グランドカバーは前回書いたダイカンドラの1種類に絞ってもよかったのだが、検討の過程でいろいろな植物を知ってしまったので、せっかくなのでエリアごとに数種類を変えて植えてみることにした。
2つ目のグランドカバーは、「リシマキア・ヌンムラリア・オーレア」(以下リシマキア・オーレア)という舌を噛みそうな名前の植物である。
オーレアとは黄色・金色のことらしく、植物に使われるときには鮮やかな黄緑色の種類を指すらしい。一旦根付けばとても旺盛に育って地面をカバーしてくれて初心者向き。
前の記事の写真にも出ていたが、まずはポット苗で2株購入して植え付けてみる。
砂漠のような土に植え付けたのが1月3日(写真左)、このときはそれなりに鮮やかな黄緑色をしていたが、それから20日後の1月23日(写真右)には、すっかり枯れたような感じの赤色になってしまった。
調べてみたところ、リシマキア・オーレアは寒い時期には紅葉というか赤っぽくなるらしいので、おそらく枯れてはいないと思い、時々水をやって放置していた。
春、新芽が出てくる!
3月になると、赤く枯れたような葉の間から、黄緑色の新芽がでてきた。やはり根は生きていたらしい。
調子に乗って、早く土を覆ってもらうべく、一気に7株追加(後のことを思うとこんなに植えなくても充分であった)。
右側の写真の、左下の2株が初めに植えたものである。
ちなみに、リシマキアの内側の植物は、左の赤いものがオタフクナンテン(五色ナンテン)、右側がローズマリー(這性)である。
ネットや街中でいい感じの植物を見るたびにチェックして、園芸店で見ると衝動買いしてしまうのである。
爆発的な成長のとき
暖かくなってきたので、急激に伸び始める。
ランナーを伸ばしているものは、軽く土をかぶせてみたりして、発根を促してみる。
そして………運命の時がやってくる。
!?
左の写真と右の写真の違いを見てほしい。
時期の差はおよそ1カ月(と1週間くらい)である。
「なかなか伸びないな〜」なんて思っていたら、一度勢いがつくとこうである。
よく広がるとは聞いていたが、正直、リシマキアの繁茂の速度を甘く見ていたらしい。
すっかり2つの植物の周りを覆いつくしてしまった。
このまま黄緑色のじゅうたんの状態が12月くらいまで続いた。
リシマキア・オーレアは夏の暑さや蒸れに多少弱いとのことだが、この場所は風通しがいいためか、夏越しは特に問題なかった。
現在(冬)の様子
年をまたぐ頃、さすがに寒さにあたったのか、葉が赤くなったり枯れかかったりしてくる。
これは初めに植えたときにも経験したので、もう焦りはしない。
こんな風になっても根は生きていて、3月にはまた新芽を伸ばしてくれるだろう。
葉が赤くなるので常「緑」とは言えないかもしれないが、充分グランドカバーとしての役目を果たしてくれていると言えるだろう。
(ちなみに、最後の2枚の写真では、右側に植えてあったローズマリーの代わりに、バラ(ローズポンパドゥール)が植えてある。ローズマリーは別の場所に移植した。)
冬に紅葉した姿も、季節感が感じられるようにも思われる。
春が来て、また黄緑色のじゅうたんが見られるのが楽しみである。
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※ 紅葉してから、再び緑に包まれる様子も素敵です!
( ↓ グランドカバーのまとめ記事はこちら!)