また地味な、それでいて定番の植物の紹介である…(笑)。
ただ、ガーデニングをしている人にとっては当たり前の植物でも、そうでない人には「なんかちょっといい感じの、ただの草」なのである(少し前の自分がそうでした)。
そういうニッチな需要を満たすことをこのブログでは目指している(笑)。
主役にならないとはいえ、特に斑入り(葉に白や薄い黄色の筋や模様が入ること)のものは自然にオシャレな風景を作るのに大変重宝する。しかも手間はほとんどかからない! 初心者向き。
ヤブランの特徴と育て方
花期
8月〜10月くらい。海ぶどう(おいしい)のような形の、紫色の花が咲く。
葉の種類
斑入りのものと、緑一色のものがある。
斑入りのものは明らかにガーデニング的に植えてあるように見えるが、緑一色の方は、知らない人が見たら雑草に見えてしまうかも?
大きさ
高さも幅も30㎝くらい。花まで入れれば高さは50cmくらいか。
水やり・肥料
庭植えなら水やりも肥料もいらない。
手入れ・管理
ほぼ一年中放置。冬になると葉がグッタリする。春に新芽が出てきたら古い葉を切ると、新芽が日を浴びてぐんぐん育つ。
植え付け、成長記録
2月
園芸店で見つけて購入。斑入りのものをチョイス。
シンボルツリーの下草として買ったが、この時点ではまだ木を植えてなかったのでひとまず花壇で育てる。
花壇に植えると、「こんな花壇の真ん中に植える植物じゃないんですけど…」という訴えが聞こえてくるかのようである(笑)。
3月
ようやくシンボルツリー(ハイノキ)を植えたので、その周辺に植え付け。やはりヤブランは、こんな風に自然に生えている感じが絵になる。
※ ちなみにシンボルツリー周りの整備の記事はこちら。
4月
新芽が出てきていたので、古い葉をバッサリ切る。気づいてなかっただけで、もしかするともっと早くから新芽は出ていたのかも?
というか、そういう風にその年の新芽が出てくることを知らなかったのである。
そこからニョキニョキと成長。下の写真、左右は1週間ほどしか経っていないのに確実に成長しているのがわかる。仕事帰りに眺めていて、目を疑うほどである。
5月
5月には葉の先も垂れて、すっかりヤブランらしい草姿になる。
シンボルツリーの根元をしっかりと飾ってくれている。
8月
8月の後半頃から花が咲いてくれた。それほど花を期待していない植物が開花すると、なんだか得した気分である。
少し遠めから撮った写真。ハイノキの根元で放射状に伸びる草姿が美しい。
まさに庭の名脇役である。
翌年2月
年を越して2月の様子。昨年同様、グッタリした感じになってくるものの、庭の彩りとしての機能はしっかり果たしていると思う。
おわりに
現在は3月上旬。たぶんもうじき新芽が出てくるのだろう。今年は見逃さず、早めに古い葉を切り戻すようにしたい。
また春の旺盛な成長が見られるのが楽しみである(あと一応花も)。