1年目、命からがらという感じで生き延びたカンパニュラ・アルペンブルー。
ところが2年目、想像を遥かに超える元気な姿で、花壇に一面の青い花を咲かせてくれた!
本当に「星」のような形の青い小花が無数に咲く姿は圧巻である。
やや夏の暑さと蒸れに弱いことに気を付ければ、育てやすく初心者向け(蒸れへの注意も含めると、わずかながら中級者向けといったところか?)。
カンパニュラ・アルペンブルーの特徴と育て方
3 cmくらいの青い星形の花が株いっぱいに開花。茎を長く伸ばし、花壇からもこぼれるように咲く。
花期
5月~9月(らしいが、昨年は蒸れで弱ったためか6月いっぱいくらいまでだった)
大きさ
一年目はほとんど春に植えたままの大きさ(15 cmくらい)のまま花が咲き、冬までほとんど株の大きさは変わらなかった。2年目は一気に成長し、幅80 cmくらい、高さも30 cmくらいに膨らんでいる。
常緑性、グランドカバーとしても…
耐暑性はやや弱いものの、耐寒性は高いので冬でも青々とした葉を見せてくれる。踏み圧には強くなさそうなので、踏まない場所のグランドカバーにも使えそう。
水やり
地植えならほぼ不要。むしろ夏の暑さや蒸れに少し弱いので、乾燥気味でよい。鉢植えならば土が乾いてからたっぷりと。
肥料
地植えならほぼ不要。むしろ肥料のやり過ぎに注意。鉢植えならば、花が咲いている時期に少し追肥をした方がいいらしい。
花がら摘み
マメに花がら摘みをした方がいいらしいが……花が多すぎるので面倒(笑)。自分は茎にたくさん咲いている花の大半が終わったら、茎ごと切り戻す程度。
花後の管理
何度も書いているように、夏の暑さと蒸れにやや弱いので、春の花が一段落したら切り戻したり込み合っている葉をカットしたりして、風通しをよくした方がいいらしい(自分は昨年枯れる寸前まで行きました(笑))。
こぼれ種で勝手に増えるらしい(我が家ではまだ増えていないが)。
昨年(2019)のダイジェスト
欲しいと思い立ってからなかなか見つからず。
かなり園芸店を巡り、ついに近所のホームセンターで見つけたときの「えっ!? ある!?」と思った喜びをまだ覚えている。苗が出回るのは4月後半くらいか。
夏の蒸れとか全然考えていなかったので(笑)、4月末に3株を詰めて植え付け。
その後、約1ヶ月後には、たくさんの花を咲かせてくれた。
ところが、やはり株間を詰めすぎた影響か、または夏の暑さと蒸れの影響か、株が弱ってきてしまい、右側の2株は完全に枯れる。
一番左の一株(よく見えないがシロタエギクの陰にある)だけは、張り出してきていたシロタエギクが雨や直射日光を少し防いだためか、何とか生き残った感じ。
枯れた2株は泣く泣く撤去。
涼しくなってくると少しずつ元気を取り戻し、年末には葉を茂らせてくれた。
この時点では縦横20 cmくらい。
今年(2020)の成長記録と開花
3月中旬
少し株が膨らんでくる。
耐寒性は高い。霜にも負けず、元気に育っている!
4月中旬
さらに育つ! 写真では何だか2〜3株あるようにも見えるが、全て根元の1株から出ている葉である。
4月下旬
縦に伸びてきて、何だかそそり立つ壁のようになっている。
正直言って予想外の姿である。
上から見ると何だか3株あるように見えるが、やはりこれも1株からの葉である。
横からの姿。壁みたいになっている様子が分かりやすいだろうか?
5月中旬
ついに最初の花が咲き始める!
昨年の枯れる寸前の状態から、よくここまで復活してくれた!
一度咲き始めるとどんどん開花が進み、わずか5日後にはこんな状態に!
5月下旬
開花が止まらない! 写真だと分かりにくいが、幅が1 mくらいになっていて、実際に見るとかなりの迫力である。
これがすべてポット苗1株から茎を広げているのである。
上の写真のように、遠目で小さい星がたくさん瞬いているような姿を眺めるのもいいが……
近くで見ると、青い星が陽に照らされて美しすぎる!
どこまでも続くような青い星々の姿に、うっとりしてしまう…。
我を忘れすぎて、ご近所さんから変な人だと思われないように気を遣う日々である…(笑)。
おわりに
昨年の枯れかけ状態から見事に大復活したカンパニュラ・アルペンブルー。
正直言って昨年はほとんど諦めていたので、想像を遥かに超える花姿を見せてくれて感激である。
やや暑さや蒸れに弱いことを除けば、他にはほとんど手はかからず初心者向けの植物だと思うので、花壇の前面や砂利道の脇などに植えてみるのはいかがでしょうか?
今年は花が一段落したら刈り込んで風通しをよくして、スムーズに夏越しできるようにチャレンジしてみたい。
( ↓ アルペンブルーの商品ページです。育て方なども多少書いてあります)
カンパニュラ アルペンブルー 3号ポット苗イングリッシュガーデン 宿根草
( ↓ 1年目の詳細の記事はこちら!)