前に紹介したミステリーレディは小さくまとまるタイプだったが、こちらはわりと大きく育つアスター。
ルビーレッド(という色もこの花で初めて知ったが)の花が株いっぱいに咲いてくれる。そして宿根!
名前もいいですね。まるで王宮のルビーのようなイメージ。
植えっぱなしOKで手間もほとんどかからず、初心者向き。
アスター・ロイヤルルビーの特徴と育て方
花言葉は色によって違うらしく、赤は花色の多さから「変化」とのこと。この品種はピンクにも見えるので一応調べてみると、「甘い夢」「淡い恋心」などと出てきた。なんだか乙女チックなイメージの花なのだなあ…。オジサンが植えていいのだろうか(笑)。
花期
9月〜10月くらい
大きさ
高さ・幅 共に40〜50cmくらい。初めの苗の状態からは考えられないほど大きくなる。
花の様子
花はミステリーレディのような八重咲きでなく、いわゆる普通のアスターの形。
水やり
地植えならほとんど不要。鉢植えならば土が乾いたらたっぷりと。
肥料
植え付け時にマグァンプ。それ以外は他の花のついでに発酵油かすをまいたことがあった程度。
耐寒性
強い。宿根なので冬には地上部の大部分がなくなる。
昨シーズンは冬に枯れ込んできてから、地際の新しい葉を残して地上部の大部分を切り戻した。
切り戻し
本当は6月くらいに半分ほど切り戻すと脇芽が出て花数が増えるらしい。昨年は忘れていた。
植え付け、成長記録
5月上旬
苗を購入して植え付け。見てわかる通り、小さくて頼りない感じの苗なので、その後大きく成長することを全く考慮に入れてなかった。
もう少し株間を空ければよかった…と後で悔やむことになる(笑)。
6月中旬
結構育ってきている。本当はこの辺で切り戻すとよかったのかな?
7月下旬
だいぶ茂ってきている。右隣のギョリュウバイの枝が苦しそうに曲がってしまった…(下の写真、赤線がギョリュウバイの曲がった枝)。
9月中旬
ついに待望の花が! 植えてからここまでなかなか長かった(4ヶ月くらい)。
ガーデニングは実に気の長い趣味であるなあ…。
9月下旬〜10月
株が花でいっぱいになる。株が無数の花で覆われる。
上手に育てると、もっと花が一斉に咲くのかもしれない。でもこのくらいでも満足。
まだ待機しているつぼみもあり、既に咲いた花と入れ替わるように咲き続けてくれた。
ルビーレッドの花が無数に咲き、顔を近づけてすぐそばで見ていると視界いっぱいに花が広がり、うっとりと幸せな気分に。
そんなことをしている姿が、通行人から不審に思われていないか少々心配だが…(笑)。
10月下旬
本当はもう少し咲きそうだが(左上部分にわずかにつぼみがある。が、咲かなかった)、昨年の強い台風で株が傷んだのか元気がなくなり、その後は花が見られなかった。
このままほとんど姿が変わらず11月を迎え、中旬には地際から新しい葉が出てきていたので、大きく茂った部分は切り戻してしまった。
おわりに
秋らしいルビーレッドの宿根アスター、ロイヤルルビー。
夏の花が終わる頃にバトンタッチするように秋の風を運んでくれた。
現在、今シーズンの葉をかなり茂らせてくれてきている!
他の宿根草では、1年目よりも2年目の方が株が充実して花数も増えた、ということが結構あった。
1年目はそれほど長く楽しめなかったので、2年目にも期待したい!
( ↓ 記事中で言及した、コンパクトに育つアスター・ミステリーレディの記事はこちら)