別記事でいわゆる普通のラナンキュラスについて書いたが、こちらは植えっぱなしOKとうたわれているラナンキュラス・ラックス。
普通のラナンキュラスは、春の終わりに球根を掘り上げて、また秋に植え直すのが一般的だが、この品種は夏でも植えっぱなしで翌年春に咲いてくれるとのこと!
実にズボラガーデニング向きの植物である(笑)。
地植えならほとんど手間もかからず、植えっぱなしで毎年花を楽しめる、ガーデニング初心者向けの多年草・宿根草である。
ラナンキュラス・ラックスの特徴と育て方
何と言っても最大の特徴は「植えっぱなしOKのラナンキュラス」であることだろう。
一般的なラナンキュラスは、春に咲いて初夏頃に地上部がなくなった後、また来シーズンも咲かせたければ球根を掘り上げて秋の涼しくなった頃に植え直すが、この「ラックス」は植えっぱなしでも毎年咲いてくれる。
高さは50~80 cmくらいになるが、茎がしっかりしているのでわりと倒れにくい。
「ラックス」とは、「ラナンキュラス」と「ワックス」から来ている名前だそうで、花びらに光が当たるとテカテカとした光沢が見られて美しい!
今回植えた「ロティス」のほか、「アリアドネ」「リュキア」など、たくさんの品種があるので、自分好みのものを探すのも楽しい。
花期
3月~5月くらい。
大きさ
50~80 cmくらい。
花壇の中段くらいがちょうどいいか。ひょろっと背が高くなるわりには、茎がしっかりしているので倒れにくい。
水やり
地植えならほぼ不要。植え付けから根付くまでは、水切れらしく気づけば葉がしなしなになることがあったので、何度か水やりをした。
鉢植えなら土が乾いたらたっぷりと。
肥料
植え付け時にマグァンプ。花が長く続くので、花期には定期的に液肥などを与えるといいらしいが……自分は他の花のついでに発酵油かすをまいたことがあった程度。
耐寒性・耐暑性
耐寒性はそこそこある(わが家では特に何もせず)が、寒い地域では霜よけや雪除けなどをした方がいいらしい。
夏は地上部がなくなり、また秋に芽吹く。
植え付け、成長記録
3月上旬
そのうち育ててみたいな……と思っていたものの、流通量が少ないためかなかなか出会えなかったが、不意に訪れた園芸店で苗が並んでいた!
どの品種にしようかかなり悩んだ後、花色が一番好みだったこの「ロティス」を購入!
水はけがいい土を好むようなので、植え穴の底に赤玉土(中粒)をいくらか入れて植え付けた。
3月下旬
初めから咲いていた一輪が枯れたので花がら摘みをして、しばらく待っていると新しい花が次々と咲き始めてきた!
植えてからしばらく天気の悪い日が続いていたが、この日は朝から晴天に恵まれたので、ようやく花びらの輝きを拝むことができた!
4月中旬
だいぶ暖かくなってきて、花数も増えてきた!
同時期に植えた普通のラナンキュラスはそろそろ元気がなくなってきていたが、こちらはまだまだ咲き続けそうな感じ!
4月下旬
まだまだ元気!
隣(右)に植えたオルレアがだいぶ育ってきたので、少し押されている感じ(笑)。
5月上旬
そろそろ花数が少なくなってきた。
これから夏にかけて地上部がなくなり、秋にはまた芽吹くらしい。
初の夏越し、無事に乗り越えてくれることを期待して植えっぱなしにする。
元気に咲いている様子
少し近い位置から、次々に開花しているときの様子。
まだバラが咲かない時期に、輝く花で花壇を明るくしてくれる。
ちょうどバラにバトンタッチする感じ。
花びらの輝き
少し花びらを反らせて、陽の光を目一杯受ける感じにしてみたところ。
本当に、どうしてこんな輝く花びらになるのだろう?
自然の神秘、そして生産者様の情熱を感じる。
おわりに
ようやく出会えて購入したラナンキュラス・ラックス。
期待通り、冬~春のまだまだ花壇が寂しい時期に、明るい花で庭を賑わしてくれて大満足であった。
普通のラナンキュラスよりも苗がやや高い(苗の大きさにもよるが2000円くらい)が、複数年楽しめること、植えっぱなしOKなことを考えると、その価値はあると思う。
これから夏越しして、また来シーズンに花を見せてくれるのを楽しみにしている。
年を経るごとに、徐々に成長して花数も増えるらしいし……。
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