「花期の長さ・花数の多さ・育てやすさ」と三拍子そろった植物、ジニア。
園芸雑誌や番組などでその存在は知っていたが、これまで他の植物を植えたりしていた関係で、何となく買いそびれていた。
今シーズン、園芸店で一斉に咲くジニア・プロフュージョンの花を見かけ、ようやく購入、植え付けに至った次第である。
事前情報通り、三拍子そろった優秀さに感動!
ほとんど手間もかからず、長い間たくさんの花を咲かせてくれる、ガーデニング初心者向けの一年草である。
ジニア・プロフュージョンの特徴と育て方
花苗で有名なサカタのタネから販売されている園芸品種名。
ジニアは別名ヒャクニチソウ(百日草)とも呼ばれ、開花期が長い植物。
実際には5月頃から、霜が降りる前くらいまでは咲き続けるので、百日草どころか、二百日草という感じ。
「エレガンス」「リネアリス」などいくつかの品種があるが、本種「ジニア・プロフュージョン」は丈夫で育てやすい品種のようで、特に摘芯をしなくても勝手にこんもりと育ち、株いっぱいの花を咲かせてくれる。ホームページによると、今回の黄色の品種名は「レモン」の模様。
花言葉は「幸福」「不在の友を想う」「いつまでも変わらぬ心」など。
花期
5月~12月くらい。
霜が降りると枯れるが、それまでは12月の寒さの中でも咲き続けていた。
大きさ
縦横30~40 cmくらい。
特に摘芯をしなくてもこんもりとまとまる。
花がら摘みをした方がいいらしいが、あまり気にしなくてもかなりたくさんの花を咲かせてくれる。
水やり
地植えならほぼ不要。鉢植えなら土が乾いたらたっぷりと。
肥料
植え付け時にマグァンプ。あとは他の花のついでに発酵油かすをまいたことがあった程度。
花期が長く花数も多いので、月2回くらい液肥をやると花が多くなるらしい。
耐寒性・耐暑性
耐寒性は低く、冬には枯れる一年草。とはいえ、霜さえ降りなければ結構寒くても咲き続けてくれる。
耐暑性は高い。夏の日当たりがいい場所でも平気で咲いていた。
植え付け、成長記録
7月下旬
苗を購入して植え付け。
本当はもう少し早い時期に植え付けたかったが、パンジー・ビオラやナデシコ等の春の花が結構長持ちして、花壇のスペースが空かなかったのでこんな時期に(笑)。
8月下旬
暑さに負けずに咲いてくれる。
8月は、本当は写真よりももう少し多く咲いていた時期もあったのだが、あまりにも花壇で当たり前のように咲いていたので写真を撮り損ねました(笑)。
9月下旬
少し涼しくなってきて、根もしっかり張ったためか、花数が増えてきた!
10月下旬
株もかなり大きくなってきて、たくさんの花が株を覆うようになってきた。
黄色い蝶が止まっている姿を激写!
花と蝶の色のコラボが美しい!
調べてみたところ、「キタキチョウ」かな?
11月中旬
すっかり花いっぱい!
写真では少し変形したような長細い株姿になっているが、これは左上のあたりの植物に覆いかぶさるような感じになったので、少しカットしたため。
本来はまるくこんもりとした姿になる。
12月中旬
12月に入り、かなり寒くなってきたものの、元気にたくさんの花を咲かせ続ける!
花が少なくなってきた花壇で、実にありがたい存在である。
しかしながら、かなり冷え込んで霜が降りた日、すっかり枯れてしまった。
前日まではかなり寒い中元気に咲いていたが、やっぱり多くの植物にとって「霜」は別格ですね。
霜に弱い植物は一発で枯れます。
鉢植えなら、霜が当たらない軒下などに移動させておけば、もう少し長く楽しめるかも。
とはいえ、かなり長い間、花を楽しませてくれたので大満足。感謝しつつ撤去。
ビブレバカンス!(バラ)とのコラボ
隣に植えているバラ、ビブレバカンス!とのコラボ。
オレンジと黄色は相性がいいですね。
花のアップ
最後に花のアップを。
陽に照らされて元気に咲く姿が、この花の魅力を最も引き出してくれるように思う。
おわりに
気になりつつも植えそびれていて、ようやく育てることができたジニア・プロフュージョン。
期待通り、初夏から霜が降りる直前の初頭まで、たくさんの花で花壇を彩ってくれた。
ホームページによると、他にもオレンジ色やピンク色など、様々な品種があるようなので、来シーズンは何色を植えようか……と今から楽しみにしている。