エキナセア・バタフライキッス…。
上が丸っこくて下に花びらが出ているこの花の形を見ていると、自分はゼルダの敵キャラ、ピーハットを思い出してしまう(笑)。
ガーデニングを始めるまで、こんな形の花があるなんて全く知らなかった。
実に個性的な形の花である。
ほとんど手間もかからず、育てるのは簡単で初心者向き。宿根草のため、植えっぱなしで毎年咲いてくれるのも嬉しい。
八重咲きというのか、中心の丸い部分もしっかり花の色が出ていて美しい。これも以前書いたアラリアサンキングと同じく、那須のコピスガーデンに行ったときに衝動買いしたもの。
中心部が茶色っぽい(花びらっぽくなっていない)種類もいいが、自分はこの品種のような全体的に綺麗な色が付いているエキナセアの方が好みである。
エキナセア・バタフライキッスの特徴と育て方
エキナセアにはたくさんの種類があり、色や形も様々。
一般的には花の中心部が茶色く球形になっていて(ウニやクリのイガのようにトゲトゲした感じ)、下のリンク画像のように周辺・下向きに花びらがチョロチョロと出ている形が多い。
※ 下のリンク、楽天からだとおぎはら植物園のサイトに飛びます。エキナセア全般についてもっと詳しく書いてあります。
ただこの品種のように八重咲き(中心部も花びらがあり、綺麗な色がついている)のものも多数存在している。育て方は八重咲きでもそうでなくてもあまり変わらない。
花期
6月〜8月くらいが最盛期。ポツポツとだが、10月くらいまで咲いていた花もあった。
他の花が休みがちな夏の暑い時期にもかなり元気に花を咲かせてくれるので貴重!
開花の様子
花の数が多い。咲き始めるとずっとたくさんの花が咲き続けてくれる。
草丈
縦横30㎝くらい。小さめにこんもりとまとまってくれる。
花がら摘み
一応、気が付いたときに花がら摘みくらいはした方が、次の花が上がってきてくれやすい(気がする)し、見映えもいい。少し枯れたくらいならば、そのままにしていてもそこそこ趣がある。
肥料
植え付け時にマグァンプを混ぜ込んだのと、他の花のついでに発酵油かすをまいた程度。
水やり
夏の暑い時期は、他の花のついでにときどきやった程度。ほとんど放置。
耐寒性・耐暑性
ともに高い。というか、何も気にしていない。地域によっては冬は地上部がほとんどなくなり、また春に芽吹く。
成長記録
植え付け(5月上旬)〜6月中旬
5月上旬に植え付け。 すくすく育ち、およそ1か月後の6月上旬には早くもつぼみを上げ始めてくれる。
少し咲いた感じになっているが、エキナセアっぽい形にはまだなっていない。
6月下旬
しっかりとしたエキナセアらしい形の花が咲き始める。
6月末にはすっかり他のつぼみも同じような形になる。
この時点では、まだ花の中心部が少し茶色っぽい。
2色見えているこの時期の姿も捨てがたい。
7月上旬
7月になると中央部の膨らみもピンク色の部分が増えてきて、周囲の花びらも含めて全体で一つのピンク色の塊のような感じになる。
最盛期は8月くらいまでだが、その後もポツポツと咲き続ける。
花が増えなくなったと感じたあたりから、花がら摘みをせずにそのまま残した。
枯れ始めて少し全体に褐色になってきても、独特な花の形から、わりと風景として悪くない。
さすがに11月末くらいには見栄えが悪くなってきたので地際の緑の葉があるところを残して切ってしまった。
おわりに
咲き始めから最盛期まで、少しずつ花の形が変わって楽しめる。
巨大化などはせずに小さくこんもりとまとまってくれるので、花壇の一角を任せるのもいいし、鉢に植えたりしてもアクセントになるのではないだろうか。
何よりも、他の花が休みがちな夏の暑い時期にも次々と元気に咲いてくれるのが貴重。
宿根草・多年草中心で、花壇に花を一年中絶やさないようにするには欠かせない植物ではないだろうか。
現在、今シーズンの花を少しずつ茂らせてきてくれている。
開花が楽しみである。