昨年はいわゆる普通のプリムラジュリアンを植えたが、今年は園芸店で見かけて一目ぼれしたバラ咲きジュリアン「イチゴのミルフィーユ」という品種を植えてみた!
地植えで育てたが、冬の花が少ない時期に、庭の一角で小さなバラのような花を見せ続けてくれた。
地植えだと雨で花びらが傷みやすいが、ほとんど手間いらずで真冬に花を咲かせてくれる、ガーデニング初心者向けの一年草である。
バラ咲きジュリアン「イチゴのミルフィーユ」の特徴と育て方
冬~春の花の定番、プリムラジュリアンのブランド苗。
正式名称は、「プレミアムバラ咲きジュリアン『イチゴのミルフィーユ』」。
同じブランドのシリーズで、「マスカットのジュレ」や「ピーチフロマージュ」などのカラーバリエーションもある。
プリムラジュリアンは本来は多年草だが、夏越しが難しいのでここでは一年草扱いにしている。
鉢植えなら夏は半日陰に移動させたりして上手に管理すれば、複数年楽しむこともできる。地植えで日向だと難しいかな……?
冬の時期、花の少ないときに寒さに負けずに咲いてくれてありがたい植物。
花期
12月~4月頃。
大きさ
高さ10 cmくらい、幅は15 cmくらい。
ほぼ植えたときの大きさのまま、花を咲かせ続ける。
水やり
地植えならほぼ不要。鉢植えなら土が乾いたらたっぷりと。水は花にかけず、周りの土にやる。
肥料
植え付け時にマグァンプ。あとは他の花のついでに思い出したように液肥をやった程度。
耐寒性・耐暑性
耐寒性は高い。特に何もしなくても冬を越した。
耐暑性は、まだ夏越しを試していないのでわからないが、一般的なプリムラジュリアンは地植えだと初夏頃には暑さと蒸れで姿を消す。
花がら摘み
地植えで雨に打たれると、花びらが傷みやすい。
傷んだり枯れた花はマメに摘んでやると、下に隠れていた次のつぼみが陽に当たり、再び新しい花が開花する。
植え付け、成長記録
昨年(2020)12月
園芸店で既に咲いているのを見つけ、美しい花に一目ぼれして衝動買い、植え付け。
「イチゴのミルフィーユ」なんてメルヘンチックな名前の花を、中年男性が購入してもよいのか少し不安になる(笑)。
園芸店で売られている苗は大抵、販売のために温室などで花期が早められているため、夏越しした場合でも12月に咲くのかどうかはわからない。
今年(2021)1月中旬
初めからついていたつぼみが開花し、花数が増えてきた!
1月下旬
さらに花数が増える。
この写真は雨が降った後の様子。
花びらが濡れると傷みやすいが、何とか元気に咲いてくれている。
2月中旬
だいぶ花が増えてきて満開!
花が少なくなる時期に、小さなピンクのバラのような花を見せてくれてありがたい!
小さな花だが結構存在感があるので、寂しい冬の庭を見るたびに救われたような思いがする。
2月下旬
ふと見ると、既に咲いていた花が雨にうたれて傷んだり、枯れていることがある。
そんなときは枯れた花をカットしてやると……。
こんなふうに下に新しいつぼみがたくさん待機しているのが見える。
3月中旬
しばらくするとそれらが陽に当たって開花し、またたくさんの花を楽しませてくれる。
2月中旬に満開になったときに比べ、白っぽい花が増えているかな?
時期によるものか、肥料の量などによるものか、それともピンクだったり白かったりする品種の特性なのかは分からないが……。
4月中旬
冬から長い間咲き続けてくれたが、そろそろ花の終わりかな?
鉢植えにしたり、上手に肥料をやったりすればもう少し長く咲くのかもしれないが、地植えのズボラ栽培ではこのあたりの時期が限界か?
普通のプリムラジュリアンとの比較
いわゆる普通のプリムラジュリアンとの比較。
だいぶ花の形、花びらの重なり方が違い、この品種は実にゴージャスなバラ咲きである。
いつものことだが、これらのような様々な品種を生み出す生産者様に尊敬の念が生まれてくる……。
おわりに
園芸店で見かけて衝動買いしたバラ咲きジュリアン「イチゴのミルフィーユ」。
冬に花が少なくなる時期に、庭の一角で存在感のある美しいピンクの花を楽しませてくれた。
この場所は一応半日陰なので、そのまま植えっぱなしにして、もしかすると夏越しできないか、というのを試してみようと思う。
夏越しできなければ、また今年の冬に購入しようか?
「マスカットのジュレ」などの他の花色も気になっているので、今から秋~冬が楽しみである。
( ↓ 翌年に植えた「マスカットのジュレ」の記事はこちら!)
( ↓ 普通のプリムラジュリアンで地植えの寄せ植えをつくった記事はこちら!)