昨年植えたキバナハナニラ。
購入時は単に「黄色いハナニラもあるんだなぁ」という程度でなんとなく植えたが、よく調べてみるといわゆる白や青のハナニラとは種類が違うらしい…。
キバナハナニラの特徴と育て方
ハナニラとの違い
普通のハナニラはイフェイオン属だが、キバナハナニラはノトスコルダム属という舌を噛みそうな名前。以前は同じイフェイオン属に分類されていたらしい。セロウィアナムという別名もあるようだ。
葉も、ハナニラがまさに「ニラ」みたいな感じの幅5〜8 mmくらいなのに対し、キバナハナニラは幅2〜3 mmくらいとかなり細い。花の形も少し違う。
キバナハナニラも、普通のハナニラも、ともに育てやすく、初心者向き。
花期
3月〜4月。普通のハナニラより少し早くから咲き、早めに終わる。
大きさ
縦横20cmくらい
水やり・肥料
ハナニラ同様、全く何もせず。
繁殖
球根植物なので、勝手に増える。花が終わってしばらくすると地上部がなくなって休眠し、また次の春に芽吹く。
昨年〜今年の記録
昨年(2019)3月中旬
他のハナニラとともに植え付け(赤丸部分)。
昨シーズンは購入時についていたつぼみがその後しばらく咲き、あと少し新たな花が上がってきた程度で、そのまま終わった。
その後、なんだか元気がなくなってきた。
今思えばこれは単に休眠に入ってきていただけである気もするが、このときは水はけがあまりよくない場所に植えていたのが原因と考え、周りよりも5 cmくらい高い位置に植え替えた。
その後完全に地上部がなくなる。
当時はブログを書くことなんて考えてなかったので、さすがに休眠して完全に地上部がなくなった状態の写真は撮ってません(笑)。
その後存在すら忘れていたが、秋に涼しくなってくるとまた葉が出てきた。
翌年(2020)3月中旬
そして3月11日、ふと見ると今シーズンのつぼみが開きかけているのを発見!
3月下旬
そして3月20日、花数がだいぶ増えてきた。まだ他のハナニラはほとんど開花していないので、少し花期が早いかも。
※後ろになんか人形が見えていますが、これは背後のゴールドクレストにクリスマスの飾りとして付けていたものを何となく下に置いてあるだけです。お気になさらず…(笑)。
2日後にはすっかり満開。
ゴールドクレストの手前に花を添えてくれている感じ。
このまま4月の上旬まで花が続く。
おわりに
存在すら忘れていたほどなので、全く肥料や水やりもせずに花を咲かせてくれてありがたい。
花期がそれほど長くない(咲いてるな…と思っていたら、わりと早く花が終わってしまう)ので花壇のメインには難しいかもしれない。
だが全くの手間いらずなので他の花を植えないようなところに何となく植えておくだけでも、忘れた頃に庭の片隅を賑やかにしてくれる。
ハナニラに先駆けて、毎年3月に春を告げてくれる黄色い花としていかがでしょうか。
分球して勝手に増えるらしいので、来シーズンさらに賑やかになってくれるのが楽しみである。
( ↓ 翌年の開花の様子はこちら!)