花壇の整備をするにあたり、「イングリッシュガーデン」とか、「ボーダーガーデン」という言葉を知り、さほど広くない庭だが少しそれっぽくしてみたくなった。基本的には手前側から奥に向けて、徐々に植物の背を高くしていくといいらしい。
花壇の手前に植える花にほしい特徴
花壇の前面の花には、
というワガママな希望があったので、このスーパーアリッサム・フロスティーナイトを植えることにした。
普通のアリッサムは暑さに弱く夏越しが難しいようだが、これは耐暑性が高く、花期も長い。ブランド苗なので育てやすく初心者向き。
これは斑入りの品種だが、同じスーパーアリッサムにスノープリンセスという斑入りでない品種もあるようだ。
フロスティーナイトを選んだ理由
・繁茂の速度が抑えられているので、ノーメンテ気味でいけるか?
・葉が斑入りなので、花がない時期にもわりと見た目が綺麗!
(基本的に斑入りの葉が好きなのもある)
ということでこちらをチョイス。花壇の前面に植え付ける。
丈夫らしい、だが枯らす
…などと御託を並べているが、実はこの植物、一度何株か枯らしている。
初めはかなり大きくなることがわかっておらず、植えたときの見た目を重視して株間をあまり空けずに3株を近くに並べて植えてしまった(上の写真)。
それによる蒸れと風通しの悪さ、初夏からの暑さなどからか、7月末〜8月には弱々しく枯れてきてしまった。
多少は葉が残っている株もあるが、とても元気に茂っているとはいえない状況である。
茎が徒長して、下になっている葉は枯れこんできた。徒長した茎の先にだけ緑の葉が残っている状況である。
リベンジ植え付け
9月に入ってから再び2株購入し、以前より隙間を空けて植え付けた。
元の株は、明らかに枯れた感じの2株は捨ててしまったが、少し葉が残っていた1株は別の風通しがいい場所に移植した。
※移植した1株はその後そこそこ回復して、2月の今でも花を見せてくれている。
枯れかけから復活したせいか、斑入りでない葉が混じっている。
斑入りでない葉を放置すると、やがて斑入りの葉はなくなってしまうという話も聞いたが、まあせっかく復活したのでそのままにしてみることにする。
新たに植えた株は暑い夏が終わった後だからか元気に成長して、ポット苗2つで直径40〜50cmくらいまで大きくなっている(30cmくらいの植木鉢ならポット苗1株を真ん中に植え付けるだけでも、しばらくしたら立派な花鉢になるだろう)。
正直、想定よりも大きくなりすぎたので、1株で充分だったと思う。
どうも自分は、手っ取り早く見栄えよくしたいという気持ちが強すぎて、株間を空けてゆとりをもって植え付ける能力が足りないらしい(笑)。
後方のゼラニウムとのコラボもきれいである。白花なので他の花の色と喧嘩しない。
その後…。やはりコスパ抜群!
スーパーアリッサムは秋から2月の今まで途切れることなく綺麗な白花を見せ続けてくれている(花がら摘みも全然していない)。
多年草は一年の一時期しか咲かない花も多い中、かなりお得感が大きい植物だと言えるだろう。
花がない時期も斑入りの葉が綺麗だから…という理由で選んだものの、今のところ花がなかった時期は真夏の一時期だけである。
今年の夏は枯らさないよう、夏前に軽く刈り込んで風通しを良くしたりして夏越しさせてみたい。
また、耐寒性は公式サイトによるとー5℃とのことだが、強めの霜が降りたりすると枯れてしまうこともあるらしい。冬越しには、園芸用の不織布シートをかけたりした方が安全だと思われる。
…とはいえ、一年草と割り切って毎年1〜2ポット買ってしまってもコスパ抜群なので、ズボラガーデニング的にはそれでもいいのかもしれない(笑)。
( ↓ 春を迎えて、より成長した様子はこちら!)
( ↓ 菜の花のような黄色いアリッサムもあります!)
( ↓ 花の形が似ていて、色はピンクのタイム・ロンギカウリスの記事です)