4月も後半に入った頃、そろそろ夏~秋の花でも……と園芸店を物色していたところ、このインパチェンス「フィエスタ・グランデ」に出会った!
店頭で見本として咲いていた苗の素敵な花姿に一目惚れし、衝動買い。
小ぶりなバラがたくさん咲いているような花が可憐な品種である。
日当たりがそれほど良くない(半日陰の)花壇の場所が空いていたので、そこに植えるのにちょうどいい、と判断。
結果としては、春~秋の花壇をピンクの美しい花で彩ってくれて、大満足であった。
ほとんど手間もかからず、長期間バラのような花を咲かせ続けてくれる、ガーデニング初心者向けの一年草である。
インパチェンス「フィエスタ・グランデ」の特徴と育て方
インパチェンスにはニチニチソウとそっくりの一重咲きのものから、この品種のように八重咲きのものまである。
本来は多年草であるが、冬の寒さに弱いため、一年草扱いとして春から秋まで楽しむスタンスの方が気楽。鉢植えなどで上手に冬越しすれば、翌年も花を咲かせることもあるらしい。
本品種はカリフォルニアローズという別名もある、バラ咲きの品種。
一般的なインパチェンスに比べると、やや暑さに強く夏越しもしやすいらしい。
花言葉は「鮮やかな人」「強い個性」など。
「鮮やかな人」……って何(笑)?
花期
5月~10月くらい。
大きさ
株の大きさは縦横30 cmくらい。花の大きさは直径5cmくらい。
水やり
地植えならほぼ不要。鉢植えなら土が乾いたらたっぷりと。
肥料
植え付け時にマグァンプ。後は他の花のついでに発酵油かすをまいた程度。
花期が長いので、時折液肥をやると花数が増えるらしい。
耐寒性・耐暑性
冬には枯れる一年草扱いなので、耐寒性は気にしなくてよい。
夏には花が休んだりもするが、通常のインパチェンスよりは夏越ししやすいらしい。
とはいえ、基本的にはインパチェンスなので、半日陰くらいが育てやすい。
植え付け、成長記録
4月中旬
苗を購入して植え付け。
初めからつぼみがたくさんついている!
4月下旬
植え付けから10日後、最初の開花!
5月上旬
それから約1週間後、すっかり花いっぱい!
思ったよりも咲き誇るのが速くてびっくりする。
5月中旬
まだまだ咲き続ける!
6月下旬
5月の終わりくらいまで満開が続き、6月に入ると、徐々に花数が減ってきた。
その後6月下旬頃にはまた花が増えてきて……。
6月末にはまたたくさんの花が咲いた!
株が一回り大きくなったかな?
7月中旬
そのまま半月ほどの間、咲き続けてくれた。
7月下旬
その後、さすがに暑くなってきて、花数が減ってきてしまった。
後からの反省だが、公式サイトによると、このあたりで一度地上15 cmほどに刈り込み、追肥をしておくといいらしい。
(自分は気づかず、そのまま放置してしまった)
8月下旬
8月中は咲かず、緑の葉を茂らせただけだった。
9月上旬
夏に株が少し弱ったか、葉が少なくなってしまった。
葉が少ない枝は、多少葉を残しながら、いくらか切り戻してみた。
10月上旬
少し回復してきて、1輪咲いた!
11月中旬
その後は1〜2輪ずつ細々と咲く感じ。
11月の中旬に咲いたのが最後だったか?
その後、寒くなってきて元気もなくなってきたので、感謝しつつ撤去。
7月の時点で切り戻しておけば、もう少し秋の花が増えたのかもしれない。
花のアップ
最後に花のアップを。
もう、完全にバラですよね!
花の大きさは5cmくらいなので、ミニバラという感じ。
これだけの美しさの花が、手軽に楽しめてしまうのはありがたい!
おわりに
店頭で咲く見本の鉢の美しさに一目ぼれして購入したインパチェンス「フィエスタ・グランデ」。
本物のバラを育てるのはそこそこ手がかかるが、こちらは手軽にバラのような花がたくさん楽しめてお得である。
秋以降の花が少なかったが、7月くらいに切り戻しておけばもう少したくさんの花が楽しめたかも……。
他の色のバリエーションもあるようなので、来シーズンもまた購入してチャレンジしてみようか?