これもガーデニングをしている人には定番・常識だが、興味のない人には全く知られていない植物だろうシリーズ。
大好物の紫やピンクの穂状の花を咲かせる植物だが、花のない時期には地を這うように領域を広げて雑草も抑えてくれる「グランドカバー」としても優秀である。
あまり手間もかからす、育てやすく初心者向き。
アジュガはこの記事を書いている今(5月上旬)には既に花も終盤なのだが……。
春は次々にいろいろな花が咲いていくので、記事の作成が間に合わない(笑)。
アジュガの特徴と育て方
一般的に売られているアジュガ
「アジュガ・レプタンス」というシソ科の植物で、その中でもチョコレートチップという品種の人気が高い。常緑。
チョコレートチップの特徴
他種に比べて葉が小さめで密に茂る。アジュガは一芽に一本の花穂が咲くらしいので、芽が密集するチョコレートチップはたくさんの花穂に包まれる。
ピンク色もあるが…
青紫色の花が咲く種類が一般的だが、ピンク色の品種もある。
…が、ピンク色はなかなか売っておらず、昨年は園芸店を巡るたびにチェックしていてようやく見つけた。チョコレートチップなどはどこでも売っているが、ピンク色は素直にネットで買った方が早いと思う。
ピンクのアジュガとしては「ピンクシェル」「ピンクエルフ」「ロゼア」「ピンクライトニング」などなど。
自分が植えているのはピンクエルフとロゼアである。
花期
4月〜5月
耐寒性・耐暑性
比較的高い。半日陰でもよく育つ。夏の強い日差しには弱いので、一日中日差しが当たるような場所は避ける。
水やり
地植えでも乾燥が続くようなら適度にやった方がいいらしいが……夏の暑い時期に他の花のついでにやった程度。
肥料
植え付け時にマグァンプ。あとは何もせず。
増やし方
花後にランナー(茎)を伸ばして領域を広げていく。株分けもできるので、こんもりとしてきたら分けてしまっても良い。あまり小さい株に分けると弱るので程々の大きさで…。
昨年〜今年の成長記録
2018年12月28日
何となくネットで知ったチョコレートチップを2株購入し、植え付け。
この時点では土の改良もしていないので、建売で初めから入っていた砂漠のような土である(笑)。
本当に何も知らなかった完全初心者の頃なので、今思えば植物たちにだいぶ申し訳ないことをした。
翌2019年3月25日
枯れた古い葉のすき間から芽が出てきていたので、古い葉を取ってしまった。
少し引っ張るとすぐ抜ける。
思ったより大量に枯れた葉っぱが出てきて焦る。
翌年は枯れた葉を抜いたりはしなかったので、植え付け時にうまく根付かなかった部分が枯れたのかもしれない。
2019年3月28日
株が混み合っていたので株分けしてみた。
写真中央付近は、ちょっと小さくし過ぎてこの後弱ってしまった。
あと、花期の直前に株分けしたのも失敗だったかもしれない。
ついでに、アジュガ・マホガニーという別の種類も左右に植えてみた。
2019年4月中旬〜後半
たくさんの穂を立てて咲き誇る。やはりチョコレートチップ(写真の奥の方)は花穂の数が圧倒的に多い。
上で小さく株分けしすぎた株はだいぶ弱ったので、さらに別の株も追加している。
手前には斑入り葉のバーディガングローも植えている。
アジュガ・マホガニーやバーディガングローは、花穂の数こそチョコレートチップより少ないが、一つの花穂が大きくて見ごたえがある印象。
このまま5月中旬まで花が続き、今シーズンは終わり。
サギナを間に植え付ける
その後の変化。
アジュガの間に植えてある黄緑色の小山みたいなものは、これまた衝動買いしたサギナ(「もふリッチ」という商品名)である。
ホームセンターで見かけて鮮やかな黄緑色に目を奪われ、何となく購入。
買ったものの、植え付け場所に困り、初めはひとまず花壇で育てていたが、アジュガのすき間に植えると野原の風景のようになって変化がついて楽しいのでは…と考えてこの位置に。
しかし、苔のような見た目に反して意外と蒸れに弱いらしく、3株購入したうちの2株は消えてなくなり、現在は1株が何とか生き延びている状況。
(長くなりそうなので、ここまでが昨シーズンということで一旦切ります。続き(ピンクも加えた今シーズン)は今日の夜までに書いてアップします)
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