自分が大好きな青~紫系の穂状の花の一つ、ムスカリ。
今年も植えっぱなしで、律儀に青紫色のブドウのような花を見せてくれた!
昨年よりも、明らかに株が充実して、花の数も増えている!
ほとんど手間もかからず、毎年春になると花を咲かせてくれる、ガーデニング初心者向けの多年草・宿根草である。
ムスカリの特徴と育て方
植えっぱなしで毎年咲く宿根草・多年草。球根植物なので、うまく育てば地中で増えて毎年株が大きくなり、花数も増える。
おそらく初めのうち数株を植えたであろう花壇に、いつの間にか春には一面のムスカリが広がっていたりする風景がよく見られる。
地上部の葉は、夏になるとなくなる(はずだが、一部の株は一年中葉が残っていた)。
花言葉は「失望」「失意」「明るい未来」など。対照的な花言葉を持っていて「どっちなんだよ!」という感じがする(笑)。
花期
3月中旬~4月。
大きさ
1株は縦横15 cmくらい。年々株が成長して大きくなり、花数も増える。
水やり
地植えならほぼ不要。鉢植えなら土が乾いたらたっぷりと。
肥料
植え付け時にマグァンプ。あとは他の花のついでに発酵油かすをまいたことがあった程度。生育期には液肥をやると球根が成長するらしい(が、やったことはない)。
耐寒性・耐暑性
耐寒性は高い。普通に冬を越す。
夏になると地上部がなくなり、また冬になると芽が出てくる。
今年のわが家では、地上部がなくなったところと、一年中葉が残っていたところがあった。日当たりなどによるのかもしれない。
昨年(2020)の開花の記録・ダイジェスト
1月上旬に球根を植え付け、2月上旬には芽を出してくる。
3月上旬には開花し、その後花数が増えてきて、3月下旬には咲き揃う。
別の場所に植えたアズレウム種のムスカリ(薄い青色で模様が入っている品種)も咲いた!
夏には地上部がなくなる……はずだが、この場所ではニラのような葉が一年中残っていた。
もしかすると、グランドカバーとして植えているセダムが、いい感じに土の温度が高くなりすぎるのを防いだのかもしれない。
今シーズン(2020年末~2021)の開花の記録
12月下旬
地上部がなくなった方のアズレウム種のムスカリ(薄い青色の品種)が、芽を出していた!
2月下旬
地上に葉が残っていた方のムスカリ(青紫色の品種)は、芽吹きが分かりにくかったが、気がつくとこんなふうに花芽が出てきていた!
アズレウム種の方も、花が咲きそうである。
3月中旬
いよいよ花茎を伸ばしてきて、開花が始まる!
今年もまた会えた! という感じ。
アズレウム種の方も開花!
よく見ると、薄い青色一色でなく、少し模様が入っていてオシャレである。
3月下旬
すっかり咲き揃い、青紫色のブドウが立ち並ぶ!
ミニスイセンの記事でも書いたが、この時期にぎりぎりコラボが実現する。
ハナアブも来ていた。
パッと見た感じ、どこが花なのかよく分からない植物だが、虫は目ざとく見つけてやってくるものである。
4月中旬
1ヶ月ほど楽しませてくれたが、そろそろ花の終わり。
花茎の根元で花がら摘みをして、葉は残す。
この残った葉が光合成をして、来年また花を咲かせるためのエネルギーを蓄えるらしい。
昨年と今年の比較
1年目の昨年と、2年目の今年の比較。
1年目は1列に並んでいる感じだったが、今年は明らかに葉の量や花数が増えて咲き乱れている。
見えないところで、頑張って分球して株が育っているのだなあ……。
一方、アズレウム種の方のムスカリは、昨年と比べて特に株が大きくなったり花数が増えたりはしていない。
日当たりの違いによるものか、それとも品種の違いによるものか……?
おわりに
今年も植えっぱなしで花を咲かせてくれた2年目のムスカリ。
地植えだとほぼ完全に放置でよいので、実にガーデニング初心者向けの植物である。
年々株が成長していくらしいので、来年はさらに見事な花を見せてくれることを期待している。
( ↓ 1年目、植え付けから開花までの様子はこちら!)
( ↓ 「青い花」のまとめはこちら!)