ズボラな週末ガーデニング

多年草、宿根草を中心に、少し一年草とバラ。主に初心者向けのガーデニング情報!

こんもりとしたシルバーリーフならアサギリソウ! ふわふわの葉で癒される!


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シルバーリーフを調べていて、最も惹かれたのがこのアサギリソウであった。

ヨモギのような葉がまさに「シルバー」という感じで、繊細なイメージの葉が陽を浴びて美しく輝く姿が魅力的である。

簡単にこんもりとした草姿になってくれるので、ガーデニング初心者向きのカラーリーフ。

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アサギリソウ こんもりとしたシルバーリーフ!

 

しかし、興味を持ち出してから園芸店で探し回るも、なかなか見つからない。

学名の「アルテミシア」に引きずられて、間違えて「アルテミシア・ボイスキャッスル」という別の苗も買ってしまった(笑)。

園芸店でやっとアサギリソウを見つけたときは嬉しくて、一気に3株も買ってしまった。植える場所は買ってから考える(いつものこと)!

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アサギリソウ やっと見つけた!

 

  

アサギリソウの特徴と育て方

宿根草なので冬は地上部がなくなり、春にまた芽吹く。

3年ほど育てると株が老化してしまうらしいが、それはまだ未確認。

花言葉喝采」「慕う心」「脚光」「光」など。

鮮やかなシルバーリーフから連想される言葉なのだろうか?

花期

8月〜9月。一応花が咲くらしいが、昨年は見つけられなかった。

成長の仕方

株元から少しずつ葉が伸びてきて、気付くとこんもりとした株姿になっている。

大きさ

40〜50cmくらいのドーム型に自然にまとまる。

肥料

ほぼ何もせず。他の花のついでに発酵油かすを少々まいた程度。むしろやりすぎると大きくなりすぎるかも?

水やり

庭植えならほぼ不要。鉢植えならば土が乾いたらたっぷりと。

耐寒性・耐暑性

寒さには強い。地域にもよるが真冬には地上部がなくなったりもするが、また春になると芽吹く。

夏の過湿にはやや弱いようだが、夏越しできないほどではない。日当たりが良すぎるところよりも、半日陰くらいがよさそう。

挿し木も可能

2〜3年経つと株が老化してくるので、挿し木をすると若い姿のアサギリソウの状態を保てる。枝を切って1時間ほど水揚げをし、赤玉土に挿して乾燥しないように保つと発根する。ある程度成長したら、通常の園芸用土に植え替える。

 

植え付け、成長記録

4月上旬

苗を購入して植え付け。この時点では10cm超くらいの大きさ。

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アサギリソウ 植え付け 4月1日

 

5月上旬

順調に育ち、1ヶ月ほど後にはこんな感じになる。

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アサギリソウ 5月6日

株姿が何となくアサギリソウっぽくなってくる。

 

5月下旬

それからわずか2週間ほど後にはもうこんな立派な姿に。

一旦勢いがつくと成長はあっという間という感じ。

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アサギリソウ 5月22日

「こんもりとしたシルバーリーフ」という言葉が本当にふさわしい。

 

 

前夜の雨か朝露か、葉が弾いて水滴が乗っている。

鮮やかな花もいいが、むしろこういう姿を見ると自然の美しさを強く感じてしまう。自分だけですかね?

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水滴を弾くアサギリソウ

 

庭の植物の中でも、主張しすぎることなく、それでいてしっかりとした存在感を持って茂ってくれる(これは上写真とは別の場所の株)

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アサギリソウ 他の植物の中で


通りすがりのご近所さん(よくこの表現を使っているが、すべてが同一人物というわけではなく、わりと別の人です)から「触ってもいいですか?」と聞かれたりする。

わかりますよ、その気持ち(笑)。

 

11月上旬

秋もそろそろ後半になってきた時期でもこんな感じ。

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アサギリソウ 11月10日

 

1月

年を越した頃になるとさすがに葉も茶色になってきて、元気がなくなってきたので、株元の新しい葉を残して切り戻す。

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アサギリソウ 切り戻し後

 

3月下旬

寒いうちはゆっくりゆっくりと成長し、3月下旬にはこのくらいになる。

寒さの中でも、少しずつ成長して春を待っている感じがする。

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アサギリソウ 3月21日

 

庭の中での様子

こういうシルバーリーフ・カラーリーフは、単独で楽しむというよりも「庭全体の中でどんな感じに馴染んでいるか」が結構大事だと思うので、植えている場所の様子を昨年と今年で比較してみる。

 

昨年6月、3株中の1株の様子はこちら。

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アサギリソウと庭の一角の様子 昨年6月

まだまだ他の植物もまばらだが、その中でも独特の存在感を示してくれている。

 

これが、1年経つとこんな感じである。

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アサギリソウと庭の一角の様子 今年6月

他の植物もだいぶ成長してきているが、アサギリソウ自体も株が充実してきて、土が見えてしまいそうな場所をしっかり明るい色の葉で埋めてくれている。

真冬には地上部がなくなるものの、それ以外の雑草が生えやすい季節にはグランドカバーとしての役割も果たしてくれている。

右隣のラベンダー(スノークリスタル)と並んで、シルバーリーフの共演が美しい。庭の一角が明らかに明るくなる。

 

2020.10.07追記

アサギリソウの花を初確認!

初めてアサギリソウの花を確認することができた。

だいぶ地味めの黄色い小さな花だが、シルバーリーフの中で懸命に咲いている感じがして美しい!

アサギリソウの花 初めて確認!

アサギリソウの花 初めて確認!

 

おわりに

イングリッシュガーデン(風)の庭を飾るシルバーリーフとして迎え入れたアサギリソウ

期待通りの働きをしてくれた。

今年も庭や花壇の一角で美しいシルバーリーフが見せ続けてくれるのを楽しみにしている。

明るい黄緑の品種(アサギリソウ・オーレア)もある(園芸店で一度見かけた)ので、現在はそちらにも食指が動いているが…(笑)。

 

( ↓ 普通のアサギリソウはこちら)

 

( ↓ 鮮やかな黄緑色の品種はこちら。植えてみたい!)

 

( ↓ 巨大化するシルバーリーフ「アルテミシア・ボイスキャッスル」の記事はこちら!)