花壇の前面に植える宿根草、それもできれば花期が長めだと嬉しい、といういつものワガママな希望で選ばれた花の一つが、この「バーベナ・桜スター」である。
タイトルにも書いた通り、まるでピンクと白の2色のパラソルのような花が株を覆い隠すような勢いで咲き続ける。
バーベナは色や模様など種類が豊富だが、この「桜スター」は園芸店で見かけて一目で気に入ってしまった。
バーベナ・桜スターの特徴と育て方
・花苗で有名なタキイの品種。ブランド苗なので育てやすく、初心者向き。
花期
4月〜10月くらい。最盛期は6月くらいだった。
花の様子
・真夏は少し花が減る感じ。育て方によってはそうでもないのかもしれないが…。
・次々に蕾を上げてきて、1.5〜2㎝くらいのピンクと白の2色の花をたくさん咲かせてくれる。
肥料
ほかの植物のついでに、2カ月に1回くらい発酵油かすをまいた程度。後は気が向いたときに液肥をやったりしていた。
水やり
地植えならほとんど不要。夏の暑い時期は、他の花のついでにときどきやった程度。
花がら摘み
・なるべくした方がきれいに保てそう。次の花が上がってくるのも早くなる(気がする)。
・花がら摘みをマメに、早めにしていると脇芽が出てくるのか、株が大きくなる。
宿根草と一年草
・バーベナには宿根バーベナと一年草のバーベナがあるが、これは宿根性の品種。
耐寒性
宿根性とはいってもそれほど寒さに強いわけではないらしい。軒下などでないと冬越しは難しいかも。ただ、一年草と割り切ってもコスパは悪くないと思う。
バーベナ・桜スター 昨年の成長記録
4月下旬
植え付け。既にひとつ(というかひとかたまりというか)花が咲いている。
さらに蕾がたくさんスタンバイしている感じ。
たくさんのつぼみを見ると、ワクワクが止まらない(笑)。
5月下旬
約2週間後のGW中、株がピンクの花で包まれる。
6月上旬
約1か月後の様子。複数の株があるように見えるが、植えたのは1株だけである。早めに花がら摘みをしたためか、脇芽が伸びてきて広い範囲で咲いてくれた。上手に摘心?してやれば、もっとこんもりと咲くのかも。
8月
真夏の様子。暑さでちょっと元気がないかも。
株を整えるのをサボっていたこともあり、少し徒長した感じか。
長めに伸びた茎の先にいくらか咲いていて、株元の方の花が少なくなってしまった。
徒長しているのを整えようとすると、現在花が咲いているところの大部分をカットすることに…。
その方が結果としていいのかもしれないが、なかなか決心がつかない。
ガーデナーの共通のお悩みですかね?
その後
10月くらいまではポツポツと花を咲かせてくれ、その後枝先から枯れ始めたので切り戻す。
12月には何だか枯れる間際みたいな感じ。春に復活してくれることを願う。
鉢植えならば霜に当たらない場所に移したりした方がよさそうだが、地植えなのでそのまま冬越しできるか試してみた。
軒下ではないが、大きく張り出したシロタエギクの下に移したので、ほんの少しは霜よけになってくれないかと期待。
(このシロタエギクは、梅雨時にカンパニュラ・アルペンブルーを守った実績がある)
4月下旬、少し復活!
少し葉が増えてきて、ひょろっと伸びた枝の先に花が咲いた!
左のイベリス、右のアルペンブルーがだいぶ茂ってきて肩身が狭そうである。
左右の花期が終わったら、陽当たりが良くなるように少し整理しよう…。
おわりに
冬越しがうまくいけば、冬の間にしっかりと張った根で一回り大きくなってくれるかもしれない。
春に再び大きく育ってくれれば願ったり叶ったりだが、もしこのまま枯れてしまったとしても一年草と割り切れば充分楽しませてくれたと思う。
その場合は、また園芸店で見かけたらきっと買ってしまうだろうな…。それだけの魅力はある花だと思う。
タキイのバーベナは、毎年次々と新しい品種が出てきているようなので、こまめにチェックしていきたい。