植え付けから3年目を迎えたスーパーゼラニウム・ネオンスポット。
年々株が大きくなって、春から初冬までの長い間、花壇を賑わしてくれている。
ラベルには「半耐寒性」とあったので冬越しできるか心配だったが、今のところ問題なく育っている。
ほとんど手間もかからず、長い間毎年咲いてくれる、ガーデニング初心者向けの多年草・宿根草である。
スーパーゼラニウム・ネオンスポットの特徴と育て方
花苗で有名なPROVEN WINNERS(PW)の品種。
正式名称は「スーパーゼラニウム・チャンピオン・ネオンスポット」。
スーパーゼラニウムには他に「レッド」「リラ(濃いピンク)」「キャロル(薄いピンク)」がある。
通常のゼラニウムが真夏には枯れたり弱って花数が減ったりする中、このスーパーゼラニウムは品種改良の成果で夏にも生育しながら開花する。
ラベルには「半耐寒性」とあり、公式サイトによるとー3℃までは耐えるとのこと。関東地方で、それほど強い霜が降りない場所ならば地植えで冬を越せる。
花言葉は色によっても違うようだが、「尊敬」や「信頼」など。
花期
4月~11月くらい。ほぼ一年中花が続く。
大きさ
10 cm~15 cmくらいの苗で売られているが、育つと縦横50 cmくらいになる。
水やり
地植えならほぼ不要。鉢植えならば土が乾いたらたっぷりと。
ただ、乾燥気味を好むので、冬場は控えめに。
肥料
一年中咲くので、適度に肥料をやった方が開花が続く。自分は他の花のついでに発酵油かすを撒いたり、ときどき液肥をやった程度。
耐寒性・耐暑性
耐寒性は公式サイトによればー3℃程度とのこと(昨年は0℃と書いてあったような気がするが……(笑)。データが更新されたのだろうか?)。
わが家では、1〜2月頃には霜が降りるが、何とか冬を越し続けている。
鉢植えなら室内に取り込むなどするとよさそう。地植えなら運ですね(笑)。
耐暑性は高い。夏の暑さにも弱らずに花が続く。
植え付け、成長記録
一昨年(2019)・昨年(2020)のダイジェスト
左の写真は1年目の5月上旬、植え付け時の様子。
縦横10~15 cmくらいの苗から、10月頃には右写真のように大きく成長した。
そして1年目の冬を越し、2年目にも一年中花を咲かせてくれた。
( ↓ 1年目、2年目の成長記録の詳細はこちら!)
今年(2021)1月下旬
そしてさらに今シーズンの1月末。
なんか枯れてしまったようにも見えるが、古い葉を整理すると、内側に新しい葉が出てきていた!
4月上旬
これが、4月にもなると株全体がすっかり新しい葉に包まれる。
5月中旬
5月の半ば、最初の開花!
6月下旬
1か月ほどでどんどん咲き進み、6月下旬にはこんな姿に。
伸ばした枝から、あちこちで咲いている。
8月上旬
暑さにも負けず、次々と咲く!
普通のゼラニウムは真夏に少し花が休んだりするが、全く気にせずに咲き続けてくれてありがたい!
11月中旬
その後秋になっても花は続き、11月でかなり涼しくなってきても、この姿。
昨シーズンまでは秋にはポツポツとしか咲かなかったが、株が充実してきたのか、かなり大きめの花が多く咲いている!
12月中旬
そして、12月になってかなり寒くなっても、多くの花が咲き続けている!
花期、長すぎでは(笑)!?
その後年を越した頃には、さすがに花が終わって、来シーズンへの準備という感じになる。
3年間の比較
3年間の様子を、最も花数が多かった時期で比較。
上から順に、1年目(10月)、2年目(9月)、3年目(8月)。
明らかに株が充実して、花数だけでなく花の大きさもゴージャスになっている!
おわりに
ガーデニングを始めて1年目、店頭で見た鮮やかな花色に惹かれて購入したスーパーゼラニウム・ネオンスポット。
夏や冬を越しながら年々成長して、どんどんきれいな花を咲かせるようになっている。
今では中央で一年中頼りになる姿で咲き続けてくれるようになり、花壇の中で欠かせない存在になっている。
毎年冬になって、枯れたような姿になるのでヒヤヒヤするが、今後も花壇で存在感を示し続けてほしいものである。
( ↓ 1年目、2年目の成長記録の詳細はこちら!)