苗の植え付けから3年目を迎えたオルレア・グランディフローラ。
毎年春になると、レースのような白い花を咲かせてくれる。
今年も昨シーズンのこぼれ種から多くの芽を出し、春には無数の花を楽しませてくれた!
ほとんど放置で毎年花を咲かせてくれるので、ズボラガーデニングにはもってこいの
植物である。
オルレア・グランディフローラの特徴と育て方
ニンジンのような繊細な感じの細い葉と、レースのような可憐な白い花を咲かせる。
ただし、こぼれ種でわりと毎年咲くので、このブログでは多年草のカテゴリに入れている(むしろこぼれ種でどんどん増えるので、間引く必要があるくらい)。
花言葉は「静寂」「可憐な心」「細やかな愛情」など。
花期
4月~6月上旬くらい。
大きさ
1年目、苗で植え付けたときは高さ40~50 cmくらい、幅30 cmくらい。
2~3年目はこぼれ種から増えて複数の株になり、全体で縦横1mくらいになっている。
水やり
地植えならほぼ不要。鉢植えなら土が乾いたらたっぷりと。
肥料
苗の植え付け時には多少マグァンプを混ぜたが、それからは全くやっていない。
他の花のついでに発酵油かすを花壇全体にまいたりはしたが、あまり肥料は必要ないらしい。
耐寒性・耐暑性
耐寒性は高い。寒い時期は地表に張り付いたような葉っぱの状態で冬を越し、暖かくなってくるとどんどん背が高くなってくる。
耐暑性は低く、夏までには枯れる。が、高い確率でこぼれ種から発芽し、晩夏~秋くらいには新たな芽が出てくる。
1~2年目のダイジェスト
1年目(2019)植え付け
左の写真は1年目の5月下旬、植え付け時の様子。
すでにたくさん咲いていた花を楽しみ、7月頃には右写真のように種を落としながら枯れた。
2年目(2020)こぼれ種からの開花
そしてそのこぼれ種から発芽し、2年目には圧倒的に増えて、無数の花を咲かせてくれた。
( ↓ 1~2年目の成長記録の詳細はこちら!)
今シーズンの開花記録
昨年(2021)12月下旬
春の開花から夏まで放置して種を落とさせておいたが、12月にふと地表を見てみると、すっかり発芽して葉を出していた!
今年(2022)3月中旬
歴史的な寒波のため、葉が少し傷んだようにも見えるが、何とか冬を越してくれた様子。
4月中旬
暖かくなって、すっかり青々とした葉に戻り、株に高さやボリュームが出てきた!
4月下旬
そしてついにつぼみが出てきて、数日後に開花!
5月上旬
ひとつ咲くと、ほかの場所でもどんどん咲き始める!
5月中旬
すっかり満開!
2年目に比べると、株全体の高さが少し低くまとまっている。
おそらく、2年目に大量に落ちたこぼれ種がたくさん発芽したため、1株当たりの高さが抑えられたのではないだろうか。
7月中旬
そのまま6月上旬までは花が続き、終わった後も放置すると初夏にはこんな感じに種がいっぱいできる。
完全に放置するとそこら中に種が飛んで、後で間引くのが大変なので、なるべくこの真下に手で落としておくことにする。
(それでも、結構あちこちから芽が出るが……(笑))
道端でも開花……
昨年のこぼれ種が家の周囲にも飛んだようで、こんなところでも咲いていた!
たくましい……。
ほとんど雑草並みに増えるので、庭で放置すると数年後にはオルレアだらけになるかも(笑)?
わが家でも、想定していないところから発芽しているものは、ちょこちょこと抜いている。
おわりに
レースのような素敵な白い花に魅了されて購入したオルレア・グランディフローラ。
3年目の今年も、こぼれ種からの満開の花で春の庭を賑わしてくれた。
ほとんど手間もかからず、毎年咲いてくれるので実にガーデニング初心者向けだと思う(むしろ増えすぎて間引く必要があるが)。
来シーズン以降もまたこの可憐な花に出会えるのを楽しみにしている。
( ↓ 1~2年目の成長記録の詳細はこちら!)