植え付けから3年目となったスノードロップ。
特に何も世話をしていないのに、毎年冬に可憐な花を咲かせてくれてありがたい限り。
今までタイミングが合っていなかったが、今年はついに念願の「雪の中で咲くスノードロップ」を見ることができた!
一度植えたら手間いらずで毎年咲いてくれる、ガーデニング初心者向けの宿根草・多年草(球根植物)である。
スノードロップの特徴と育て方
植えっぱなしOKの球根植物で、夏~秋は地上から姿を消しており、12月~1月くらいに芽を出す。
地域にもよるが2月上旬くらいから白くて可憐な花を咲かせる。
植えっぱなしの状態で、冬で花が少なくて庭が寂しくなる時期に咲いてくれるので実にありがたい植物。
ホームセンターの園芸売り場等で、球根の状態で多く売られている。
花言葉は「希望」「慰め」など。
花期
地域によるが、わが家では1月末~2月いっぱいくらい。花期はそれほど長くないが、まだ花が少ない冬の終わりごろに咲いてくれるので、春の到来を感じさせてくれる。
大きさ
花茎まで含めて、高さ15 cmくらい。花が小さめなので、ある程度近くにまとめて植えた方が見栄えがいい。
水やり
地植えならほぼ不要。鉢植えなら土が乾いたらたっぷりと。
肥料
植え付け時にマグァンプ。あとは他の花のついでに発酵油かすをまいたことがあった程度。
花がら摘み(剪定)
花が終わった後は、花茎の根元からカット。
夏までに地上部の葉も自然になくなるが、この時期に球根に栄養を蓄えているので、葉はカットせずに残す。
耐寒性・耐暑性
耐寒性は高い。雪が降っても平気。
真夏に乾燥しすぎると弱るので、半日陰くらいの場所がいいらしい。わが家では家の東側に植えています。
( ↓ 1年目・2年目の成長記録はこちら!)
今年の成長記録
昨年(2021)3月上旬
昨年の花が終わり、花がら摘みを終えた後の姿。
葉はそのままにしておき、光合成によって翌年の開花のための栄養を蓄えてもらう。
このまま放置していても、夏ごろまでには地上部は枯れてなくなる。
昨年(2021)7月下旬
真夏の姿。
といっても地上部は全く存在していないので何もわからないが(笑)。
地面を覆っている緑色の葉っぱは、グランドカバーのセダムである。
2022年1月上旬
そのまま存在すら忘れかけたころ、年明けにふと庭を眺めていると、芽が出ているのを発見!
1月中旬
さっそくつぼみができ始める!
(周囲のセダムがすっきりしているのは、画像の左上の方にクロッカスを植えるために間引いたため)
1月下旬
つぼみがかなり増えてきたが、なかなか開花しない。
スノードロップの場合、花びらの下側がパカッと開いたところを「開花」と言うのかどうか分からないが……。
2月上旬
2月に入ってようやく開花!
閉じているときも趣があって好きだが、やはり開くとわくわくする。
毎年お決まりになっているが、下向きに咲く花を少し持ち上げて中を見てみる。
2月中旬
そして約1週間後、大雪!
「雪から顔を出して咲くスノードロップ」……。
この花を植え付けたときから、一度は見たいと思っていた姿である。
花期がほぼ2月の1ヶ月間だけなので、この時期にタイミングよく降らないと見られない。
昨年、一昨年は1月や3月には降ったのだが、2月には積もるほどの雪が降らなかったので、「ようやく出会えた!」という感じ。
大人になると雪は「通勤が大変になるな~」などと悪く考えがちだが、ガーデニングをしていると、こういう楽しみが増えるのも嬉しいことである。
2月中旬
咲き進んできて、おそらくこの時期が満開!
まだまだ庭に咲いている花は少ないので、早春のトップバッターとして頑張っている感じ。
2月下旬
咲き始めからおよそ1ヶ月が経ち、そろそろ花期の終わりが見えてきた感じか。
しおれた感じの花から順番に、花がら摘みをしていく。
今年は寒波の影響でなかなか気温が上がらないためか、例年より長く咲いている気がする。
(気温の影響か、それとも3年目で株が成長しているためかは分からないが)
3月上旬
すっかり花も終わった感じになってきたので、花がら摘みだけ済ませて葉は残す。
(写真ではまだわりと普通に咲いているように見えるが、近くで見ると終わる寸前なのが分かる)
来年また咲いてくれるための栄養をたっぷりと蓄えてほしいものだ。
3年間の比較
植え付けから3年間の、満開の様子を比較。
まずは1年目。
芽出し球根を植え付けて、その後すぐに咲いてくれた姿。
写真で確認できる限り、同時に最も多く咲いていたときの花数は4つ。
次に2年目。
同時に最も多く咲いたのは7つ。
多少花数が増えてはいるものの、全体の印象としてはそれほどは変わっていない感じ。
そして今年の3年目。
小さめのも入れると、同時に15個の花が咲いた!
1年目から毎年、ほぼ2倍、2倍である。
環境が合わないと徐々に消えていったりもするようなので、何とか現状維持程度でも咲き続けてほしいと願っていたが、嬉しい誤算である。
おわりに
植え付けから3年目を迎えたスノードロップ。
今年も他の花に先駆けて、春の訪れを告げてくれた。
手間いらずで毎年花を楽しませてくれるので、何とかこのまま咲き続けてほしいものである。
また来年の早春、可憐な白い花に出会えるのを楽しみにしている。
( ↓ 植え付けから1年目、2年目の様子の詳細はこちら!)
スズランのような白くて可憐な花、スノードロップが開花!(←1年目)
庭の片隅で春を告げる可憐な花、2年目のスノードロップが開花!(←2年目)