宿根草ガーデンの後方に咲く花を探していて出会ったバーベナ・ハスタータ「ブルースパイヤー」。
夏に植え付けて、1年目は多少咲いた程度だったが、冬越しして2年目の今シーズンは株も大きく成長し、初夏から初秋くらいまでの比較的長い間、花を楽しませてくれた。
手間は花がら摘みと多少伸びすぎた枝を整える程度で、比較的高めのゆらゆらと咲く株姿を維持できる。
バーベナ・ハスタータ「ブルースパイヤー」の特徴と育て方
バーベナと名がつく植物は種類が多く、一般的に園芸店で見かけるのは背の低い一年草タイプのバーベナ。
これらは本来は多年草だが、耐寒性が弱いことから、日本では一年草扱いとなっている。
このバーベナ・ハスタータは耐寒性が高く多年草として育てられる品種で、高さも1mくらいになるので、花壇の後方に向いている。
長く伸びた茎の先に紫色のとんがった花がまとまり、風に揺れながら咲く姿が美しい。
花言葉は「魔力」や「魅力」など。
花期
6月~9月くらい。
大きさ
高さ100~120 cmくらい。幅は50 cmくらい。
わりと幅をとるので、多少株間には余裕をもった方がよい。
水やり
地植えならほぼ不要。鉢植えなら土が乾いたらたっぷりと。
肥料
植え付け時にマグァンプ。後は他の花のついでに発酵油かすをまいたことがあった程度。
耐寒性・耐暑性
耐寒性は高い。冬には地上部がなくなり、また春になると芽吹く。
耐暑性も高く、夏でも元気に花を咲かせる。
植え付け、成長記録
2021年(1年目)の7月下旬
長野のおぎはら植物園で購入し、植え付け。
8月~9月
植え付けた1年目は咲かないかと思っていたが、8月に入って少しだけ咲いてくれた!
8月いっぱいくらい咲き、9月になると葉を茂らせ、そのまま冬になると地上部が枯れた。
2022年(2年目)の3月中旬
そのまま枯れてしまったかのように思ったが、3月になると地際に芽が出てきていた!
3月下旬
芽が出るとその後はわりと早く育ち、1週間ほど経つと葉が展開されている。
4月中旬
4月になると、もうすっかりこんな姿に。
気温、水、太陽の光が揃うと植物の成長は著しい!
5月上旬
さらに成長を続け、連休明けくらいにはこんな大きさに。
5月下旬
最初のつぼみが見え始めてきた!
6月上旬
わずかに開花!
周りの花もどんどん咲き始める。
6月中旬
すっかりほかの花も咲く。
このあたりが満開かな?
株いっぱいに咲く感じではなく、長く伸びた茎の先にまとまって咲き、風に揺れる姿が可憐である。
7月上旬
最初に咲いた花が終わるとこんな感じになった。
まとまった花の付け根のあたりで花がら摘みをしておく。
写真には写っていないが、他の場所に伸びた茎には時間差で花が咲いていた。
8月上旬
真夏の様子。
暑い中でも元気に咲いている。
(これよりもう少し前にはもっと咲いていたが、写真を撮り忘れた(笑))
10月下旬
9月中くらいまでは咲き続けたが、10月くらいになると、枝によっては枯れるものがあるようだ。
他の場所ではまだ元気な枝があったり、ちらほら咲いていたりする。
この後、また寒くなってくると地上部がなくなり、冬越しに向かう。
来シーズンもまた芽吹いてくれることを願う。
おわりに
宿根草ガーデンの後方で背が高く咲いてくれる花を探していて出あったバーベナ・ハスタータ「ブルースパイヤー」。
2年目で株も充実してきて、枝先で風に揺れながら咲く姿を楽しむことができた。
無事に冬越しして、また次の初夏に素敵な紫色の花に出会えるのを楽しみにしている。
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