今年の家庭菜園で育てたミニトマト、キュウリに続く3つ目の野菜はピーマン!
せっかく家庭菜園で育てるので、普通のスーパー等では見かけない品種を……と思い、サントリーのグルメピーマン「若獲りライムホルン」をチョイスして育ててみた!
通常のピーマンと異なり、少し小ぶりで細長いピーマンで、苦みが少なく子供でも食べやすい。
丈夫で育てやすく、初夏から晩秋までの長い間収穫できる、家庭菜園初心者向けの野菜である。
サントリー・グルメピーマン「若穫りライムホルン」の特徴と育て方
サントリーから販売されているピーマンの苗。
初心者でも育てやすい「本気野菜」シリーズの一つ。
普通のピーマンと異なり、実は黄緑色、やや小ぶりで細長い。
苦みが少なく、子どもでも食べやすい。
植え付け
苗から植え付けるときは、通常5月~6月上旬くらい。
収穫
植え付けからおよそ40~50日ほどで収穫できる。
収穫時期は、わが家では6月中旬~11月くらいであった。
かなり収穫時期が長い。
大きさ
高さ1.5 mくらい。
幅は1株1mくらいとると余裕がありそう。
水やり
地植えならほぼ不要。プランターなら土が乾いたらたっぷりと。
肥料
植え付け時に元肥を適量(肥料の説明書き参照)。あとは実がついてきたら2週間に一度、追肥をする。
支柱
支柱は主枝に沿って1本立てた。
上部でやや広がるので、安全のために後からそれらのために追加してもいいかもしれない。
わが家では、主枝に沿って立てた支柱から長めの麻ひもで吊るすようにした。
脇芽取り・整枝
1番花の下の脇芽は落として、主枝を伸ばしていく。
その後はほとんど放置だが、生育が進んできたら茂りすぎた葉をややカットして日当たりを良くするとよさそう。
土づくり
昨年、ミニトマトを育てた場所でそのまま育てるので、本来は「土に苦土石灰や堆肥を混ぜたりした後にしばらく放置する」などの処置をすべきなのだろうが、面倒だったので下記のようにした。
1.連作障害軽減材を土に混ぜる
「ピーマンもミニトマトもナス科なので連作障害が起こるかな?」と思い、念のため連作障害軽減材を土全体にまいて混ぜ込んだ。
(昨年より少し土が減っていたので、培養土も少し追加した)
2.すぐ植えられる石灰を土に混ぜる
昨年に使ってから放置していた土のため、栄養分等が不足しているように思ったので、「まいて、すぐ植えられる!」と書いてあったカニ殻、カキ殻などが入った「すぐ植え石灰」というものも土全体にまいて混ぜ込んだ。
3.肥料を混ぜる
その後、土全体に肥料を多少混ぜ込んでおいた。
4.畝を立てる
狭い場所なのであまりちゃんとした畝は立てられないのだが……。
一応家庭菜園ということで、植える場所は周囲よりも10 cmほど高くしておいた。
畝が崩れないように、そしてその直後に植え付けを行うため、土全体にたっぷりと水やりをしておいた。
植え付け
5月上旬
苗を購入して植え付け。
初めに穴を掘り、肥料を少々入れた(土全体にも多少混ぜ込んであるが一応)。
苗をそっと入れて植え付け、たっぷり水やりをしておく。
支柱を立てる
わりとすぐ大きくなってきたので、とりあえず支柱を1本立てる。
5月中旬
支柱は立てただけでまだ利用していなかったが、思ったよりも成長が早そうなので、とりあえず麻ひもを8の字にしてくくりつけておく。
5月下旬
ふと気が付くと、花がついていた。
これより下に出る脇芽は取るが、これ以降は放任。
そして花が咲いた!
ピーマンはここから上で分枝していく。
6月上旬
花が咲いた後に実がついていた!
ここで最初の追肥。
肥料の袋が置いてある場所はミニトマト。ピーマンは見えにくいがその左側。
この時期はミニトマトの旺盛な成長に押され気味な感じ。
6月中旬
近くで咲いた他の花も、どんどん実をつけてくる。
そして6月14日、最初の収穫!
一番果を収穫したので、分枝した部分より下の葉は風通しのためにカット。
6月下旬
この時期になると、すっかりこんな大きさになっている。
写真では見えないが、ところどころで麻ひもで支柱に結びつけている。
7月上旬
今年は7月上旬に、急に猛暑のように暑くなった。
めんどくさがってマルチを張っておらず、さすがに乾燥が気になるようになってきたので、株まわりに敷きわらを敷いておいた。
7月中旬
大きくなってきた複数の実を収穫!
ここからは、順次12~13 cmくらいになった実を収穫し続ける。
8月上旬
8月に入ると、株は成長し続けているようだが、あまり実が取れなくなった。
気温が高すぎても、実が大きくなりにくいのかな?
収穫できない日が続いていたので、すっかり忘れた頃にいくつか収穫した実がこちら。
収穫が遅くなると、実が赤くなってくる。
もっと収穫せずにいると、さらに赤くなるらしい。
まるで唐辛子のように見えるので辛いのかと考えがちだが、どうやら熟した方が苦みが少なくなるらしい。
「若穫りライムホルン」の名の通り、黄緑色のうちに早めに、次々と収穫するのが基本のようだが、いくつかはこのように熟すまで待ってみてもいいかもしれない。
8月下旬
今年の猛暑はあまり長引かず、お盆過ぎくらいからわりと涼しくなってきたためか、久々にたくさん収穫!
9月中旬
隣で育てていたミニトマトやキュウリはすっかり終わってしまっているが、ピーマンはむしろここからが本番!
一週間おきくらいに10本以上収穫できる。
左の写真中にも、見えない位置で収穫しそびれてオレンジ色になったピーマンがある(笑)。
(普通に食べられます)
10月
10月になっても収穫は止まらない!
写真はすべて別の日の収穫物。
おかげで、この時期のわが家ではチンジャオロース率が爆上がりである(笑)。
11月
さすがに11月に入ると寒くなってきて、実ができるペースが遅くなってきた。
中旬に収穫したのを最後に、あとは小さい実がポツポツできたが、収穫するほどの大きさにはならなかった。
ここまでの収穫数は、140本!
小ぶりな実とはいえ、すごい量である。
苗代、肥料代を差し引いても、明らかにお得である。
おわりに
家庭菜園2年目として挑戦したサントリーのグルメピーマン「若獲りライムホルン」。
評判通り手間がかからず、想像をはるかに超える収穫量で大満足であった。
同様のシリーズの「グリーンホルン」とか、さらには他社にもいろいろな品種があるようなので、来シーズンは何を育てようか、今から楽しみにしている。
( ↓ ミニトマト、オクラ、キュウリなど、家庭菜園の栽培記録一覧はこちら)