昨年庭の一角にハルディンのミニヒマワリ「サンビリーバブル」を植えた。
初夏から晩秋まで長期間庭を明るく彩ってくれて大満足だったので、今年も植えようと思っていたところ、園芸店で似たようなミニヒマワリの「サンフィニティ」という品種があることを知った。
昨年の満足から、「サンビリーバブルにしようかサンフィニティにしようか……」と迷ったが、せっかくなので様々な植物との出会いをしてみたいと思い、今年はこのサンフィニティを植えてみることにした!(ブログのネタにもなるし(笑)!)
実感としては、サンビリーバブルよりもやや花期は短く感じたものの、初夏から秋までの長い間、小ぶりなヒマワリの花で庭の一角を明るく彩ってくれて満足であった。
ほとんど手もかからず長期間花を楽しむことができ、ガーデニング初心者向けの一年草。
サンフィニティの特徴や育て方
シンジェンタという会社から販売されている多花性のミニヒマワリ。
調べると結構育てている方が多いほか、公園などの植栽にも利用されているらしい。
花がらを摘んだり肥料を与えていると成長しながら次々と花を咲かせてくれる。
「サンフィニティの花言葉」は見つからなかったが、一般的なヒマワリの花言葉は「憧れ」「あなただけを見つめる」「愛慕」「崇拝」など。
一般的なヒマワリが南の太陽の方向を向いて咲くイメージからだろうか?(この品種は多花性であちこちを向いて咲くのだが…(笑))
花期
5月~10月頃。花のピークはやはり夏の8月頃か。秋にも花の大きさはやや小さくなるものの、かなり多くの花が咲いてくれている。
大きさ
1m前後。花を咲かせながら成長していく。
水やり
地植えならほぼ不要……だが、販売元のサイトを見るとときどき水やりした方がいいのかも? 鉢植えなら土が乾き始める前くらいから。
肥料
植え付け時にマグァンプ。あとは他の花のついでに思い出したように液肥をやった程度。多数の花が咲き続けるので、定期的に追肥した方が花が続くようだ。
耐寒性・耐暑性
基本的に冬には枯れる一年草。
耐暑性は全く問題なし。というか、ヒマワリなので夏に元気に咲くのは当たり前か(笑)。
植え付け、成長記録
6月中旬
植え付けを行ったのは冬~春の間、栄養系マーガレット「マーズ」がこんもりと茂って頑張ってくれていた場所。
さすがにこの時期になると花も枯れてきたので、ヒマワリに植え替えることにする。
マーガレットは上手に夏越しできればまた来年も咲く多年草であるが、初心者・ズボラ・そして庭のスペースが限られているので、自分は一年草と割り切って育てている。
( ↓ 栄養系マーガレット「マーズ」の成長記録はこちら!)
マーガレットを撤去し、サンフィニティの苗を購入して植え付け。
5月下旬くらいから苗は出回っていたが、マーガレットが想定以上に長く頑張ってくれていたので抜くのが惜しく、植え付けが遅くなってしまった(笑)。
6月下旬
2週間ほどでかなり成長してきた。思ったよりも縦にひょろっと伸びてきている。
上端には既に蕾が見えていたが、もう少し横にもこんもりと育ってくれることを期待して、思い切ってカットしてしまうことにする。
カットしてわずか2日後、すぐ成長して、もうカットした場所が分からない感じになっている。
7月上旬
かなり大きくなってきた!
また縦に伸びそうだが、そろそろ花を見たいので(笑)、今回はカットせずにそのままにしてみる。
7月中旬
今年は梅雨がなかなか明けないためか花が遅いような気がしたが、7月中旬にようやく最初の開花!
7月下旬
まだまだ梅雨が明けない……。
が、そんな中それなりに成長し、雨空の中懸命に咲いてくれている!
8月上旬
ようやく長い梅雨も明け、花数が増えてきた!
ヒマワリと言えば太陽の方向を向いて咲く……というイメージがあるが、この品種はあちこちを向いて咲いてますね(笑)。
8月下旬
安定して成長して咲き続ける!
フェンスからもこぼれて咲いている。
通りすがりの方々も、隣のルリマツリ(青い花)と合わせて楽しんでくれている模様。
9月上旬
残暑が続いており、まだまだ元気に咲き続ける!
9月中旬
やや涼しくなってきて、花も少し小さめに咲くようになってきたかな?
10月上旬
10月に入り、花はかなり小さめのものが多くなってきたが、頑張って咲き続けて庭を賑わせてくれている!
10月いっぱいくらいは何とか楽しませてほしいものだが……。
10月末
この1ヶ月ほどは小さめの花がちらほらと咲き続け、10月末にはさすがに花が終わってしまった。
とはいえ、だいぶ長く楽しませてくれたので満足である。
サンフィニティとサンビリーバブルの比較
行きつけの園芸店では、今回紹介している「サンフィニティ」と並んで、別記事で紹介した同じミニヒマワリの「サンビリーバブル」が売られていた。
昨年はサンビリーバブルの方を育ててみたが、今年のサンフィニティと少し比較してみる。
花期の比較
サンビリーバブル……6月上旬に既に開花していた苗を購入。途中、2度の大きな台風に痛めつけられたものの、9月中は元気いっぱいに咲き、12月くらいまでチョロチョロと咲き続けてくれた。
サンフィニティ……6月中旬に開花前の苗を購入。途中で一度摘心したこともあってか、開花は7月中旬(摘心しなければ6月下旬には咲いたと思う)。8月よりも9月の方が少しだけ花が小さい感じ。チョロチョロとなら10月いっぱいくらいまで咲いた。一応ラベルには「3カ月連続開花!」と書いてあり、だいたいその通り(+もう少し)の開花期間。
花の比較
サンビリーバブル……ブランド名のサブタイトル? に「ブラウンアイガール」とあるように、花の中心部周辺に茶色っぽい円形の模様が入っている。中心部分(通常のヒマワリで種ができる部分)はサンフィニティより少し大きく、より「ヒマワリ」っぽい印象。
サンフィニティ……サンビリーバブルに比べると、中心部分が少し小さい。いかにも「ヒマワリ」という印象はやや弱い。逆に言うと、ヒマワリの「小学校で植える花」というようなイメージが少なく、大きめの黄色いマーガレットのようで、洋風の庭にはよりマッチするかもしれない……という印象。
おわりに
昨年のサンビリーバブルに続いて植えてみたミニヒマワリ・サンフィニティ。
ガーデニングを始めるまでミニヒマワリなどという品種があることすら知らなかったが、夏のあいだ庭の一角を明るく彩ってくれるので、自分の意識としてはすっかり夏の定番になってきている。
今回紹介したサンフィニティやサンビリーバブルの他にもいろいろな品種があるようなので、来年はまた別のものを植えてみようか……? または再びサンビリーバブルを植えてみようか……? などと楽しみにしている。
( ↓ 昨年育てたサンビリーバブルの成長記録はこちら!)
( ↓ 初心者でも育てやすい、一年草のまとめ記事はこちら!)