イングリッシュガーデン(風)の庭を目指しているので、(自分の勝手なイメージだが)青系、紫系、白系の花を多めにしていきたい。
だが、白や黄色、赤などの花は多いが、青や紫の花は全体的には割合が少なく感じる。ある程度ズボラに管理しても、ちゃんと毎年咲いてくれる多年草・宿根草になるとなおさらである。
このカンパニュラ・アルペンブルーはそんなワガママな希望を叶えてくれる花のうちの一つだと思う。ほぼ放置でも勝手に領域を広げて、毎年花を咲かせてくれるので初心者向き。
この花はガーデニングでたびたび参考にしているサイトで通路の脇(花壇の縁など)にたくさん咲かせている様子が紹介されているのを見て「自分の庭にも植えたい!」と園芸店に行くたびに探し続けていた。
そして、お目当ての花苗が売っているのを見つけたときは
「えっ!? ある!?」
と本当にテンションが上がった。
1年ちょっと前には全く知らなかった喜びである。
昨年1年間園芸店・ホームセンターに通って悟ったのは、花の苗はたいてい花期の1カ月前くらいにならないと出回らないんだな、ということである。
パンジーなどの1年草はともかく、多年草は花が咲いてなくてもだいたい売り場に揃っているものだと思っていた。
考えてみれば、花期の少し前くらいに温室などで開花を早めて、咲いている状態の花を実際に見てもらって売った方が売り上げも伸びるというものだし、花がなくても「もうすぐ咲くよ!」という苗の方が売れるだろう。
新しいことを始めてみると、そういう今まで考えもしなかった思考が頭に入るのもうれしいことである。
カンパニュラ・アルペンブルーの特徴と育て方
花期
5月下旬〜9月くらい(とのことだが、昨年は梅雨越し・夏越しがうまくいかず、花を楽しめたのは主に6月〜7月くらい)
花形
青〜青紫色の星形の2〜3㎝くらいの花が次から次へとたくさん咲く。アップで撮ったりすると見とれる美しさ。
冬でも常緑!
花壇の縁などに植えると冬でも地面が見えず、寂しい感じにならなくてよい(踏みつけには強くなさそうなので、人が踏む場所のグランドカバーには厳しそう)。
増やし方
地植えにしておくとこぼれ種で増える。生育旺盛で、範囲も広がる。
花がら摘み
花が多いので大変だが、程々に花がら摘みをした方が花期が長くなるらしい。
注意点
夏の高温と蒸れにやや弱いので、密集してきたら切り戻したりして風通しをよくした方がいい。
昨年の様子
4月末に3株植え付け。この頃は成長を見越して株間をあけるということをまったく理解していなかったので、すぐ隣に3株を詰めて植え付けてしまう。
5月下旬、花が咲き始め、6月上旬には満開。青紫色の星形の花が本当に美しい。
ところがその後、梅雨の湿気と気温の上昇(あと株間を詰めすぎたこと?)により、徐々に元気がなくなり、枯れ始める(下写真)。
一番左の、シロタエギクの葉の下であまり雨にやられなかった1株だけが何とか生き残った感じになったので、やはり少し高温多湿に弱いかもしれない。
右隣のスーパーアリッサムも元気をなくしている。ここ数年の夏は、園芸植物にとってもかなりきつい暑さなのかもしれない…。
しばらく様子を見たが、上記の1株以外は完全に枯れてしまった感じになったので泣く泣く撤去。その1株は何とか復活して、元気な緑の葉を見せてくれている。
昨年は見事に夏越しに失敗してしまったので、今年は何とか長く花を楽しみたいものである。春にまた青い星形の花が見られるのが楽しみである。
( ↓ アルペンブルーの商品ページです。育て方なども多少書いてあります)
カンパニュラ アルペンブルー 3号ポット苗イングリッシュガーデン 宿根草
( ↓ 圧倒的に迫力を増した2年目の記事はこちら! こんなに広がるとは…)