昨年の春ごろ、「ナデシコ」という花を知った。
いや、もちろん「大和撫子」という言葉くらいは知っていたのだが、そもそも「ナデシコ」が花の名前であることを特に意識していなかった。
園芸店でその甘い香りとともに存在を知ってすっかり魅了され、「(ラベル無し)ナデシコ」「かほり」「オリビア」などとともに昨年購入したナデシコの一つが、このサントリーの花苗「miite(ミーテ)」であった。
ブランド苗なので育てやすく、初心者向き。
ナデシコ miite(ミーテ)の特徴と育て方
花苗でも有名なサントリーの品種。
ブランド苗なので育てやすく品種改良されていて、それほど手をかけなくても2 cmくらいの小花で簡単に花いっぱいになる。
色は「さくらピンク」と「ラズベリーローズ」がある。今回購入したのは「ラズベリーローズ」。
咲き進むにつれて花色が変化するのも楽しめるらしいが…自分はよく分からない(笑)。ただ、普通に花色を楽しむだけでも十分美しい。
花言葉は「純愛」「貞節」「無邪気」「大胆」などなど。色によっても違うらしい。
花期
3月~6月、9月~12月(つまり、夏の暑い時期には花が休む)
大きさ
高さも幅も20 cmくらい。コンパクトに咲く。
水やり
地植えならほぼ不要。雨がしばらく降らなかったときに、他の花のついでにやったことがあったかな?という程度。鉢植えならば土が乾いたらたっぷりと。
肥料
適度(2週間に1回程度)液肥をやった方が花つきが良くなるらしい。自分は植え付け時に土にマグァンプを混ぜておいた他は何もやっていない。
花がら摘み
適度にやった方が次の花が咲きやすいらしい。が、とにかくたくさん咲くので、自分は放置気味。花がらで見栄えが悪くなったときに、一気に切り戻した程度。
耐寒性
耐寒性はとても高い。秋に植えて、普通に冬を越せた。
植え付け、成長記録
昨年(2019)10月、植え付け
既に少し開花している苗を購入し、植え付け。
年内はこの画像とほとんど変わらない姿で、いつも2〜3個の花がチョロチョロと咲いているだけだった。
翌年(2020)4月中旬
暖かくなってきて株がだんだん大きくなり、ついに開花!
初めの方の蕾が開花したものの、周りの株の成長がそれを上回っているので、咲いた花が埋もれるような感じになる。
4月下旬
どんどん花が増えてくる。相変わらず株の成長が開花を上回っている感じ。
5月中旬
ようやく株の成長も穏やかになり、株の外側にたくさんの花が咲くようになる。
この大きさ・花数になる前に、初めの方に咲いた花は完全に株の内側に埋もれているので花がら摘みができないが……無視していいのだろうか(笑)?
5月下旬
すっかり花でいっぱい。朝日を浴びる姿が美しい!
近くに寄ると、目が眩むような深いピンク色にうっとりする。
ちなみに晴れの日もいいが、曇りの日はまた別の魅力を感じられるようで好きである。
落ち着いた色味に、神秘的な雰囲気が感じられる。
じっと眺めていると時間を忘れそうになる。
が、その姿を通行人に見られると恥ずかしいので、没頭しすぎに気をつけねば…(笑)。
5月末
花がらが目立つようになってきたので、一気に切り戻す。
マメな人は一つずつ摘んだ方がいいと思うが、自分はズボラなのでまだ少し咲いている花も含めて一気に切ってしまう(笑)。
ラベル無しナデシコとのコラボ
コラボというか単に隣に植えてるだけであるが……(笑)。
相変わらず植え付け時に株間を空けることを学んでいないので、それぞれが成長してきてかなり窮屈な感じに。
同じピンク(色合いは違うが)なので特に色が喧嘩することもなく、仲良く咲いている。まるで手をつないで一体化しているかのようだ。
花期もほとんど同じなので、一緒に咲いている姿が楽しめる。
おわりに
ナデシコが気になっていた時期に、何となく購入したサントリーの花苗「miite(ミーテ)」。
さすがに品種改良の成果で育てやすく、ほとんど手をかけなくても株いっぱいに花を咲かせてくれる。
ネットを探索してみたが、夏越しについてはほとんど情報がない。夏越しできるようならば、また今年の秋、そして翌年の春に花を咲かせてくれるのを楽しみにしていよう。
( ↓ 隣に植えたラベル無しのナデシコの記事はこちら!)