今年もこの季節がやってきた。
……と書き出したいくらい、毎年開花を楽しみにしている多年草・宿根草の「ベロニカ・オックスフォードブルー」である。
ほぼ手間いらず・植えっぱなしで、3月後半から無数の青紫色の小花を楽しませてくれて、花期以外も常緑のグランドカバーとして雑草対策にもなる。
地植えならほとんど手間もかからず、まさにガーデニング初心者向けの多年草・宿根草である。
ベロニカ・オックスフォードブルーの特徴と育て方
一度植えると何年もの間、花期が来るごとに花を咲かせてくれる多年草。
花が咲いていないときも、独特の葉色でグランドカバーにもなってくれるので、ガーデニング初心者は一度は植えてみるべき、といっても過言ではないだろう。
ある程度は繁殖して広がるが、増えすぎて困る、というほどでもない。
広がり過ぎたらカットしたり抜いたりして、わりと制御もしやすい。
人気の植物なので、ホームセンターなどでも簡単に購入することができる。
花期はそれほど長くないが葉は一年中残るので、地植えでグランドカバー的に用いるほか、寄せ植えなどにしてもいいかと思われる。
花言葉は「名誉」「忠実」「忠誠」など。
花期
3月~4月くらい。
大きさ
高さ15 cmくらい。地を這うように旺盛に広がるが、増えすぎて困るほどではなく、必要に応じてカットすればよい程度。
水やり
地植えならほぼ不要。鉢植えなら土が乾いたらたっぷりと。
肥料
植え付け時にマグァンプ。あとは他の花のついでに発酵油かすをまいたことがあった程度。
耐寒性・耐暑性
耐寒性は高い。冬でも常緑で、春になると新しい葉やつぼみが出てくる。新しい枝の方が花が咲きやすい。
暑くなる時期も、特に何もしなくても夏越しできた。
わが家では家の東側に植えているが、夏の直射日光で弱ることもあるらしいので、日当たりが非常にいいような場所では鉢植えなどで少々日陰を作るといいかも。
過去記事のまとめ
植え付け1年目から、2年目にさらに花数が増えた様子はこちら!
今シーズンの記録
1月上旬
年が明けたばかりの頃の姿。
さすがに真冬の寒さで、やや葉が少なくなっている。
(というか、春に備えて前年の葉や茎を多少カットして整理した後の状態)
2月下旬
上の1月上旬の写真もそうだが、昨シーズンまでは3株を三角形になるように植えていたが、新しくバラを地植えしたことに伴い、一直線に並ぶように1株を植え替えている。
スペースに余裕があるなら、三角形に植えた方が大きな1株に見えて見栄えがいいと思われる。
観察していると、いよいよ今年のつぼみらしきものが見え始めてきた!
今年もこの時期が来たか……という感じがする。
3月中旬
ついに今年の最初の花が開花!(3月14日)
初めの花が咲いてわずか2日後。
一度咲き始めるとどんどん花数が増える。
咲き始めから1週間もすると、もうすっかりこんな感じになる。
3月下旬
3月後半にはすっかり満開!
今年もこの青紫色の小花に出会えた! と感動もひとしお。
4月中旬
開花から1ヶ月ほど経つと、花数が少なくなってくる。
この後、葉はずっと残り、一年の大半はグランドカバーとしての役割を果たしてくれる。
ベロニカ・ウォーターペリーブルーとのリレー
近縁種のベロニカ・ウォーターペリーブルー(こちらは薄紫色の品種)とのリレー。
こちらはやや花期が遅めのようで、わが家ではオックスフォードブルーの花が終わりかけの頃に最盛期を迎える感じ。
宿根草のリレーは、いつ見ても気分が湧きたってくる(笑)。
( ↓ ベロニカ・ウォーターペリーブルーの成長記録はこちら!)
おわりに
今年も美しい青紫色の小花を見せてくれた、3年目のベロニカ・オックスフォードブルー。
植えっぱなしでほとんど何もしていないにもかかわらず、季節になると花を咲かせてくれて実に律儀である(笑)。
宿根草・多年草のガーデンをつくりたいなら、一度は植える価値がある、と言っても過言ではないだろう。
来年もまた、美しい小花に出会えるのを楽しみにしている。
( ↓ グランドカバーのまとめ記事はこちら!)
( ↓ 「青い花」のまとめはこちら!)
( ↓ 翌年、4年目の様子はこちら!)