ズボラガーデニングの強い味方、植えっぱなしで勝手に増えて何年も花を咲かせてくれる宿根草の一つ、キバナハナニラ。
今年も植えっぱなしで、水やりも肥料も全くやっていないにもかかわらず、3月後半には律儀に花を咲かせてくれた!
欠点としては花期がやや短いこと、あとは手がかからなさすぎること(笑)くらいしか思いつかない。
一度植えたら毎年季節には花を楽しませてくれる、ガーデニング初心者向けの宿根草・多年草である。
キバナハナニラの特徴と育て方
いわゆる普通のハナニラ(白・ピンク・青など)の仲間かな……? と思ったら、実は黄色だけは種類が違う。
普通のハナニラはイフェイオン属だが、キバナハナニラはノトスコルダム属という分類である。花の形は似ているが、葉の形などがかなり違う。
( ↓ そのあたりの比較は過去記事に書いたので、詳しくはそちらをどうぞ。)
宿根草で、春に咲いた後は初夏頃に地上部がなくなり、また秋になって涼しくなると葉を伸ばし始める。
「キバナハナニラの花言葉」は見つからなかったが、ハナニラ全体の花言葉は「悲しい別れ」「耐える愛」など。なんだか切ない感じ。
花期
3月中旬~4月の初めくらい。
わが家では、普通のハナニラよりも少し早く咲き始め、花期の終わりも少し早い感じ。
大きさ
縦横15 cmくらい。別で植えている普通のハナニラは年を経るごとに少しずつ株が大きくなっている感じがするが、こちらは3年目でもあまり大きくならず、同じ大きさのまま毎年咲く感じ。
水やり
地植えならほぼ不要。鉢植えなら土が乾いたらたっぷりと。
肥料
植え付け時にマグァンプを混ぜたほかは、まったくやっていない。
耐寒性・耐暑性
耐寒性は高い。秋に芽吹いた後は、特に何もしなくても冬を越す。
初夏頃になると地上部がなくなるが、また秋になると葉を出してくる。
今シーズンの開花の記録
昨年(2020)8月
昨シーズンの花が終わり、しばらくは緑の葉だけを茂らせていたが、8月になるとこんな感じで地上部が枯れる。
宿根草を育てていると毎年「枯れちゃったかな……?」なんて思うのだが……(笑)。
2020年10月
涼しい秋ごろになると、ふと気づけばこんな感じで葉を出している。
パッと見た感じでは雑草みたいなので、間違えて抜かないように注意(笑)!
今年(2021)2月
そのまま少しずつ葉を増やしながら普通に冬を越し……。
3月中旬
3月中旬ごろにふと眺めてみると、開花していた!
結構不意打ちで咲く感じ。
3月下旬
そのまま咲き続け、3月後半くらいには満開。
……去年より少し、花が減ったかな?
今年は咲き終わってから、少し肥料をやっておこうか?
4月上旬
4月上旬と言っても、わが家では本当に4月の2日、3日くらいには花がなくなる。ぎりぎり4月までもつかどうか、という感じ。
花茎の根元から花がら摘みだけはしておき、しばらくは葉だけ残す。
翌年の開花のための光合成期間である。
初夏頃には地上部もなくなり、休眠に入る。
おわりに
植えっぱなしで毎年春に花を楽しませてくれるキバナハナニラ。
地植えだとほとんど何も手間がかからず、鮮やかな黄色で花壇の隅で春を告げてくれる。
花期が短めなのは残念だが、強健で育てやすいので、園芸店で見かけたら庭の空きスペースに植えておくとよいのではないだろうか。
また来年の春に、黄色い花を楽しませてくれることを楽しみにしている。
( ↓ キバナハナニラのリンクです)
( ↓ 植え付け~2年目の様子はこちら! 普通のハナニラとの比較もあります)
( ↓ 普通のハナニラの記事はこちら!)