大好きな穂状の花、ベロニカ・ロンギフォリアが2年目を迎え、今年も薄紫色の花を元気に咲かせてくれた!
イングリッシュガーデン(風)の花壇をつくりたいと志してから、かなり初期に購入候補に挙がっていて、園芸店で見つけたときに歓喜したことが思い出される。
ベロニカの仲間の中ではかなり大型になる方の種類で、宿根草なので植えっぱなしで毎年花を咲かせてくれて貴重。
わが家では同じく穂状の花のサルビアネモローサ・カラドンナの隣に植えており、花期が少しずれているので、ちょうどリレーをするような感じで花壇に花が続く。
「ロンギフォリア」というのが何だか「ロンギヌスの槍」みたいで、そのちょっと中二病をくすぐるような名前(笑)や独特の花色がとても気に入っている植物の一つである。
ボーダーガーデンの後方(規模によっては中段くらいでも)の背景として、花壇の中で存在感を示してくれる。
ほとんど手間いらずで春~初夏に毎年花を咲かせてくれて、ガーデニング初心者向き。
ベロニカ・ロンギフォリアの特徴と育て方
一言で「ベロニカ」と言っても、グランドカバーとして人気のベロニカ・オックスフォードブルーのように地を這うように小花を咲かせる品種から、穂状の花を咲かせる品種まで様々な種類がある。序文にも書いたが、本種はかなり大型になる方の品種。
花期
5月~7月頃。サルビアネモローサ・カラドンナの少し後という感じ。
大きさ
高さ80 cmくらい。幅は30 cmくらい。
水やり
地植えならほぼ不要。鉢植えなら土が乾いたらたっぷりと。
肥料
植え付け時にマグァンプ。あとは他の花のついでに発酵油かすを撒いたことがあった程度。開花中はときどき薄い液肥をやった方が花が増えるかも。
日当たり
日当たりがいい方がよさそうだが、わが家では家の東側、半日ほど陽が当たる場所で元気に咲いている。
花の様子
薄紫色の穂状の花。花穂の部分の大きさは15 cmくらい。花が枯れてきたら花穂の部分を摘んでおくと、数週間後に再び脇芽から開花する。
白花やピンク色の花の品種もあるようだ。
耐寒性・耐暑性
宿根草なので冬には地上部がなくなるが、また春になると芽吹く。過湿にはやや弱いようだが耐暑性は高く、特に何もしなくても夏越しできた。
植え付け、成長記録
1年目(2019)のダイジェスト
昨年4月、園芸店でついに見つけたことに歓喜し、勢いで3ポットも買ってしまった(笑)。
三角形に植えると大きな一株に見える感じになるだろうが、スペースの問題で花壇の奥の方に並べて植える。
そのまま順調に育ち、6月~7月頃には花壇で美しい花を見せてくれた。
2年目(2020)3月
冬の間はすっかり地上部がなくなっていたが、春になって再び芽を出してきた!
宿根草は毎年忘れた頃に顔を出してくれて、律儀なものである(笑)。
4月中旬
写真左側のサルビアネモローサにやや遅れて、だいぶ株が成長してきた!
5月上旬
いよいよ蕾が見えてきた!
画像下の方では、まだ冬からビオラ(ガゼルのかけっこ)が頑張り続けている。頼もしい…。
( ↓ 画像下に見えているビオラ「ガゼルのかけっこ」の記事はこちら!)
5月中旬
花穂が色づき始めてきた!
日々眺めているとワクワクが止まらない!
開花!
背後のサルビアネモローサとの色のグラデーションも美しい!
5月下旬
さらに咲き進む!
朝日に照らされる姿も神々しい!
6月上旬
初めの花が少し落ち始めた。
この花はアブなどの虫に好かれるようで、虫が花に触れながら飛び回ることで、小さな花がポロポロと落ちやすい気がする……。
6月下旬
終わった花を摘んでいくと、脇芽などから新しい花が咲いてくる。
とはいえ、そろそろ終わりかな……?
左側の方の株は、雨で葉が少し傷んでいたので多少カットしている。
7月上旬
ほとんどの花穂が終わってきたので切り戻す。
昨年はここからもう一度花穂が上がってきたが、今年は記録的な長梅雨で日光不足だったためか、この後はポツポツと花を咲かせる程度で終わってしまった。残念。
バラおよびサルビアネモローサとのコラボ
隣で育てているバラ「ローズ・ポンパドゥール」とサルビアネモローサ・カラドンナが最盛期を迎えている頃、このベロニカ・ロンギフォリアが少しずつ咲き出す。
バラとサルビアネモローサからバトンをつなぐような形で、花壇を賑わせてくれる感じ。
花のアップ
最盛期の花を近くで見た状態。
遠目から見て大きな株姿を楽しむのもいいが、近くで見るとそのパステルカラーの美しさに魅了される!
おわりに
2年目となった宿根草のベロニカ・ロンギフォリア。
イングリッシュガーデンと言えば、ボーダーガーデンの後方に穂状の花が咲いているイメージを個人的に持っているので、わが家の花壇づくりには必須の植物である。
今年は長梅雨のためか7月の花数が少なかったが、それもまたその年の季節の特徴・移り変わりを感じられているという捉え方もあるかな?
来年の春~初夏にも、また美しい穂状の花を咲かせてくれることを期待している。
( ↓ 1年目の様子の詳細はこちら!)
( ↓ 記事内のサルビアネモローサ・カラドンナの記事はこちら!)
( ↓ 記事内のバラ、ローズ・ポンパドゥールの記事はこちら!)
( ↓ 「青い花」のまとめはこちら!)