なるべく1年中庭のどこかで花が咲いていてほしいと願うと、花が少なくなる冬をどのように乗り切るか、で頭を悩ます人は少なくないと思われる。
この「ギョリュウバイ」は真冬でもかわいらしい梅のような花がよく咲いてくれるし、ご近所さんからわりと「この花は何ですか?綺麗ですね」と言ってもらえる貴重な植物である。鉢植えだと中級者向けだが、地植えでは自分がほぼ放置で育てられたので初心者向き。
ギョリュウバイの特徴と育て方
花期
12月〜4月に梅のような花を咲かせる。
花色
花の色は、薄いピンクから濃いピンクまでバリエーションあり。お好みで。
成長速度
かなり速い。
花が咲いている間はあまり大きくならないが、春の終わりごろに花が終わると、どんどん成長する。
水やり
下にも書いたが、地植えならほぼ不要。鉢植えなら過湿に気を付けながら。
肥料
肥料はあまり必要ない。他の花を植えたりするとき、ついでにマグァンプを少しすき込んだ程度。
耐寒性・耐暑性
耐寒性はそこそこ強い(-5℃くらい)。寒冷地でなければ戸外OK!
耐暑性は特に問題なし。春~夏に元気に成長する。
その他
・梅とは関係ないが、ご近所さんから「これは梅の花ですか?」とたびたび聞かれ、コミュニケーションが生まれる(笑)!
・ニュージーランドの有名な蜂蜜「マヌカハニー」の原料らしい。
育てるのが難しいポイント
・水切れに弱い。
・過湿にも弱い(笑)。
・なのに葉が小さく硬いので、水やりのタイミングがわかりにくい(笑)。
難しいのは…鉢植えの場合!
上記の「難しいポイント」は、鉢植えの場合。
庭植えの場合、ほぼ水やりはせずに育ってくれる。1年目のズボラガーデナーでも、夏の暑い日が続いたときに何となくほかの植物のついでに水やりした程度で、ほぼ放置で乗り切れた。
※偉そうに書いているが、鉢植えで育てたことがないので本当に難しいのかどうかわかりません。
成長記録…成長が速い!
1年目(2019)1月~2月
植え付けたときには、既に小さな花がぽつぽつと咲いていた。後ろのコンクリートブロックと比較しても、20㎝くらいだろう(1本ひょろっと長い枝はあるが)。
ひたすら待ち続けていると、 2月にはつぼみを増やしてくれた。ピンク色の丸い粒という感じでこれも綺麗。
1年目(2019)3月下旬
3月後半には、たくさんの花が!
その後も4月くらいまで花が続き、5月にはシーズンが終わる。
1年目(2019)8月中旬
そしてそこからめきめきと成長し、8月にはこのくらい。
考えなしにいろいろ植え付けてしまったので、左のアスター、右のアサギリソウにはさまれて狭そうである。申し訳ない(笑)。
1年目(2019)12月中旬
12月にはこの姿。後ろのブロックと比較すると、背丈が3倍くらいになっているのがわかる。花も少し咲き始める。
2年目(2020)2月上旬
そして現在、2月。たくさんの花を見せてくれている。
今年も通りすがりの方から「これ何ですか?梅ですか?」とよく聞かれる(同じ人に昨年も同じように答えたような気が…(笑)。まあ他人の庭への興味はそんなもんですよね)。
おわりに
昨年はまだとても小さかったので剪定はしていないが、よく育つので風通しのためにも込み合っている枝を切る程度はしたほうがいいらしい。
花が終わった5月後半頃に実施するとのことなので、今年はチャレンジしてみよう。
冬の庭の花が少ない時期に、目を楽しませてくれて貴重な植物。何とか枯らさずに、庭の一角を飾り続けてほしいものである。
( ↓ 記事のギョリュウバイはこちらの赤花(濃いピンク)です!)
( ↓ ギョリュウバイには桃色(薄いピンク)もあります!お好みで!)
( ↓ 3年目は、さらに大きくなりました!)