてはかなり花期が長い。
大きさ
枝が長く伸び、1m以上になる。
伸びてくると自立しにくく倒れてくるので支柱があるといい。わが家ではアサガオなどに用いる行灯支柱(3連のリングがついているもの)を使用。
水やり
地植えならほぼ不要。鉢植えなら土が乾いたらたっぷりと。
肥料
植え付け時にマグァンプ。あとは開花期には次々と花を咲かせるので、ときどき液肥をやると花が続く。
耐寒性・耐暑性
冬には地上部がなくなる宿根草で、昨年は暖冬だったものの問題なく冬を越した。
真夏にも花がたくさん咲き、耐暑性は問題なし。
ふやし方
挿し木が簡単。切った枝をそのまま土に挿して、しばらくの間乾燥しないように水やりをしているだけで簡単に根付く。
植え付け、成長記録
1年目(2019)のダイジェスト
詳細は1年目の記事、
神秘的な青紫の花に吸い込まれる! ルリマツリ(プルンバーゴ)
で詳しく書いたのでそちらを参照。
ここでは簡単に…。
6月初旬
苗を購入して植え付け。既にわりと大きめに育っていて、花も咲いていた。
7月下旬
この年の花の最盛期。
このまま9月頃まで花が続いた。10月~11月は花はほとんど咲かなかったものの、株自体の成長は続いた。
2年目(2020)の成長
2月中旬
昨年の枝がだいぶ茶色くなってきた。株元に新しい芽が出てきていたので、そこを残してバッサリと切り戻した。
5月上旬
3~4月には株元のわずかな葉を除いてほとんど何もない感じだったが、暖かくなってきて急激に成長してきた!
「枯れちゃったかな……?」なんて心配していたが、杞憂に終わって良かった。
5月中旬
わずか2週間ほどでここまで成長!
やはり太陽の光と、温度(あと水)が揃うと、植物はぐんぐん大きくなってくる。
学校の生物の授業で習ったものの、実際にそれを目の当たりにすると感心というか感動する。
6月下旬
そのまま成長を続け、ついに蕾ができ始める!
ワクワクが止まらない!
1週間後、蕾が色づき始める!
7月上旬
最初の花が開花!
この青紫色に今年も出会えたことに感謝!
2日後の同じ蕾。花がどんどん増えていく!
7月中旬
株全体もだいぶ開花が進んでくる。
長引く梅雨の間も成長や開花が続き、とても頼もしい!
8月上旬
すっかり満開!
と言っても、一つの花が終わったら次の花、という感じで咲いていくので、どこが正確に「満開」なのかは分からないのだが(笑)。
猛暑の中、この涼し気な花色を見ていると、少しは暑さが和らぐような気がする。
フェンスからもはみ出して……
元気よく成長し、フェンスからもだいぶはみ出して咲いている。
通りすがりの人も、「きれいね~」とか「写真を撮っていいですか?」とか言いながら花を楽しんでくれていて嬉しい。
晴れと雨の花の様子
こちらは晴れの日の花の様子。
明るい日に照らされて、輝くような花色を見せている姿も美しいが……
こちらは雨の日の様子。
個人的には、少し暗めの光の中、雨粒を弾いている様子がとても美しく感じる。
昨年の挿し木の様子
昨年、切った枝を適当に土に挿しておいたら……
すっかり根付き、今年はこんな感じの茂みになっていて、メインの株と一体化した感じになっている。
写真右側の大きな茂みは、購入した元の株。
挿し木部分はそれには及ばないものの、こちらも元気に成長してフェンスからはみ出したりしている。
※写真を撮ったときには花が一休みしている時期でしたが、ここも最盛期には青い花で覆われていました。
このまま年を越して来年になれば、さらに大きくなった株が見られそうで楽しみ!
花がら摘みの注意点!(ルリマツリの蕾と花がらの区別)
ルリマツリは、花が終わったらこまめに花がらを摘んでやった方が、次々と開花が進む。
しかし注意すべきは、咲き終わった「花がら」と、これから咲く「蕾」の区別がつきづらいということである。
1年目はそれを分かっておらず、だいぶ多くの蕾を花がらと間違えて摘んでしまったように思う(笑)。
蕾のアップはこんな感じ。
いくつもの房状の突起があり、その先には点々というか粒々というか……そういう感じのものがくっついている。
これに対し、花がらのアップはこんな感じ。
蕾と比較すると、房の先に点々のようなものが付いていないのが分かるだろうか?
この点々というか粒々というか、それを手がかりにして花がらを摘んでいくとよい。
おわりに
2年目を迎えて、さらに充実した株・花姿を見せてくれたルリマツリ。
これも実際に自分で植えてみると、意外と多くのお宅で庭先に植えているのが目に付くようになった。
だいぶ人気の植物らしく、街中で見かけると嬉しくなってしまう。
このまま秋まで元気に咲き、青紫色の素敵な花色で庭を飾ってくれるのを楽しみにしている。
( ↓ 1年目の植え付けから秋まで成長していく様子の詳細はこちら!)