イングリッシュガーデン(風)の花壇にするため、後方には背が高めの植物を植え付けたい。そこで候補に挙がったうちの一つが、このサルビアネモローサ・カラドンナであった。サルビアに限らず、自分はアジュガ、ベロニカなど、穂状に咲く花が好きである。穂状の花といえば、イングリッシュガーデンにはラベンダーもよく見られるだろう。
このサルビアネモローサ・カラドンナは一旦根付けばみるみるうちに育つし、翌年も花を咲かせてくれて初心者向き。
ラベンダーについての勘違い…
恥ずかしい話だが、ガーデニングを始めるまで、ラベンダーの「花」の部分は長さ20cm〜30cmくらいあると思っていた(写真でしか見たことがなかったので、スケール感を間違っていたのである)。
実際に園芸店で花を見たり、調べてみたりするともっと花は小さくて驚いたものである(自分が知らないだけでそういう大きな花が咲く種類もあるのかもしれないが…)。
このサルビアネモローサ・カラドンナは、そんな勘違いをしていた自分にとっては、まさにイメージしていた「ラベンダー」だったのである(笑)。
サルビアで有名なのは赤い一年草のものだと思うが、それ以外にも種類がたくさんあり、このサルビアネモローサは青紫色の花が咲き、宿根性である。
自分の「イングリッシュガーデン」のイメージの中では、ラベンダーなどに代表される青系〜青紫系の穂状の花が咲いているので、この花はそのイメージにうってつけである。宿根草だと毎年買いなおさなくていいから楽だし。
購入、植え付け
というわけで3月末にこの花を知ってから早速園芸店で買い求め、植え付けた。
花が密集している雰囲気が綺麗そうだったので、3株を三角形になるように植えた(少し離れたところに2株も)。
背丈は花を合わせても1mくらいなので、もっと大きな庭ならボーダーガーデンの中段あたりの役割だろうが、この幅1mほどの花壇では最後方だろう。
半月ほどで明らかに茎を立てて伸び始める。
目を見張る成長
その後、「日に日に」とか「みるみるうちに」という言葉がまさにふさわしい勢いで伸び始める。
毎日仕事帰りに見て「あれ、こんなに大きかったっけ?」と違和感を感じるほどである。
上の写真は3日しか過ぎていないが、明らかに伸びているのがわかるだろうか。
開花!
植え付けてから1月半、5月半ばには早速青紫色の花を見せてくれた。
黒い茎に青紫が映えてとても美しい。
1カ月ほど鮮やかな花が続く
それから間もなく満開?になる。ガーデニングを始めるまでこんな植物を知らなかったので、群生している青紫色の花を眺めて幸せな気分である。
6月半ば~6月末ごろには花が落ち始める。
この花のいいところは、花が落ちた後の「ガク」も赤紫〜褐色で綺麗なことである。
その状態の写真を撮り忘れていて残念なのだが、ガクの状態を維持しておくだけでもそれなりに絵になってよい。
早めに切り戻すと秋にまた花が楽しめることもあるそうだが、切り戻すか、このままの風景を楽しむか迷ってしまう。昨年は結局切らなかったが(笑)。
花がら摘み、そして剪定
ガクがなくなってきたら花の部分を切り戻す。
花はなくても、葉が茂っているだけでも花壇の風景の一部になってくれていたので秋ごろまでそのまま放置していたが、昨年秋の強い台風で痛めつけられて株の姿が乱れてしまった。よく見ると株もとに新たな葉が出てきていたので、そこを残してその年に伸びた分は切ってしまった。
切らなくてもいいようだが、秋〜冬に茎が伸びてきてヒョロっと花芽をつけたりすることがあり、それを放置すると次の春にきれいに咲きそろわなくなったりするらしい。一年楽しませてくれたことに感謝し、11月末にはバッサリ切ってしまった。
また春に鮮やかな青紫色の花が見られるのが楽しみである。
※ さらに迫力を増して開花した2年目の記事も下にあります!よかったらそちらの記事もご覧ください!
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