冬の園芸店で、アネモネ・ポルト「極」が吸い込まれるような深い青紫色の花を咲かせているのを見つけ、衝動買い!
そもそもは、冬の花壇が寂しくなる時期に咲いてくれる宿根草・球根植物を探していて、その一つの案としてアネモネが浮上していた。
園芸店に並ぶアネモネを「赤もいいな、ピンクや白もいいな……」と眺めていたら、他の品種よりも大きく魅力的なこの青紫色の花に心を奪われ、すぐに購入を決めてしまった次第。
手入れは花がら摘み程度で、冬の寒い時期から春までの長い間咲いてくれる宿根草・多年草(球根植物)である。
アネモネ・ポルト「極」の特徴と育て方
この「極」は、通常のアネモネに比べると花が大きく、ゴージャスな雰囲気の品種。
寒いうちは少しずつ咲く感じだが、暖かくなってくると次々につぼみを上げてくる。
花言葉は「はかない恋」「恋の苦しみ」や、「見捨てられた」などのややネガティブな言葉も多い。
色によっても花言葉は違い、この品種のような紫色の場合は「あなたを信じて待つ」など。
花期
1月~5月くらい。
大きさ
株の大きさは縦横20 cmくらい。花の高さは30 cmくらいか。
水やり
地植えならほぼ不要。鉢植えなら土が乾いたらたっぷりと。
肥料
植え付け時にマグァンプ。あとはほかの花のついでに発酵油かすをまいたことがあった程度。
耐寒性・耐暑性
耐寒性は問題ない。特に何もしなくても冬の間咲き続ける。
夏までには地上部がなくなる。
夏の高温多湿には弱いので、翌年も確実に咲かせたければ掘り上げて、涼しくなってからまた植え付ける。
植え付け、成長記録
1月上旬 苗の購入、植え付け
園芸店で苗を購入。
ポットから苗を出すと、びっしりと根が回っていた。
どうしようか迷ったが、さすがにこのままだと根の成長が悪そうだったので、なるべく切らないように気をつけながら周囲を多少ほぐす。
そっと土に植えて、水をたっぷりやって植え付け完了!
1月下旬
植え付けから約2週間、初めから咲いていた1輪がそろそろ終わりそうだったのでカット。
よく見ると新しいつぼみが出てきていた。
2月下旬
歴史的な寒波によって非常に気温が低かった影響か、つぼみが大きくなるのが本当にゆっくり。
約1ヶ月後、ようやく咲いてくれた!
3月中旬
ようやく少し暖かくなってきて、複数のつぼみが咲きそうになってきた!
……苗を買ったときの花のように茎を伸ばして咲くかと思ったが、あまり背が高くならず、株に張り付いて咲く感じ。
寒いと縮こまって茎が伸びないのかな(笑)?
3月下旬
増えてきたつぼみが咲いて、賑やかな雰囲気になってきた!
少し茎も伸びてきたかな?
4月中旬
順調に咲き続ける!
3月よりも茎が長くなってきたような気がする。
5月上旬
ゴールデンウィークに入ってもまだ咲いている!
花数は減ってきたが、3月ごろに比べると茎を立てて凛とした雰囲気。
5月中旬
何とか5月中旬になるころまでは花が続いたが、さすがにこのあたりで花の終わりを迎える。
翌年も確実に咲かせたければ、このあと初夏ごろまでに掘り上げて、また涼しくなってから植え付ける。
ただ自分はズボラ栽培なので、このまま植えっぱなしにしてみようと思う。
おわりに
園芸店で鮮やかな青紫色に一目ぼれして購入したアネモネ・ポルト「極」。
期待通り、冬の寂しくなりがちな花壇を賑わしてくれて、さらに5月くらいまで長く楽しませてくれた。
植えっぱなしで来年も咲いてくれたら嬉しいが、芽が出なかったとしてもまた別の苗を購入してみようと思う。
( ↓ 「青い花」のまとめはこちら!)