ガーデニング1年目、方々の園芸店を探し回って買い求めたカンパニュラ・アルペンブルー。
1年目、2年目、ともに夏の暑さや蒸れで枯れる寸前までいったが、無事に生き延びて3年目の春の花を見せてくれた!
別記事でも書いたベロニカ・オックスフォードブルーと並んで、花壇の前面を飾る「青い花」として実に優秀な植物である。
本当に「お星様」という感じの青い花を無数に咲かせる姿に、毎年春に魅了されている。
夏の蒸れに気を付ければ基本的には育てやすい、ガーデニング初心者向けの多年草・宿根草である。
カンパニュラ・アルペンブルーの特徴と育て方
毎年春になるとお星様のような青い花を無数に咲かせる多年草・宿根草。
花のない時期も常緑で花壇を彩ってくれる。
夏の過湿にやや弱いので、春の花後、梅雨前に短めに切り戻しておけば常緑を保てる。
こぼれ種で勝手に増えたりもする。
花言葉は「感謝」「誠実」「節操」など。
花期
5月~9月(らしいのだが、わが家では過去2年とも夏の暑さで枯れかかっているため、春の開花しか見られたことがない)
大きさ
秋~冬は1株で高さ10~15 cm、幅20 cmくらい。
春になると急激に大きくなり、高さ30 cmくらい、幅40 cmくらいにこんもりと茂る。
水やり
地植えならほぼ不要。むしろ夏の蒸れに弱いので、乾燥気味が良い。
鉢植えなら土が乾いたらたっぷりと。
肥料
植え付け時にマグァンプ。あとは他の花のついでに発酵油かすをまいたことがあった程度。肥料は控えめでいいらしい。
耐寒性・耐暑性
耐寒性は強い。霜が降りても平気で、常緑で冬を越す。
夏の暑さと蒸れにやや弱い。春の花後、梅雨前に短めに切り戻して風通しを良くするとよい(うまくいったことがないが(笑))。
鉢植えならば梅雨~夏は雨に濡れない軒下などに移動した方がいいかも。
1年目〜2年目の開花までのダイジェスト
1年目
園芸店で苗を見つけ、3株購入。
夏の蒸れのことなど全く気にせず、3株を詰めて植え付け。
1年目はそのまま開花。
その後、夏の蒸れにより3株中2株は姿を消し、かろうじて一番左の1株だけが生き残る。
2年目の開花
何とか生き残った1株が、無事に葉を茂らせて開花!
想像以上に広がった姿に驚く!
2年目の花後~3年目の開花記録
2年目の開花後から、今年の開花までの記録。
昨年(2020)7月上旬
春の開花後、切り戻しておいたものの、長引く梅雨のせいもあってか徐々に株元から枯れ始めてしまった。
もう終わりかな……? と諦めていたところ、明らかに元の株とは違う場所から芽吹いている様子!
(元の株は、写真中央付近の茶色い枯れ枝のような部分)
おそらく春の花のこぼれ種から芽吹いたものと思われる。
昨年(2020)10月上旬
こぼれ種からの芽も順調に育ち、葉を広げている。
今年(2021)3月中旬
そのまま年も越して無事に育ち、今年の3月にはこんな感じに。
葉の領域が一体化して、もう元々何株だったのかわからないようになった。
今年(2021)5月上旬
そして5月に入り、いよいよ開花が始まる!
今年も何とかこの青い小花に出会えた!
今年(2021)5月中旬
一度咲き始めると、他の花もどんどん咲いていき、5月中旬にはこんな感じでたくさんの花に包まれる!
今年(2021)5月下旬
5月も終わりの時期になっても、まだまだ咲き続ける!
面倒で花がら摘みを全くしていないので、さすがにやや花がらが目立つようにはなっているが。
今年(2021)6月中旬
少しずつ花数を減らしながらも咲き続けていたが、6月中旬にはさすがにほとんどの花が終わってきた。
そろそろ梅雨入りの声が聞こえてきたので、今年こそ無事に夏越しすることを祈ってバッサリと切り戻し。
花のアップ
最後に花のアップを。
青い星形の花が、陽に照らされる姿が美しい!
おわりに
毎年夏越しに失敗気味で、命からがらという感じで何とか続いているカンパニュラ・アルペンブルー。
地植えだと梅雨時に軒下に避難させたりもできないので、夏越しは運次第という面が大きい。
ただ、こぼれ種で増えたりもするので、元の株が枯れても次の年に繋がったりするのはありがたいことである。
今年こそは無事に夏越ししてくれることを祈っている……(笑)。
( ↓ 1〜2年目の様子の詳細はこちらの記事から!)
( ↓ 「青い花」のまとめはこちら!)