春から晩秋までの長い間、かわいらしい星形の花をたくさん咲かせるペンタス。
昨シーズンはピンク一色の品種を植えたが、今年はバイカラーのペンタス「ギャラクシー・パープルスター」を植えてみた。
派手さはないものの、その長い花期から「気づけばいつもそこで咲いている」という感じで、庭の一角を彩る名脇役といえるだろう。
ほとんど手間もかからず、長い間たくさんの花を咲かせてくれるガーデニング初心者向けの一年草である。
ペンタス「ギャラクシー・パープルスター」の特徴と育て方
鉢植えで寒い時期には室内に取り込んだりすれば冬越しもできる。
花期が春から晩秋までと長く、ときどき花がら摘みをする程度で咲き続けてくれるので初心者向け。
1.5 cmくらいの小さな花を株いっぱいに多数咲かせる。
名前の由来は星形の花を咲かせることから、ペンタゴンなどでおなじみの「ペンタ」(ギリシャ語で「pente(ペンテ)」)から。
花言葉は「希望の実現」「願い事」など。星形の花なので、星に願いをかけるところから来ているらしい。
花期
5月~11月。一年草の中でも、かなり花期が長い部類。
大きさ
縦横30 cmくらいにコンパクトにまとまる矮性品種が多く出回っている。高性で1mほどになる品種もある。
水やり
地植えならほぼ不要。鉢植えなら土が乾いたのを確認してから。
過湿に弱いので水やりのし過ぎに注意。
肥料
植え付け時にマグァンプ。あとは他の花のついでに発酵油かすをまいたことがあった程度。
ときどき液肥をやると花数が増える。
耐寒性・耐暑性
耐寒性は低い。冬には枯れる一年草扱いだが、鉢植えなら冬に室内に取り込んで寒さに当てないようにすれば冬越しも可能。
耐暑性は高い。他の花が一休みする夏の暑い時期にも花が続くので貴重。
植え付け、成長記録
7月上旬
苗を購入して植え付け。
初めから少しだけ花が咲いていたほか、今にも咲きそうなつぼみもたくさんついている。
7月中旬
早速開花し始める!
じらすようになかなか咲かないのもいいが、こうしてすぐ咲いてくれるのもありがたい。
7月下旬
そのままずっと咲き続け、8月の上旬までは安定して花が続いた。
8月上旬
まだいくらか咲いていたものの、花数が少なくなってきたので、ここらで思い切って切り戻し。
花が一段落したころに半分ほどに切り戻すと、その後、枝の数が増えて花も増えるらしい。
9月中旬
切り戻しからだいぶ回復してきて、花も咲いてきた!
9月下旬
すっかり再び満開!
切り戻して小さくなったところから、元よりも大きくなって復活する姿は、まるでサイヤ人を見ているような気になる(笑)。
10月上旬
そのまま10月に入っても、安定して咲き続ける。
11月下旬
11月も安定して咲いてくれたが、さすがに少し花数が少なくなってきたかな?
12月上旬
12月に入り花数は減ってきたが、それでもまだ少し咲いてくれている。
12月中旬
かなり寒くなってきたものの、「それでも花が続いているな……」と思って見ていたが、朝の冷え込みがきつかった日(霜が降りた)に見てみると、すっかり元気がなくなっていた。
だいぶ寒くなってきても平気そうだったのに、やっぱり春~秋の植物にとって「霜」は別格なんですね。一発で枯れます。
とはいえ、初夏からだいぶ長い間、花を楽しませてもらったので満足。感謝しつつ撤去。
花のアップ&昨年のペンタスとの比較
昨シーズンは、ピンク1色のペンタス(品種不明)を育てた。
この品種のアップの写真とともに、昨シーズンのものと比較。
1色の品種もいいが、今シーズンのようなバイカラーの品種も1株で2色楽しめてお得な感じである。
星形の花が素敵ですよね。
おわりに
昨シーズンも育てたペンタス。
今シーズンはバイカラーの品種「ギャラクシー・パープルスター」を選んだが、昨シーズン同様、初夏から晩秋(初冬)まで、長い間花壇の一角を賑わしてくれた。
ほとんど手がかからないので、初心者におすすめ。
来シーズンは赤いペンタスもいいな……などと、今から楽しみにしている。
( ↓ 昨シーズンのピンクのペンタスの成長記録はこちら!)